スズキは、ロングストローク設定の空冷154cc単気筒エンジンを搭載し、前後17インチホイールを履く軽二輪ネイキッドスポーツモデル「ジクサー(150)」に新色を設定し、2023年モデルとして1月27日に発売する。新たに令和2年排出ガス規制に適合し、価格は3万3000円上昇した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:スズキ
燃費は51→50km/Lに……だけど相変わらずの航続距離が期待できそう!
スズキは、2017年に初代モデル登場、2020年に現行デザインへとモデルチェンジを受けた「ジクサー(150)」の2023年モデルを発表した。新たにエンジンは令和2年排出ガス規制に適合し、カラーラインナップが一新されている。
2020年のモデルチェンジでは、フェアリングを車体中心に向けてコンパクトに凝縮させ、ボリュームのあるタンクとスリムな2分割シートによりメリハリのあるデザインとし、ヘッドライトやテールランプはLEDを採用。カウルと一体化させたグラブバーやスイングアームマウントリヤフェンダーなどにより、リヤまわりもコンパクトなスタイリングを実現した。
エンジンはフリクション低減や燃焼効率向上を図ることで低速から力強い加速性能を誇る、154ccの4ストローク空冷単気筒SOHC2バルブエンジンを採用。これをコンパクトなフレームに搭載することで、装備重量139kgという驚異的軽さを実現している。また、リヤのみだがラジアルタイヤを装着していることも見逃せない。
ジクサーの素性の良いエンジンはモンスター級の低燃費で知られ、従来型は51.0km/LというWMTCモード燃費から想定される612kmを軽々と上回る航続距離が多くのユーザーやメディアから報告されている。
新型はスペックにわずかな変更があり、最高出力は14ps/8000rpm→13ps/8000rpmへ、WMTCモード燃費は50km/Lとなっているが、引き続き燃費モンスターぶりが期待できそうだ。
また、価格は3万3000円上昇したとはいえ、38万5000円と40万円を大きく切っており、抜群のコスパも相変わらず。発売日は2023年1月27日に発売される。
SUZUKI GIXXER[2023 model]
車名 | ジクサー |
認定番号/型式 | Ⅱ-379 / 8BK-ED131 |
全長×全幅×全高 | 2020×800×1035mm |
軸距 | 1335mm |
最低地上高 | 160mm |
シート高 | 795mm |
キャスター/トレール | 24°50′/100mm |
装備重量 | 139kg |
エンジン型式 | 空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ |
総排気量 | 154cc |
内径×行程 | 56.0×62.9mm |
圧縮比 | 9.8:1 |
最高出力 | 13ps/8000rpm |
最大トルク | 1.3kg-m/5750rpm |
変速機 | 常時噛合式5段リターン |
燃料タンク容量 | 12L |
WMTCモード燃費 | 50.0km/L(クラス2、サブクラス2-1、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 100/80-17 |
タイヤサイズ後 | 140/60R17 |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク(ABS) |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 38万5000円 |
発売日 | 2023年1月27日 |
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