実例物件サンプリング〈RZ350〉ネイティブ350はやはり貴重な存在
- 相場:160万円前後(約130~190万円)
- タマ数:少ない
ナナハンキラーとして名高いRZサンパン。10mmボアアップで100cc増とし、45psを誇った。250の登場から1年後に追加されたが、車検制度の関係から国内では人気を得られず。’84年型を最後に姿を消した。北米では「ポケットロケット」の異名を取るなど支持を得たが、国内でのタマ数は少ない。250の350cc化も行われ、純正350の存在意義が薄かったようだ。相場は250より高め安定で、ノーマルが多数派。150万円以降の層が厚い。
サンプル:ノーマル車両が中心に
写真の車両は外装、エンジン外観も整ったノーマル仕様。修復歴もなく、走行距離も7962kmと少なめだ。
〈参考〉当時のライバルだった4スト400は大化け!
RZが登場した’80年当時、250にライバルは不在で、2輪誌ではもっぱら4スト400㏄と比較されていた。RZもプレミア価格だが、当時の宿敵はそれ以上。’70年代の国宝級のマシンにまでのし上がっている。特にCBX400Fの人気は凄まじく、300万円超が普通だ。
サンプル1:HONDA CBR400F
可変バルブを備えた空冷NKで58psを誇る。昔は安かったが、独特のフォルムが見直され、平均170万円程度まで上昇。写真はノーマル・ワンオーナー車。
サンプル2:KAWASAKI Z400FX
Z1000MkIIのヨンヒャク版と呼ぶべき存在で、中型の男カワサキを代表する1台。当時から人気が高く、今ではフルレストア車に約350万円の値がつく。
サンプル3:HONDA CBX400F
昭和を懐かしむ世代に大人気で平均相場250万円台、フルノーマルで400万円超。奇跡の新車レベルだと800万円。意外にもタマ数は少なくはない。
●文:田宮徹 ●販売車両画像提供:グーバイク ●取材協力:グーバイクおよび各バイクショップ ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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