プレミア車を除けば100万円前後から選べる〈実例物件サンプリング〉
- 相場:170万円前後(約63~460万円)
- タマ数:多い
極端に人気が爆発した年こそないが、長きにわたって生産されていたことからタマ数は豊富。記念カラーや限定車には高値が付く傾向だが、通常販売モデルはそこまで高騰していないので、今が押さえ時かも。’90年代以降の年式のほうが良個体は多いようで高値傾向。カスタム車も多い。’00年発売のファイナルエディションは200万円以上が基本になっているようだ。
サンプル1:初期モデルの場合
初代からホイール形状やカラーリングを変更、エンジンを熟成した世代。ノーマルを維持している状態でも価格は100万円切りで、手に入れやすい。
サンプル2:ファイナルエディションの場合
オイルクーラーなどを追加し、シートを張り替えたという最終型の個体で、ほぼノーマルに近い姿だ。相場通り200万円超えとなっている。
サンプル3:ほぼ相場の1100の場合
マフラーやブレーキホースまでSTD状態をキープした赤/銀SL。カタナで交換されがちなフロントウインカーも無改造という美車だ。
格安だったナナハンカタナは価格上昇中〈実例物件サンプリング〉
- 相場:80万円前後(約30~178万円)
- タマ数:並み
1100と同時に750が登場。当初はスクリーンもなく、ハンドルはセパレートタイプの大アップハンだった。1100用のハンドルに交換したユーザーに対する当局の徹底的な取り締まりは「カタナ狩り」と呼ばれた。1100と異なり一体鍛造クランクを採用、輸出仕様750は81㎰を発揮した。
’82 GSX750S[S]
セパレートタイプの大アップハンにスクリーンなしという姿で発売。フルノーマルを見かけることはまずない。
サンプル1:弱カスタムの場合
バンス&ハインズのマフラー、低いハンドルとスクリーンを装着。ホイール形状から初期型と思われる。
’83 GSX750S[S2]
フロント16インチホイールにスクリーン装備、同じくアップハンならが少し低くなったハンドルが特徴の2型。
SAMPLE2:同じく初期のカスタム車の場合
ハンドルやスクリーン、ライト下ダクトを1100パーツとしてカタナらしさをUP。社外オイルクーラーも装着。
’84 GSX750S[S3]
角パイプフレームに黒×金エンジン、リトラクタブルライトなどを採用した3型。スズキ社内でデザインされた。
SAMPLE3:鳩村レプリカ?!の場合
『西部警察』の鳩村号を彷彿させる黒に全塗装された750。ヨシムラ管やリヤサス、Fブレーキにも手が入る。
いまならまだ手が届く、胸アツ’80年代の青春名車購入ガイド。次ページでは、新作映画『トップガン』公開後には相場再上昇が予想される、カワサキ ニンジャGPz900Rを中心に解説する。
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