〈妄想〉YZF-R7 SPのカラーリングは中須賀号に使われる!?
さて、ここからは点と点をつないだ、ヤングマシン的な妄想話も少々してみたい。このオフ会で再披露されたYZF-R7 SPは、そもそも昨秋のヤマハモーターサイクルデー2022でお披露目され“発売されたら買いたい?”などと思わせぶりな意見を募っていた車両。このイベントでは、スパ西浦モーターパークでR7 SPをバリバリ走らせる中須賀克行選手のPVも流されていた。
つまり、R7と中須賀選手は何がしかのリレーションがありそうだ…と当時からヤングマシンは睨んでいたのだが、共創第二弾のレーシングスーツを見てピンと来た。このツナギに使われている深いブルーは、全日本ではヤマハのワークスライダーしか使えないカラーだと、筆者は以前に聞いたことがある。こりゃあ…ヤングマシン的には真っクロですよ!(笑)
我々が妄想の限りを尽くしたストーリーとしては、このYZF-R7 SPのカラーリングは、そっくりそのまま今年の全日本を走るワークスYZF-R1、つまり中須賀選手のマシンに採用される。そして、それと同じカラーのR7用外装が、ヤマハの純正オプションパーツとして設定されるのではないだろうか…?
となれば現状では“モーターサイクルショーで展示予定のデザインスタディ”という触れ込みでR7ユーザーから意見を募っているレーシングスーツやヘルメットも、我々に言わせれば“当然売るんでしょ?”ということになる(笑)。共創企画というからにはそこまでの展開を期待したいし、逆に言えば、そこまでやれば感動創造以外の何者でもないだろう。
クレームや炎上などの可能性も考えられる小規模なユーザーコミュニティを、ヤマハほどの大企業が運営するのは様々な困難もあるはずだが、メーカーは“お客さんが欲しい物を作る”のが仕事と考えれば、とても意義深い取り組みだと感じる。現時点ではR7に限定して活動しているヤマハモーターラボが今後、より大きな取り組みとなっていくことにも期待したい。
期待しちゃいますよ、ヤマハさん!
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
POP吉村の孫が始める新しいプロジェクト よく知られているように、ヨシムラとスズキのパートナーシップは現在も強固なものだが、アメリカにおいては少し様子が異なる。2019年にアライアンスを解消し、現地で[…]
メーカーだからできる、ヤマハだから見せてくれる またがり車両が置かれ、用品やパーツメーカーのブースがあり、ケータリングの屋台が並ぶ。このへんは数多あるバイクイベントと変わりないのだが「さすがメーカー主[…]
2009年3月4日に、東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授(以下川島教授)によって、世界初となる「二輪乗車と脳の活性化の関係」の実験結果(第一回目)が発表された。 東京の発表会場にはバイク関連メディア[…]
看板のないビル6階、扉を開くと屋上空間が出迎えてくれる シンイチロウ アラカワの新しいアトリエ兼ショップに、私はすぐに辿り着けなかった。ビル前に看板もなかったため、気づかずに一度素通りしていたのだ。 […]
世界共通の目標設定で大きく変化しているジェンダー平等 昨今SDGsが取り上げられ、さまざまな企業やプロジェクトで目にすることが増えた。2015年に国連サミットで採択された「Sustainable De[…]
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
鈴鹿8耐ヤマハブース、歴代マシンと最新鋭機が共演! 2025年に創立70周年の節目を迎えたヤマハが、6年ぶりに鈴鹿8耐にファクトリー参戦を果たし、会場は大いに盛り上がった。ヤマハブースでは、今年の8耐[…]
本格オフロードモデルDT系を原付のちょうど良いサイズでリリース! ヤマハは1968年、250ccの大きな排気量で初のオフロード用2ストローク単気筒エンジンを搭載した画期的なDT1をリリース、以来125[…]
最短2日間で修了可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除い[…]
