221㎰にウイング付きのパニガーレV4R、207㎰のS1000RR――。’20年始動の新排ガス規制=ユーロ5を前に、海外勢が限界を突破してきた。これに対し、日本車はどう出るのか? 独自情報を元にテッパンなモデルから、妄想&願望混じりのマシンまで、本誌が来年を一挙に占う。HEISEI最後の“初夢”スクープ連弾をとくと見よ!
通常刷新だけでも夢ブサさらに特殊装備も?
次期ハヤブサが登場する可能性が、いよいよ濃厚になってきた。各所から「’20年の登場は確実」との情報が飛び交い始めたのだ。’20年はスズキ創業100周年にあたり、ユーロ5が適用される年でもある。’08以来となる3度目のフルチェンジに絶好の機会だ。詳細は不明の部分も多いが、「従来と同様、『アルティメットスポーツ』というコンセプトは変わらない」(情報筋)という。排気量に関しては、現行型の1340㏄ユニットが余裕のある設計のため、+100㏄程度までスープアップ可能だが、読めないのが現状だ。
さらに、次期ハヤブサ向けと思しき新たな特許が公開された。これによるとフレームが現行GSX-R1000並みに細くなっており、相当な軽量化が期待できる。また、手動で車高調整できるリヤサスの特許も公開。ノーマルで車高調整ができるマシンは少なく、スポーツ性と快適性の両立に貢献するだろう。一方、ショーワがミラノショーで電子制御式の車高調整リヤサス「イーラ・ハイトフレックス」を発表したが、これが「次期ハヤブサに搭載されるのでは?」との期待も高まる。
電脳に関しては、’08年以来の刷新だけに、今や当たり前のトラコンや6軸センサー、シフターを期待したい。現状でも動力性能はスーパーチャージャー付きのH2と互角。ターボなどの飛び道具がなくても正常進化するだけでハヤブサの王座は安泰と言える。加えて、長年の宿敵ZX-14Rが’20年以降、生産終了の可能性が出てきた。となれば唯一のメガスポーツとしてハヤブサの輝きは一層増すことになる。
※ヤングマシン2019年2月号(12月22日発売)掲載記事をベースに再構成
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