11月8日からイタリア・ミラノで始まったEICMA(ミラノショー)にて、ホンダは電動スクーター「EM1 e:」を発表した。街中での走行や通勤通学を効率よく静かに、クリーンにこなせる若者向けモビリティという位置づけで、ホンダが初めてヨーロッパで発売する電動二輪車となる。
●文:ヤングマシン編集部
ホンダ二輪のカーボンニュートラルに向けた第一歩
今年の9月にホンダは「2025年までに全世界に10車種以上の電動二輪車を投入する」と発表したが、ホンダEM1 e:はその皮切りとなる電動スクーターで、同社がヨーロッパに投入する初めての電動二輪車。ホンダが掲げる「2040年代に全てのモーターサイクル・ラインナップをカーボンニュートラル化する」という目標への第一歩だ。
「EM」は「Electric Moped」の略で、ターゲットは手軽で楽しい交通手段を求める若いライダーたちとホンダは説明する。コンパクトな車体にスッキリしたデザイン、またがりやすいフラットなフロアなどがその特徴と言えよう。近距離移動や通勤通学を手軽に楽しく、かつ効率よく静かにクリーンにこなせるモビリティという位置づけだ。
バッテリーは交換式の「ホンダモバイルパワーパックe:」を1個搭載。航続距離は40km以上、最高速度は45km/hと発表されている。欧州での発売予定は2023年夏で、日本導入に関しての正式コメントはまだないものの、ホンダ初のパーソナル(個人)向け電動バイクとして、導入の可能性は高いと思われる。
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