ワールドスーパーバイク選手権で6度の世界王者に輝いた北アイルランド人 ジョナサン・レイがついに引退へ──。 2024年にカワサキからヤマハへと移籍したジョナサン・レイが、2025年シーズン終了をもって[…]
125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり[…]
最新の関連記事(YZF-R7)
“スキニープロポーション”が際立つスリムなデザイン YZF-R7を前にして改めて驚かされるのは、そのスリムなプロポーションだ。同じエンジンとメインフレーム(フレームの違いについては後述)を共用するMT[…]
グラフィック変更のブルー、完全新色のダークグレーの2本立て ヤマハがYZF-R7の国内2025年モデルを発表した。すでに北米などで発表されていたニューカラーで、前年の3色ラインナップから2色に統合され[…]
グラフィック変更のブルー、完全新色のダークグレーの2本立て ヤマハがYZF-R7の国内2025年モデルを発表した。すでに北米などで発表されていたニューカラーで、前年の3色ラインナップから2色に統合され[…]
1位:ヤマハが新フラッグシップ「YZF-R9」を正式発表 ヤマハは欧州と北米でYZF-R9を発表した。専用にセットアップされたサスペンションやブレンボ製キャリパーを標準装備。R6を上回る空力性能を有し[…]
最小クラスのRシリーズも元気いっぱい! 欧州では新型モデルの「R9」「R3」と同時に2025年型の「R125(日本名:YZF-R125)」、そして北米では「YZF-R7」が発表された。これらはニューカ[…]
人気記事ランキング(全体)
新たな時代の「角Z」:スタイルと操案の狭間で揺れたZ1-Rの人気 Z1からZ1000までリファインを重ねて完成度を高めた“丸Z”だが、1970年代後半にはスズキのGS750/1000のようなライバル車[…]
取り付けから録画までスマートすぎるドライブレコーダー ドライブレコーダーを取り付ける際、ネックになるのが電源確保のための配線作業だ。バイクへの取り付けともなると、専門知識や工具、あるいは高めの工賃が必[…]
2ストGPマシン開発を決断、その僅か9ヶ月後にプロトは走り出した! ホンダは1967年に50cc、125cc、250cc、350cc、そして500ccクラスの5クラスでメーカータイトル全制覇の後、FI[…]
3つの冷却プレートで最大-25℃を実現 2025年最新モデルの「ペルチェベスト」は、半導体冷却システムを採用し、背中に冷たい缶ジュースを当てたような感覚をわずか1秒で体感できる画期的なウェアです。小型[…]
フレームまで変わるモデルチェンジ、かつリヤキャリアを新装備してたったの+6600円 スズキは、グローバルで先行発表されていた新型「アドレス125」の国内導入を正式発表。基本スタイリングは継承しながら、[…]
最新の投稿記事(全体)
ライムグリーンのローソン・レプリカが人気を独占 カワサキはZ1からZ1000Mk.IIまで進化を重ねたが、1980年代に入ると大排気量スポーツのライバル車が台頭。そこでZ1系のエンジンとシャシーを刷新[…]
鈴鹿8耐ヤマハブース、歴代マシンと最新鋭機が共演! 2025年に創立70周年の節目を迎えたヤマハが、6年ぶりに鈴鹿8耐にファクトリー参戦を果たし、会場は大いに盛り上がった。ヤマハブースでは、今年の8耐[…]
世界中のビルダーがボンネビルをカスタム 今回開催されたバイクカスタムの世界規模コンペティションには、世界各地から8チームが参加。その中からファイナリストに選出されたのは、ブラジル、フランス、イタリア、[…]
KOMINE プロテクトフルメッシュジャケット ネオ JK-1623 フルメッシュで残暑厳しい秋口のツーリングでも快適さを保つジャケット。胸部・肩・肘・背中にプロテクターを標準装備し、高い安全性も両立[…]
71カ国で認められた気鋭のバイクブランド ゾンテスは、2003年に中国・広東省で設立された「広東大洋オートバイ科技有限公司」が展開するブランドだ。彼らは総投資額26億人民元、従業員3600名という巨大[…]