大砲のような懐中電灯のような、ひと目見たら忘れない超独特なフォルムのレジャーバイク「ガンナー」は、微笑みの国タイで生産されるが、日本の名チューナーも関わって開発されたシッカリ者。そのガンナーにシリーズ最高峰の125が加わった。タンデムも楽しめる縦型エンジンのガンナー125は、話題沸騰の胴長短足犬の好敵手となるか!?
●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司) ●写真:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:フェニックスエンジニアリング
微笑みの国からやってきた、見れば笑顔ほころぶ円筒形
ボディを兼ねるフレームに燃料タンクを内蔵し、小径ホイールでキビキビ走るレジャーバイクといえば、いま話題のダックス125……だけじゃない! コンセプトはけっこう近いのに、胴長短足のダックスフンドではなく、まったく異なるバズーカ砲のようなフォルムの「ガンナー」だ。タイのフェニックス・エンジニアリングが生産し、日本では月木レーシングが総販売代理店を務める。
月木レーシングといえば古くからのバイクファンなら、鈴鹿8時間耐久レース参戦をはじめ、カワサキ系バイクのチューニングやエキゾーストシステムの開発・生産でもお馴染み。じつはガンナーにおいても販売だけでなく、月木レーシングの代表を務める名チューナーの月木博康氏が開発に関わっているという。
ルックスはファニーだが、しっかりしたバックボーン支えられ、第1弾のガンナー50が日本上陸以来注目を浴びており、ユーザーの要望から原付二種のガンナー100も登場。そして2022年、縦型125ccエンジンを搭載したシリーズ最高峰の「ガンナー125」が誕生し、モーターサイクルショーに合わせて日本に上陸した。
もちろん縦型エンジンは大きなトピックだが、ガンナー125の目玉は「タンデム可能」なこと。50/100より一皮大きくなった大砲(フレーム)にロングシートとピリオンステップを装備。ますますダックスのライバルとしての存在感を強めた、といえるだろう。
PHOENIX GUNNER 125[2022 model]
主要諸元■全長1770 全幅720 全高1070 軸距1200(各mm) 車重105kg■空冷4ストローク単気筒SOHC 124cc 変速機5段リターン 燃料タンク5.5L■タイヤサイズF=100/90-12 R=120/70-12 ●価格:36万800円 ●色:黄、赤 ●発売時期:2022年夏頃
125は縦型エンジンを搭載!
懐中電灯っぽい50と100も健在だ!
2021年のガンナー50日本上陸と同時に、マニアの心を掴んで離さないバズーカ砲の様なルックス。燃料タンクを内蔵した筒状のメインフレームから伸びたダブルクレードルに、スーパーカブ系をモチーフとする空冷横型エンジンを抱く。そしてガンナー50ユーザーや予備軍からの強い要望に応え、排気量をアップした原付2種のガンナー100が登場した。
PHOENIX GUNNER 50/100[2022 model]
主要諸元■全長1670 全幅690 全高1270 軸距1150 シート高802(各mm) 車重80kg■空冷4ストローク単気筒SOHC 49cc[97.2cc] 3.3ps/8000rpm[-] 0.30kg-m/7500rpm[-] 変速機4段リターン 燃料タンク3.5L■ブレーキF=φ220mm ディスク R=φ190mmディスク タイヤサイズF=100/90-12 R=120/70-12 ●価格:26万1800円[29万4800円] ●色:黄、赤、白、黒、青、緑 ●発売中 ※[ ]内はGUNNER 100
GPXも進化が止まらない!
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