
全国に5店舗を展開する絶版車専門店・ウエマツが、1992年の創業から今年で30周年を迎えた。これを記念し、去る10月10日にヒルトン東京にて記念パーティーが開催された。各方面から招かれた様々な関係者をもてなすべく、植松忠雄社長が自らホスト役を務め、数々の催しで大いに盛り上がった!
●文/写真:編集部 ●外部リンク:ZEPPAN UEMATSU
1992年の創業以来、事業拡大を続けて30年
1000台を超える絶版車の在庫を誇り、映画「ホットロード」や「GTO」などの車両協力も行うなど、名実ともに日本最大の絶版車専門店がウエマツだ。現在は東京・八王子の東京本社を筆頭に、ウエマツ東海/ウエマツ関西/ウエマツ九州、そして今年3月にオープンしたウエマツ東北と全国に5店舗を展開している。
そんなウエマツは、元々は家業が鉄工所だったという植松忠雄氏が、1992年に東京都日野市で数名のスタッフと立ち上げたのがスタート。「昔の憧れだった絶版車に最高の整備を施し、保証を付けてお客様に提供したい」という企業ポリシーと、「やるからには日本一を目指す」という植松氏の熱意を両輪として、数多の紆余曲折は経ながらも事業を拡大し続けてきた。
そんなウエマツの30周年記念パーティーが開催されたのは、東京・新宿のヒルトン東京。高級ホテルの広い宴会場には映画「GTO」のカワサキZ1や、「ホットロード」のCBR400F/CB400フォアなど、劇中車としてウエマツが提供した車両に加え、54歳にして現役4輪レーサーでもある植松社長がGT選手権で駆るマクラーレンなども展示。多くの著名人や経営者を含む150名ほどが招待されたが、参加費はなんと無料という太っ腹ぶりだった。
会場のヒルトン東京には、ウエマツが提供した映画の劇中車や、植松社長がGT選手権で駆るマクラーレンのレーシングカーなどが展示された。
ウエマツ起点の繋がりが拡大中
パーティーでは植松社長がホスト役となり、右腕である枝川寿副社長や各店の店長も挨拶。植松社長の半生記やウエマツの成長ぶりをトークショー形式で振り返った後には鏡開きも行われ、さらに植松社長が自ら会場に運び入れた、50kgの生本マグロの解体ショーで会場は大いに盛り上がった。
さらに、地元が同じ八王子であるタレントのヒロミさんや、ウエマツのユーザーであるお笑い芸人のはなわさん、歌手の中村あゆみさんらがビデオメッセージを寄せたり、植松社長のビジネス人脈から各方面の経営者が登壇するなど、ウエマツを核とした繋がりが様々な方面へと広がっていることも実感させた。
パーティーの最後には再び植松社長が登壇。「普段はめったに言わないのですが」と前置きした上で、社員に向けて「ありがとう!」と感謝の意を表明。ウエマツのオーナーズクラブ「ZUOC」にも謝意を伝え、さらには参席していたご母堂にも「昔は悪ガキだった私ですが、少しは親孝行できたかな?」と感謝を伝えるシーンもあった。
この30年で累積1万5000台以上の絶版車を販売し、年間の売上は18億円を超えるまでに成長しているウエマツ。特にここ数年の急成長ぶりは目を見張るものだが、植松社長の脳内にはさらなる事業構想も渦巻いている模様。誰もが憧れる日本製ビンテージバイク、そのトップディーラーであるウエマツの動向からは、今後も目が離せなさそうだ。
樽酒が鏡開きされた後は、Zホールディング代表取締役社長Co-CEOで、ソフトバンクグループやヤフーの取締役も務める川邊健太郎氏(右)が乾杯の音頭を取った。
植松社長が「チームウエマツ」として参戦中の4輪レース・GTワールドチャレンジ アジアで駆るマクラーレン720Sと、これまでに獲得したトロフィーも展示。チームウエマツは2022年にGT3 AMクラスのシリーズチャンピオンに輝いている。
ウエマツ30周年パーティー
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