マクドナルドや日本郵便などが配達業務に使用する「AA-cargo(カーゴ)」で知られる電動バイクメーカー・aidea(アイディア)から、新型の電動ビジネスバイク「AA-wiz(ウィズ)」が登場した。AAカーゴは後2輪の3輪なのに対し、AAウィズは2輪とされ、さらに一充電あたり最大123kmという航続距離を実現した点が特徴だ。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:アイディア
軽量化で航続距離を大幅改善!
大手企業が続々と導入している電動3輪ビジネスバイク・AAカーゴ。メーカーのアイディア社は今年1月に国土交通省の型式認定を取得、日本第5のバイクメーカーとして認定されるなど、電動バイク業界において急速に存在感を高めている。
そのアイディアから2輪の電動ビジネスバイク「AAウィズ」が登場した。最大の特徴は1充電で最大123km(30km/h定地走行時)という航続距離の長さだ。大容量リチウムイオンバッテリーやリヤのインホイールモーターはAAカーゴα4(原付1種/バッテリー容量3.85kWh/航続距離89km)と共通だが、屋根がないことや2輪化による約80kgの軽量化により、AAカーゴα4で89kmだった最大航続距離を34kmも伸ばすことに成功しているという。
前後に大きな荷物スペースを備えながらもスタイリッシュなデザインは、AAカーゴ同様、イタリア人デザイナーのクラウディオ・ザンキーニ氏が手掛けたもので、特徴的な角型ヘッドライトや小ぶりなスクリーンなど、ビジネスバイクながら使う楽しさも持ち合わせている。
装備や機能面もAAカーゴを踏襲しており、前後ディスクのコンビブレーキや、家庭用200V/100Vに加え、4輪用充電施設も利用できる充電方式、フルLEDの灯火類や大型液晶メーター、2つ備わるUSBポートなどを採用。神奈川県のアイディア自社工場で生産されるのも同様だ。
AAウィズは原付一種版のアルファ、原付二種版のベータがラインナップされ、それぞれに標準仕様と、フロントバスケットやリヤキャリア、フットブレーキを装備する新聞配達用の「AAウィズ プロ」を設定。価格はアルファ/ベータともに52万8000円で、プロは1万1000円高。発売は2023年の春を予定しているという。
■アイディア・AAウィズ主要諸元
※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
型式認定取得によって国と都の補助金対象に AAカーゴは、リチウムイオン48Vバッテリーをエネルギー源として、ブラシレスDCモーターを駆動させる電動3輪車だ。構造は前1輪/後ろ2輪で、軽快なハンドリング[…]
NTT東日本が設備保全用車両にアイディアのAAカーゴを導入 アイディアではこれまでにDHL、日本マクドナルド、日本郵便、CoCo壱番屋などにデリバリー業務用としてAAカーゴを納入してきた。AAカーゴは[…]
大転倒シーンも!? 赤坂屈指の急坂に電動3輪バイク『AAカーゴ』が挑む! 2019年の東京モーターショーでベールを脱いだアイディアは、日本第5のバイクメーカーを目指す新しいモビリティブランドだ。次世代[…]
ホンダ二輪のカーボンニュートラルに向けた第一歩 今年の9月にホンダは「2025年までに全世界に10車種以上の電動二輪車を投入する」と発表したが、ホンダEM1 e:はその皮切りとなる電動スクーターで、同[…]
設定盛りすぎ!? 3輪&ハイブリッド全駆のTW200「TMW」 見てのとおり、TW200にヤマハ独自のフロント2輪機構「LMW(リーニング・マルチ・ホイール)」をドッキングさせた車両。製作はヤマハ実験[…]
最新の記事
- 【2024年11月版】150~250cc軽二輪スクーター 国内メーカーおすすめ7選! 125ccの双子モデルからフルサイズまで
- SHOEIがシステムヘルメットのド定番モデル「ネオテック3」に新グラフィック「ANTHEM」を発表!
- SHOEIが「Z-8 YAGYO」を発表! 百鬼夜行をイメージしたバイクパーツ妖怪が目印だ!!
- 【SCOOP!】ついに「GB500」登場へ?! ホンダが海外で商標を出願!
- 【動画】白バイ直伝! 究極の安全ライテク[令和ver.] #8:8の字走行を極めよう!
- 1
- 2