ショベルヘッドやパンヘッド等のビンテージモーターを搭載したカスタムの製作が得意の遠藤自動車(群馬県太田市)は、独特な”遠藤スタイル”とも言うべきビンテージボバーやチョッパー等のイメージがあるのだが、今回は、遠藤自動車のベースシルエットからの仕上げではなく、完全にフレーム単体からオリジナルテイストで組み上げたカスタムを紹介する。
●文:ウィズハーレー編集部 ●外部リンク:遠藤自動車サービス
オーナーのリクエストに徹底的に応えたカスタム
オーナーからのリクエストは、とにかく徹底的に低いプロポーションであり、各部に危険なイメージを追求すること。なおかつ、限りなくゴージャスであることも求められ、ディスカッションの上、製作にかけられた時間は約2年だという。
完全にワンオフ製作されたフレームは、今までにない極太のスチール鋼管が選ばれ、サイドビューはリヤホイールの高さとバイク自体の全高があまり変わらないほどのシェイプになっているのが驚きだ。実際の車両を目にすると、本当に低くて長い。これ以上のロングホイールベースカスタムは、今まで一度も見たことがないと言っても良いくらいである。
ホイールは前後ともに80本のステンレススポークを使用し、クラシカルなイメージとゴージャス感が見事にコラボした外観。遠藤自動車オリジナルパーツの使用とワンオフ製作されたパーツの集合体で、オーナーからのリクエストに応えたスペシャリティーカスタムとなった。
エンジンは’81年式のFLHがベース。排気量は1340ccである。キャブレターには、今やデッドストックとなってしまったSUキャブレターを採用し、ミッションはレブテック製の6速を選択している点もユニークだ。
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
GWMサビーヌジャケット:オシャレで機能的なツーリングウェアコーデ! 1978年から開催されたパリ・ダカールラリーの創始者、ティエリー・サビーヌの名からとった「GWMサビーヌジャケット」。パリダカに日[…]
パンアメリカ装着「スコーチャーアドベンチャー」:アドベンチャーモデルに求められるオールマイティな性能 アドベンチャーモデルの魅力は、幅広い使い勝手。高速クルージングが快適で、ワインディングも苦にしない[…]
バイク経験ゼロからソフテイルオーナーに 「昔からバイクと言えばハーレー、という漠然とした印象はありました。バイクに興味を抱くきっかけとなったのもハーレーでした。ただ、本当に自分に乗れるのかしら? とも[…]
いい意味で予想を裏切られた(ZAK柴崎)/消費者感覚で見て、いいバイクだ(河内山智) 青木:実車を初めて見てどう感じたか、おふたりの第一印象を聞かせてください。 サンダンスZAK柴崎(以下、ZAK):[…]
ロングライドもパンアメリカならノーストレス (前編より続く) 岡谷JCTで長野自動車道に入り、松本インターで高速道路を降りたが、余裕のクルージングでまだまだ物足りないほど。このまま高速道路で北上し、糸[…]
最新の記事
- 「新型にも欲しい」650版 KATANA(カタナ)となるSV650/X 短刀(Tanto)が魅力的すぎる
- ヤマハ新型「MT-25」登場! 一部デザイン変更のほかアシスト&スリッパークラッチやスマホ連携を獲得
- ヤマハ新型「YZF-R25」登場! YZF-R9と並ぶ最新デザインの“アーバンスーパースポーツ”【海外】
- 「デカすぎ」「試作車、見たかった」〈幻名車〉2リッター「音魂(OTODAMA)」またの名をV-MAX2000
- 「キミ、暴走族なの?」昭和〜平成前期に〈警察官〉が取り締まりで言いがちだったセリフ5選!──そんな時代もありました
- 1
- 2