●文:ヤングマシン編集部(沼尾宏明)
’18年の国内販売終了以来、ヤングマシンが熱心に動向を追ってきたスズキの次期ハヤブサ。いよいよ正式発表が近いと予想したい。素性のいいエンジン+車体を活かした熟成を施し、フル電脳化と”1400cc”化にも期待がかかる!
紆余曲折…。外しまくった隼スクープ
我々が考えるコンセプトを簡単に言えば、”正常進化”。従来型をベースに、電子制御の追加などで各部を熟成するだろう。
1340cc直4エンジンは、独自の規制を敷く北米モデルを除き、今も同社で最大排気量。スープアップに”余力を残した設計”とされており、希望を込めて”1400”と予想したい。当然、触媒や自動診断装置などの追加でユーロ5のクリアは必須となる。
電脳に関しては、Vストローム1050XTに導入したシステムの活用に期待。IMUやコーナリングABS、クルーズコントロールなど全部入りで、イッキに充実できる。これに同社初の電子制御サスペンションまで加われば鬼に金棒だろう。’15年東京モーターサイクルショーで繭状のオブジェが展示されて以来、ターボやフルモデルチェンジなどの予想をしてきたが、フタを開けてみれば順当な結果に落ち着くと言えそうだ。
’21 スズキ ハヤブサ1400[予想]
【’20 SUZUKI HAYABUSA|北米仕様】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 1340cc 197ps/9500rpm 266kg シート高805mm 21L
【一時はターボ特許に傾倒】’16年頃、ヤングマシンでは「隼ターボ」を予想。以降もスズキはさかんに2輪用ターボの特許を申請したが、いまだ市販化には至らず……。
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