バイクレンタルサービス「レンタル819」を運営するキズキレンタルサービスが、電動バイクで様々な障害物をクリアしながらダートコースを走破する体験型施設「e-TRAIL PARK南箱根」をオープンする。本格的な営業開始は7月27日予定だが、これに先駆けて同地では7月25日まで試走モニターを募集中。編集部でも体験してみたぞ!
●文:ヤングマシン編集部(アズマ) ●外部リンク:バイカーズパラダイス
e-TRAIL PARKのテーマは「心のアクセル全開でアソボー。」
バイカーたちが自然と集まり、新たなバイク文化やコミュニティを醸成することを目指して設立されたバイカーズパラダイス南箱根。芦ノ湖近くに位置するその広大な敷地の一角に、電動バイクをフィーチャーしてアクティビティを楽しむ「e-TRAIL PARK南箱根」が新たにオープンする。
同コンセプトの施設は「イオンe-TRAIL PARK海老名」に続いて2箇所めとなる。屋内に多彩な障害物を備える「イオンe-TRAIL PARK海老名」に対して、「e-TRAIL PARK南箱根」は広々とした屋外に全長約300mのオフロードコースを用意。廃材を敷き詰めたコース上にはさまざまな障害物が設置されており、これをサーロン社のオフロード系EV「ライトビー」シリーズでクリアしていく。スピード走行というより、”アスレチック”的な遊びを楽しむことができる場と言えるだろう。
e-TRAIL PARKは、多くの人にバイクに興味を持ってほしいという考えから「持続可能なアクティビティ」を標榜している。体験には免許も不要なので、二輪免許を持っていない友人やお子さんとも一緒に楽しむことが可能だ。また、車両にEVを使用してCO2排出量ゼロを目指すだけでなく、コースにも材木の切り屑などの廃材を用いており、いつまでもより多くの人にバイクライフを楽しんでもらうという意図がある。
同施設は7月25日まではモニター期間としてプレオープン中。試走した感想や意見をフィードバックすることで、無料でコース走行を体験できる。実際に訪れた方の意見を聞きながらセクションの増設や料金設定を行うとのことなので、近くに立ち寄りの際にはぜひとも試して欲しい。ちなみに海老名e-TRAIL PARKの価格は1650円。今のところ、グランドオープン時にはこの価格帯プラスアルファくらいを考えているそうだ。
e-TRAIL PARK南箱根 コース紹介
絶望的運動オンチの編集部員も体験してみた…!?
光栄にもプレス向けお披露目会にお招きいただいたヤングマシン編集部。当日はあいにくの天気ではあったが、せっかくの機会ということでコース走行を体験させていただけることになった。霧雨で湿っているとはいえ、ウッドチップが撒かれているので路面状態はそこまで悪くはない。
コース内の障害物を越えていくためには、基本的に”スタンディング姿勢でゆっくり”、体重移動を意識して走行する必要がある。普段のオンロードよりもさらに精密なバランス感覚が重要だ。そこで不安になのがライダーの運動神経。そもそもの身体能力の低さに加えて、これが初めてのオフロード走行だ。電動バイクの独特な走り味にも慣れておらず、果たして…?
まずは初級コースで試走。ヨチヨチ歩きのヒヨコのごとくインストラクターさんの後を追いかけ、なんとか形になったところで本コースへ。本コースには現在のところ合計6種類の障害物=セクションが設けられており、これからも参加者の意見を聞き入れつつ続々と増やしていく予定だという。
個人的にはリズミカルに山を越えていく”パンプトラック”と、速度をつけて斜面を走り切る”コーナーバンクス”に爽快感があった。モトクロスや、最近オリンピック競技にも取り入れられたスケートボードのようなカッコ良さが体感できる(どちらもテレビで観るばかりだが…)。もう少し「人馬一体」の感覚を身に付けられればもっと上手にクリアできるのに…! 海老名のe-TRAIL PARKでは1ターム20分の設定だが、何回も繰り返しチャレンジした人もいるという。それくらいハマる人がいるのも分かった気がした。
…と、そんなふうに考えていると、3段積みの”パレットトレイル”で後輪を滑らせ大転倒。左手首に付けたストラップが車両から外れれば自動的にモーターが停止するし、廃材を利用してつくられたコースも柔らかく、プロテクターもバイカーズパラダイスに完備しているので大事に至ることはないが、天候もあいまってジーンズはドロドロに…。しかし、これもアスレチックの醍醐味と言えよう。絶対に転ぶと分かっていたので、着替えを持ってきていたのはヒミツだ。
ともあれ、体験を通じて楽しめたのは事実。普段意識しないで乗っていた”二輪車”という乗り物の特性と楽しみ方を改めて味わえた気がする。何より、バイクに乗るためのもっとも大きい障壁である免許がなくても体験できるのがいい。16歳以上でまたがったときに両足が着く(目安は150cm)なら利用できるので、もし免許をお持ちでなくてもアスレチック感覚で訪れてみてはいかがだろうか。
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