ホンダはタイで、都会派SUVスクーター・ADV150の後継モデルにあたる新型車「ADV160」を発表した。7月のインドネシアに続く発表で、いよいよ日本への導入も見えてきた?!
シート高は-15mmで、スマートキー/USB電源ソケット/タコメーター/トラコンなどを追加
ホンダの軽二輪SUVスクーター「ADV150」は日本でも2020年に発売され、受注限定カラーが追加されたほかには変更がなく販売されてきたが、この10月をもって継続生産できなくなることから従来型の受注を終了。インドネシアで先行発表され、次いでタイに登場した後継機種のADV160が、これに続き日本にも導入されるのは既定路線と見ていいだろう。兄弟モデルのPCX150も全面刷新でPCX160に進化しており、こちらはすでに日本でも発売済みだ。
新型スクーター「ADV160」の最大の目玉は、ホンダセレクタブルトルクコントロール(トラコンに相当)を備えた新設計の水冷4バルブ『eSP+』エンジンをPCX160に続いて搭載したことだろう。フレームもPCX160と同じく新型のはず。スタイリングもADV150のコンセプトは踏襲しながら、欧州などで発表済みのADV350のようなスッキリとしたボディラインへと更新されている。
スマートキーやテーパードハンドルバーを引き続き採用するほか、USB充電ソケットや新型デジタルメーターなども明らかに。このほか、シート高は795→780mmと低くなって足着き性が向上している。
PCX160がフレームや懸架方式の変更でモーターサイクルを思わせるハンドリングと接地感を手にしたことを思えば、好バランスだったADV150が、ADV160になることでさらなる自在な走りを獲得していることは想像に難くない。
タイにおけるADV160の価格は9万9900バーツ(日本円換算約38万6000円/10月14日現在)。タイ仕様のADV150からは1400バーツ(約5400円)の値上がりとなっているが、最近の円安傾向から日本仕様が登場する際にはもう少し(2~3万円?)上がり幅が大きいことが推察する。日本仕様の現行ADV150が45万1000円であることから、新型ADV160は47万5000円前後で登場すると予想しておきたい。その時期はズバリ今秋中だ!
ちなみに、タイでは新型フォルツァ(350)も登場したばかりで、国内ホンダがSNSで導入をほのめかしている。こちらも併せて続報をお待ちしてますよ、ホンダさん!
HONDA ADV160[2023 Thai model]
主要諸元■全長1950 全幅763 全高1270 軸距1324 最低地上高165 シート高780(各mm) 車重133kg■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 156.93cc 出力未発表 無段変速 燃料タンク容量8.1L■タイヤサイズF=110/80-14 R=130/70-13 ●タイ参考価格:9万9990バーツ ●色:赤、黒、灰 ※諸元などはすべてタイ仕様
【動画】ALL NEW ADV160 challenges the city road with a new perspective, SUV bike style.
※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
USB電源ソケット、タコメーター、トラコンも追加 ホンダの軽二輪SUVスクーター「ADV150」は2020年に発売され、受注限定カラーが追加されたほかは変更なく現在まで販売されている。その間にベースモ[…]
キリリとしたアイブロウは往年のビッグスクーターの装い? ホンダが「フォルツァ」のモデルチェンジを発表した。といってもタイの350版の話だが、共通の車体を持つ国内250ccモデルも同様のモデルチェンジを[…]
330ccのeSP+搭載、セレクタブルトルクコントロールは標準装備 シティスクーターらしい洗練されたスタイリングと、アドベンチャーモデルのエッセンスを高次元で融合させ人気となっているADVシリーズ。 […]
ホンダは、7月6日にコロナ禍によるロックダウン、世界的な海上輸送・港湾の混雑、半導体供給不足などの複合的な要因から製品・部品入荷や物流の遅延が継続・長期化しており、生産・海外からの入荷見通しが依然とし[…]
2018年から断トツの登録台数を誇る軽二輪ボバー ホンダは、“豪華さを追求しないこと”でシンプルなスタイリングとし、軽量で取り回しに優れる軽二輪クルーザーモデル「Rebel 250」「Rebel 25[…]
最新の記事
- なんと電動過給のV型3気筒エンジン!! ホンダが全く新しい内燃機関搭載コンセプトモデルを世界初公開!
- 空飛ぶノミ?! ロイヤルエンフィールドが新しい電動バイクブランド「FLYING FLEA」をローンチ
- ヤマハ「MT-09」「MT-03」「MT-125」「MT-10」の2025年モデルが一挙登場! MT-03/MT125はコネクティビティ強化
- “半ヘル”をかぶっていいのは、どの排気量のバイクまで?【お手軽だけど安全性は…】
- ミッドナイトスペシャル再来! ヤマハ「XSR900」ブラック×ゴールドの2025年モデルが登場
- 1
- 2