キックペダル装備/予備タンクはどうなる?

ついにハンターカブ復活!【6月26日発売】ホンダ「CT125 ハンターカブ」コンセプトモデルとの違いを徹底解説

ホンダが昨年達成した生産累計4億台のうち、1億台以上はスーパーカブ系。そのシリーズ中で究極のアウトドアマシンとして支持されていた“ハンターカブ”が8年ぶりに復活を遂げる! エンジンはスーパーカブC125をベースとし、前後ディスクブレーキなどを装備。価格は44万円、発売日は2020年6月26日だ!


●撮影:真弓悟史 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

ホンダは、第46回東京モーターショーで2019で披露したコンセプトモデルの反響の大きさから発売は確実と言われてきた「CT125 ハンターカブ」を、2020年6月26日に発売すると発表した。価格は44万円。

アップマフラーに大型リヤキャリア、前後スポークホイール、スチール製フェンダー、そしてアンダーガードなど、アウトドアレジャーに対応した装備の数々を採用するCT125 ハンターカブは、いま大人気となっているホンダ原付二種の最新モデルだ。ABS(フロントのみ)採用の前後ディスクブレーキやLED灯火類など、現代の技術で生まれ変わったハンターカブだけに、最新装備にも抜かりはない。

車体色はグローイングレッド(赤)とマットフレスコブラウン(ベージュ)の2色をラインナップ。同色とされた前後フェンダーやヘッドライトステーがカッコイイ!

HONDA CT125 Hunter Cub[グローイングレッド]

CT125 ハンターカブは、市街地走行から郊外へのツーリング、林道でのトレッキングなどを想定し、110mmのストローク量を持たせたフロントフォークや最低地上高165mmなど、タフに走り抜けるためのスペックが与えられている。大型ヒートガードを備えるアップマフラーやエンジン下部を守るアンダーガード、転倒時に破損しにくいウインカーのマウント設計なども“本気”を感じさせる部分だ。

エンジンはクラッチ操作不要の自動遠心クラッチを採用した空冷単気筒。コンセプトモデルやスーパーカブC125は装備していなかったキックペダルを採用しており、寒冷地などの厳しい環境でもエンジンをスタートできるという安心感が嬉しい。

Specifications

【HONDA CT125 Hunter Cub[2020]】主要諸元■全長1960 全幅805 全高1085 軸距1255 最低地上高165 シート高800(各mm) 車重120kg(装備)■空冷4ストローク単気筒 SOHC2バルブ 124cc 8.8ps/7000rpm 1.1kg-m/4500rpm 変速機4段 燃料タンク容量5.3L■キャスター27度/トレール80mm ブレーキF=ディスク+2ポットキャリパー R=ディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=80/90-17 R=80-90-17 ●価格:44万円 ●色:赤、ベージュ ●発売日:2020年6月26日

「CT125 ハンターカブ」のスタイリングをコンセプトモデル(東京モーターショー2019)と徹底比較!

待望の市販モデルを撮影できたわけだが、やはり細部にわたってコンセプトモデルと異なる点が多い。全体の雰囲気は似通っているものの、大きくなったヘッドライトやマフラーのヒートガードにより、たたずまいは武骨さを増している。比べてみれば、コンセプトモデルはやや華奢にも見える。

一方で変わっていない点は、一般的なモーターサイクルと同形状のトップブリッジとテレスコピック式フロントフォーク、アップハンドル、ハイマウント吸気ダクト、アップマフラーといった基本レイアウトだ。写真は大量に撮影してあるので、じっくりと見比べてもらいたい。

CT125 ハンターカブ[2020]………ヘッドライトがやや大型化され、マフラーのヒートガードもゴツくなった。フロントフェンダーのマッドフラップも大きくなっている。よりヘビーデューティ志向になった印象だ。

CT125コンセプトモデル[東京モーターショー2019]………比較してみるとやや華奢に見えるコンセプトモデル。このスタイリングを好む向きもあるだろう。

CT125 ハンターカブ[2020]……… 大型化した各パーツに加え、タイヤもオンロード中心のものに。足まわりの主張を強めるにはブロックタイヤへの換装なども面白そうだ。

CT125コンセプトモデル[東京モーターショー2019]………車体まわりが細身なぶん、足まわりの主張が大きい印象。タンデムステップも装備されていない。

CT125 ハンターカブ[2020]………リヤスプロケットまで覆うチェーンガードを装備し、リヤフェンダーのマッドフラップも大型化。

CT125コンセプトモデル[東京モーターショー2019]………左側面ではリヤまわりのスッキリ感が目立つ。車体同色のチェーンガードがだいぶ小ぶりで、チェーンオイルなどの飛散を考えると、やはり市販バージョンのほうが現実的ではある。

CT125 ハンターカブ[2020]………マフラーやタンデムステップの存在感でヘビーデューティな印象に。ヘッドライトはやや大型化、ウインカーは逆に少し小さく見える。

CT125コンセプトモデル[東京モーターショー2019]………オレンジのウインカーレンズを採用していた。マフラーの張り出しは小さく、タンデムステップも装備していないためスリムさが際立っている。

[次ページ]CT125 ハンターカブとコンセプトモデルのディテールを比較![写真大量]

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