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【試乗編】レーサー自らが作った究極のレーサーレプリカ「ゴディエジュヌー・パフォーマンスレプリカ1135R」


●記事:モーサイ編集部 ●試乗レポーター:大光明克征 ●写真:金上 学 ●編集:上野茂岐 ※当記事は『別冊モーターサイクリスト』1984年3月号の記事を再構成したものです。

カワサキZ1000Jをベースに、世界耐久チャンピオンマシンのレプリカとして誕生したゴディエジュヌー・パフォーマンスレプリカ1135R。レーシーなシルエットからはスパルタンな乗り味が想像されるが、実際のところはどうだったのだろうか? 解説編、チャンピオンマシンとの比較編に続き、1984年新車時当時の試乗レポートを紹介する。

Z1000Jに比べるとハードだが、意外と乗りやすい1135R

エンジンを始動すると、低回転からでも、このマシンが並みのスポーツバイクでないことがわかるような、力感のある排気音が聞かれる。回転を上げてみると、やはりかなりの音量がある。音質はいいのだが、街中での信号グランプリは遠慮すべきだろう。

ギヤを1速へ入れて、クラッチをゆっくりつなぐ。やはり排気量が大きいためか、スムーズというよりも、やや手荒い感じでドッと飛び出す。1速ギヤのままゆっくり走ってみる。サスペンションの堅さや、一発一発の爆発圧力が強いエンジンと相まって、全体にハードな感触であった。

ハンドルの切れ角は、この種のクリップオンハンドルのスペシャルバイクとしては深いほうで、Uターンにもさして苦労はしない。ただハンドルをいっぱいに切ると、カウリングのフチに手が触れる。ハンドル角度を調整すれば改善されるはずだが、さほど気にはならないので、このまま走ることにした。

ちょっとエンジン回転を上げてみる。2000回転あたりまではゴツゴツした感じで回っていたエンジンは、回転が上がるにつれスムーズになり、同時に加速力が強まっていく。

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