英ダイマグ社と鋳造マグホイールの復刻にも乗り出すぞ!

意表を突くインテグラ仕様!! ドレミコレクションの“CB400タイプX”にハーフカウル仕様が登場だ

CB400スーパーフォアをCBX400Fルックに大変身させる外装キット「CB400タイプX」で2022年の東京モーターサイクルショーの話題を独占したドレミコレクションが、2023年の今年はハーフカウルのインテグラ仕様を公開! さらには英ダイマグ社とパートナーシップ契約を結び、同社ホイールの販売にも乗り出すという。


●文:ヤングマシン編集部(マツ) ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:ドレミコレクション

スーパーボルドールをベースにインテグラ化!

CB400スーパーフォアをベースに見事CBX400Fを復刻した、ドレミコレクションの「CB400タイプX」は、2022年の東京モーターサイクルショーのヒーローだったと言っていいだろう。発表直後から同社には問い合わせが殺到し、今では4桁に迫る予約が入っているというから驚かされる。

そのドレミコレクションが今年の東京MCショーに展示したのがこちら。ハーフカウルのCB400スーパーボルドール(SB)をベースにタイプX化し、さらにCBX400Fインテグラのフェアリングを装着した車両だ。忠実にイメージを再現する同社の手腕はこのインテグラ仕様でも冴え渡っており、違和感のない仕上がりはさすがと言うほかない。

今回は参考出品のため、フェアリングはインテグラの純正品(しかも新品!)をそのまま使うが、ラジエターを避ける膨らみなどはタイプX用に誂えたかのようにフィットしている。ドレミコレクションによれば、ユーザーの要望が多ければフェアリングを新規制作し、インテグラ仕様としての発売も検討するという。

SBはライト形状はもちろん、メーターがカウルマウントとなるなど細部がSFとは異なるため、タイプX化するならSF用のそれら一式を揃える必要がある。しかし逆にフレームには元からカウル用のステーが備わるから、SFでは難しかったフェアリングの装着は簡単。実用性という点でも優れていそうだ。

CB400スーパーボルドールのネオクラ版?! と言えそうなドレミコレクション・CB400タイプXインテグラ。魅力的な‘80sなルックはもちろん、防風性能も高そうで快適性も侮れなさそうだ。

メーターはスーパーボルドール用をカウルマウントのまま使用。インテグラ純正カウルを支持するステーはワンオフだ。CBX400Fを模したトップブリッヂ上のヒューズカバーと、セパレートのアップハンドルが泣かせる!!

現代車にはない温かみのある表情や、独特な車名の書体なども’80年代車の魅力。この角度ではCB400SBとは全く分からない。

1982年に発売されたCBX400Fインテグラは日本初のフェアリング標準装着車両。オートキャンセルウインカーも日本初採用だった。

皆が憧れた“ダイマグ鋳造ホイール”の復刻にも動く

さらにドレミコレクションは、この東京モーターサイクルショーで英ダイマグ社とパートナーシップ契約を結んだことも発表。今後は同社製ホイールの販売のほか、カワサキの市販レーサー・Z1000S1などに標準装備され、30年ほど前のカスタムシーンでも絶大な人気を誇っていた3本スポークのマグネシウム鋳造ホイールの復刻にも乗り出すという。

その協力関係を示すかのように、ドレミコレクションが展示した車両のうち、5台はダイマグ製ホイールで足元を固めていた(タイヤも同様に協力体制を結んだピレリで統一)。往年の名車を復刻する外装だけでなく、それらによりリアルなディテールを与えるためのパーツまでも復刻する。ドレミのこだわりはまさにとどまるところを知らない!

’90年代のカスタムシーンを知る者には何とも懐かしいダイマグ3本スポーク(外観は当時のままだが、製法は鍛造アルミにアップデートされている)。ドレミ扱いのダイマグはロゴも旧書体を復活させるとのことで、リムにはこれも懐かしいロゴが貼られていた。スポークのロゴと比較してほしい。

ゼファー400ベースのFXスタイルには7本スポーク、Z900RSベースのローソンスタイルには3本スポークと、ドレミブースの車両はその多くがダイマグ製ホイールを履いていた。

ダイマグ社のTom de Lange CEO(左)は東京MCショーを機に初来日し、ドレミコレクションの武浩社長(右)とパートナー契約を締結。ラインナップになかった機種の設定などにも踏み込む。

オマケ。元ミニスカポリス・福山理子姉さんに捕獲された本誌レポーター・ミヤケンが、ドレミ東京の名物店長・藤野さんとのトークショーに引っ張り出されるの図。ミヤケンと理子さんは昔からの友人なのだそう。

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