●文:モーサイ編集部
大排気量天国アメリカにはとんでもないバイクが存在する。バイクマニアの方ならば、クルマ用V8エンジンを搭載した「ボスホス」の存在を知っているかもしれない(かつて日本にも輸入された)。しかし、ボスホスに匹敵する存在がまだあった。カノンモーターサイクル社による8200ccV8エンジンの「ビッグカノン」である。
シボレーのV8エンジンを搭載したバイク、ビッグカノン
ビッグカノンを製造するカノンモーターサイクル社とはどんなメーカーなのかというと、1990年代初頭に創業を開始し、自動車用エンジンを搭載したバイクの製造を行っていたSJHマニュファクチャリング社がルーツ。1997年に生産規模を拡大するとともに、社名を変更してカノンモーターサイクル社となった。
勇ましい姿のバイクに対し、カノン=KANNONの名の由来は意外にもほほえましい。カノンモーターサイクル社を立ち上げた社長のスコット・ホー氏には「Kassi」と「Shannon」というふたりの娘がおり、その名を組み合わせたのだそう。
ビッグカノンは2000年代に少数が日本に輸入されたのみで、現在輸入は途絶えているという。一体どんなバイクなのか、2000年当時の新車試乗記事を紹介する。
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
本当に人間が乗れるシロモノなのか!? そう思わせるド迫力のトライアンフ ロケット3 Rがついに日本に上陸した。2019年にフルモデルチェンジが発表された、縦置きクランクの直列3気筒エンジン、2500c[…]
2019年モデルでフルモデルチェンジを受けたディアベルは、その名もディアベル1260 およびディアベル1260Sとなった。見た目のイメージは前作を引き継ぐが、エンジンも車体も全く新しくなっている。その[…]
メガスポーツやドラッガー系の持ち味である豪快なビッグトルクは、実に魅力的だ。しかし個性を堅持しつつ、強化される規制をクリアするには対策が必要。それが「大排気量化」と「過給機」だ。まず前者は、昔ながらの[…]
最新の記事
- 最大排気量の自然吸気『Z』が正式発表! カワサキ新型「Z1100」「Z1100 SE」は2月14日に発売へ
- カワサキ新型「Z900RS」ついに正式発表! 5psパワーアップして火の玉「SE」はドラレコ装備、黒い火の玉「ブラックボールエディション」も新登場だ!
- 今度のニンジャはゴールドの差し色! カワサキが「ニンジャ1100SX/SE」の2026年モデルを1月17日に発売
- 【税込1.8万円台】アドベンチャースタイルを日常に。全排気量対応の多機能オープンフェイス「TE-1」の実力が侮れない!
- 【海外珍車】ヤマハ(YAMAHA)FZ-Rave:MTとは異なるストリートファイター! コネクト機能を搭載したタフモデル






















