マシンが本来持つスポーツ性を、ルックス面でも大きく演出
神奈川県相模原市に本拠地を構えるブレスクリエイションは’95年に誕生。ホンダ フィットやトヨタ ハイエースといった4輪用エアロパーツで人気のメーカーだ。そのブレスクリエイションが、素材にカーボンを使用した品質の高いドレスアップパーツで新しいバイクライフを実現しようと立ち上げた2輪専門ブランドが「BLESS R’s(ブレス・アールズ)」だ。
なぜ2輪も? という最初の問いに対し、実は同社は4輪用パーツを手掛ける前にビッグスクーター用のエアロパーツからスタートしており、CB1100RSを愛車とする高橋永至社長は大のバイク好きで、当時のノウハウに4輪で培った技術をプラスした本格バイク向けパーツを作りたかったのだ、と返ってきた。
そして今春の東京モーターサイクルショー出展に向けて満を持して制作していたのが、今回紹介するカワサキZ900RS用のエアロパーツ群だ。狙ったコンセプトは、素体の持っているスポーティな部分を軽量なカーボンエアロパーツによってさらに引き出してあげるというもので、特徴的な形状のラジエターシュラウドやサイドカバー、フロント&リヤフェンダーにヒールガードカバー、アンダーカウル(開発中)と勢揃い。カーボンは平織りウェットで、仕上げはそのまま使える光沢クリア塗装と後での塗装を前提としたゲルコートの2種を用意している。製品版では一部にFRP版も設定する。
ストライカー製のストリートコンセプトフルEXマフラーと共に組み合わされたZ900RSは、STDよりそのスポーティさをグッと強調。残念ながら本車両は東京モーターサイクルショーの中止により出展は実現できなかったが、構想ではセパレートハンドルも装着。さらにスポーティな姿へ発展できる可能性も秘めている。
同社では他に、CB1100RS、ZRX1200DAEG、ゼファー1100、XJR1300、CRF250M/L用パーツも制作。さらに本誌でスクープしたCB1000RのFスタイルがもし実現したら、ぜひ真っ先に手掛けてみたいと語っている。
CB1100RS用カスタムも
CB1100RS用パーツ群も販売中。特にノーマルシートに被せるシングルシートカウルがユーザーの中で大好評の注目アイテムだ。●価格:FRP白ゲル2万8270円 FRP塗装済み4万2900円(ストライプ入りは+3300円)
●文/写真:川島秀俊 ●取材協力:ブレスクリエイション ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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