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新型コロナウイルスによって経済への深刻なダメージが懸念される中、感染収束後の経済対策として「高速道路の無料化または料金割引が政府で検討されている」と一部で報道がなされた。移動自粛によって打撃を受けている地方の観光業を支援するのが狙いとのこと。もし実現すればライダーとしても大歓迎だろう。
ところが、赤羽・国土交通相はこの無料化案を否定。その後、続報は届いていない。ちなみに、いち早く新型コロナ禍が起きた中国では、2~5月の期間、経済支援のため高速および有料道路の無料化を実施していた。
ここで思い出されるのが、’09年3月~’11年6月に行われた高速道路の「土日祝日・上限1000円」施策だ。当時の資料によると、観光への経済効果は年間約3600億円。間接的な経済効果は約8000億円と試算され、国内旅行に出かけた回数は日帰りが1.3倍、宿泊が1.2倍に増加した。しかし一方で高速道路で大渋滞が発生し、高速バスやフェリーなどの乗客が減少するなどの弊害も生じた。
慎重に議論すべき政策だが、地方や観光業への景気対策として効果があるのは間違いないだろう。何らかの措置を期待したい。
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