スズキは、本日11月13日に開催中のVストロームミーティングにおいて、今春海外発表の軽二輪250cc「VストロームSX」、グローバルで発表したばかりの「Vストローム800DE」「Vストローム1050DE」をサプライズ展示。すべて日本で発売予定だという!
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●写真:ヤングマシン編集部(マツ) ●外部リンク:スズキ
1050と800は間もなく、油冷単気筒のVストロームSXは2023年夏だ!
スズキから嬉しいサプライズ! 本日11月13日にスズキ本社(静岡県浜松市)で開催中のVストロームミーティングにおいて、EICMAで発表されたばかりの「Vストローム800DE」、9月に発表された「Vストローム1050DE」、そして今春4月にインドで、10月28日にはフィリピンで発売決定が発表された「VストロームSX」を予告なしに展示。会場で行われたトークショーでは、すべてのVストロームファミリーを日本へ導入することが明らかになったのだ。
発売時期順に追っていこう。開発者トークショーで明かされたところによれば、まずは近々にVストローム1050DEおよび前輪19インチモデルのVストローム1050を国内正式発表し、それに続いてVストローム800DEということになりそう。ニュアンス的には年内にもといった雰囲気があり、想像以上にスピーディな導入だ。
VストロームSXについては2023年の梅雨時期かそれ以降とのことなので、“2023年夏頃”という表現が適当だろう。フィリピンでは車名がVストローム250SXとなっており、日本名がどちらになるかは不明。価格は海外の販売価格等から推測するに、ジクサー250からひと桁万円増と見るのが妥当だろうか? ズバリ、予想価格は50万円台前半だ!
展示車両はすでに日本仕様?
Vストローム1050DEおよびVストローム800DEについては、貼付されていたコーションラベルが日本であったことから、すでに日本仕様の生産モデルかそれに準ずる量産試作車と見てよさそうだ。
VストロームSXについてはコーションラベルがなく、インド仕様かフィリピン仕様と見られる。こちらについては導入時期まで間があるため、今後の動向に注目していきたい。
並列2気筒の250も生き残り決定!
もうひとつ朗報がある。並列2気筒エンジンのVストローム250も令和2年排出ガス規制に適合して継続されるというのだ。当然ながら、兄弟車のGSX250Rも同様のアップデートを受けて継続される。いずれも非常に扱いやすく、スペックに表れないスズキの良心が詰め込まれた2車だけに、ホッと胸をなでおろすファンも多いのでは?
こちらの導入時期は詳しいことが語られなかったが、ヤンマシ予想では早ければ2023年初春と見た。いかがでしょう、スズキさん?
なお、すでに令和2年排出ガス規制に適合しているVストローム650/XTについても、800DEとの棲み分けが気になるところではあるが、当面は継続されることになりそうだ。
SUZUKI V-STROM SX[2023 model]
主要諸元■全長2180 全幅880 全高1355 最低地上高205 軸距1440 シート高835(各mm) 車重167kg(装備)■油冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 249cc 26.5ps/9300rpm 2.26kg-m/7300rpm 変速機6段 燃料タンク容量12L■キャスター27度/トレール97mm タイヤサイズF=100/90-19 R=140/70-17 ●参考現地価格:21万1600ルピー ●色:黄、黒、赤 ※諸元等は全てインド仕様
SUZUKI V-STROM 800DE[2023 EU model]
主要諸元■全長2345 全幅975 全高1310 軸距1570 最低地上高220 シート高855(各mm) 車重230kg ■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 776cc 84.3ps/8500rpm 7.95kg-m/6800rpm 変速機6段 燃料タンク容量20L ■キャスター28°/トレール144mm ブレーキF=φ310mmdaburuディスク+2ポットキャリパー R=φ260mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=90/90-21 R=150/70-17 ※諸元は欧州仕様
SUZUKI V-STROM 1050 DE[2023 model]
主要諸元■全長2390 全幅960 全高1505 軸距1595 最低地上高195 シート高880(各mm) 車重252kg■水冷4ストロークV型2気筒DOHC4バルブ 1037cc 出力未発表 変速機6段 燃料タンク容量20L■キャスター/トレール=27°30′/126mm タイヤサイズF=90/90-21 R=150/70R17 ※諸元は海外発表値
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