日本のファンは長らくお預け状態とされてきたヤマハ テネレ700。国内仕様の開発を終え、発売を’20年6月5日に予定していたが、新型コロナ禍の影響で7月31日に変更となった。ようやくデビューする本格オフロードマシン、その登場よりもひと足先にワイズギアの純正カスタムパーツを紹介しよう。
T7プロトの初見から4年待望の発売…のはずが!?
プロトタイプのT7で世界中のアドベンチャーフィールドを走り抜き、ようやく完成した「テネレ700」も日本の型式認定が終了。本格オフロードマシンということで875mmの高いシート高に不安を覚えるライダーがいるかもしれないが、そこはご安心を。国内仕様ではシート高を837mmに抑えた「テネレ700ロー」も設定されることになっている。
パフォーマンスダンパー:ハンドリングの上質さがワンクラスUP
通常、走行中の車体は外力により常にごくわずかな変形と振動を繰り返しており、これが少なからずハンドリングに影響を与えている。この変形エネルギーを吸収し熱エネルギーとして発散させる目的で作られたのがパフォーマンスダンパーだ。ヤマハの4輪車体制振技術からフィードバックされたもので、2輪でも効果はてきめん。テネレ700や新MT-25/03用も完成だ。
ワイズギアから2つのスタイルを提案
マシン発売に合わせてワイズギアでも純正アクセサリーをふんだんに用意。作例となる2台は、エクスプローラーセットとアドベンチャーセット 。エクスプローラーセットが広大な砂漠を横断できるようなヘビーデューティ仕様。アドベンチャーセットは左右の張り出しを極力抑え、スタンディングポジションで深い山岳地帯を分け入っていけるようなイメージに仕上がっている。
ここで紹介したほかにもチェーンガードやラジエターガード、フェンダーレスなど多数のアクセサリが用意されている。
テネレ700 エクスプローラーセット[ワイズギア]
テネレ700 アドベンチャーセット[ワイズギア]
●文:宮田健一 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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