あおり運転対策はもちろん走行映像記録にも

今やバイクの必須アイテム・ドライブレコーダーは前後撮りが当たり前に【EDR-21G】

バイク専用ドライブレコーダーの機能向上が著しい。昨今社会問題化しているあおり運転等の危険から自分の身を守るといった安全対策はもちろん、ツーリングやレース走行等の記録映像としても楽しむなど、その用途は広がる一方だ。本ページでは、二輪車用ETC車載器でおなじみのミツバサンコーワから発売中の、前後2つのカメラを備えたドラレコ「EDR-21G」を紹介する。国産ブランドならではの高い信頼性が魅力だ。


●文:八百山ゆーすけ ●写真:山内潤也 ●取材協力:ミツバサンコーワ ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

“あおり運転”というキーワードが世間を賑わせた’19年。関連事件が報じられるたびに、バイク/クルマ問わずドライブレコーダーへのニーズが高まってきている。特に最近のドラレコのトレンドは”前後同時録画”だ。前方からのアクシデントだけでなく、後方も撮影することで、事故やトラブルの因果関係を余すことなく記録してくれる。そんな前後同時録画ドラレコが新たにミツバサンコーワから登場した。

「EDR‐21G」はフルHD画質のカメラを前後に備え、さらにGPS機能を搭載することで、正確な時刻と自車の位置、そして速度を同時に記録してくれるハイスペックなドラレコ。バイク専用に開発されており、カメラがIP66/67、本体もIP55相当という高い防水/防塵設計。さらに10G(重力の10倍)という振動加速度試験をクリアするなど、EDR‐21Gは業界最高水準(’20年2月現在)の防水・防塵・耐振動性能を備えている。

バイク専用ドライブレコーダーEDR-21G[ミツバサンコーワ]
バイク専用ドライブレコーダーEDR-21G[ミツバサンコーワ]
バイク専用ドライブレコーダーEDR-21G[ミツバサンコーワ]■撮影素子:200万画素 カメラ視野角:対角162° 最大記録解像度:1920×1080P(フルHD) フレームレート:27.5fps 記録メディア:マイクロSD 電源:車載12Vバッテリー 防塵/防水性能:カメラIP66/67、本体IP55 Gセンサー:搭載 WDR:搭載 ■本体サイズ:74.5×100×19mm 重量:503g ●税込価格:3万8280円

ドラレコはなんといっても撮影した映像のクオリティが命。このEDR‐21Gで撮影した動画を見ると、WDR(ワイドダイナミックレンジ。画像の黒ツブレや白飛びを防ぐ)機能がしっかり効き、フラットで細部まで見やすい映像となっている。また、電源をバイクから供給し、録画がイグニッションキーのオンオフに連動しているため、うっかり録画操作を忘れて記録漏れ、といったことがないのも頼もしい限りだ。

ちなみにミツバサンコーワは、二輪車用ETCのメーカーとして、市販品だけでなく純正採用品の供給も行っている。EDR‐ 21 Gに感じるしつらえのよさと信頼感は、これらの開発で培ったノウハウが、微に入り際に渡って注がれていることにほかならないと言えるだろう。

高画質でくっきり録画。衝撃を感知し自動保存も

EDR-21G のカメラは200 万画素のソニー製CMOS センサーを採用。最大で1080P フルHD の高精細な映像を記録できる。その映像はWDR 機能が効いて、暗い夜間や明暗差の激しいトンネル出口でも画像のツブレが抑えられており、明暗のグラデーションもしっかりある、キレイな仕上がりで、モトブログにも耐えるクオリティだ。

昼間、フロントカメラの画像

昼間、リヤカメラの画像

昼間、トンネル出口の画像

夜間の画像

スマホ&パソコンで記録データを楽しめる

〈PC接続〉Gセンサーのデータでロガー的にも使える!

EDR-21GはGPS機能を搭載しており、映像と並行して位置情報を記録。専用のPCソフト「Moto DR Player」を使えば、映像の再生と同時にグーグルマップと連動し、地図上で走行位置を確認できる(Windows用。Mac対応も検討中)。さらに、内蔵のGセンサーが記録した走行速度や前後左右上下の加速度も表示。データロガーのように自分のライディングを分析することもできる。

〈スマホ接続〉操作カンタン。SNSへのアップも可

標準で無線LAN(Wi-Fi) 機能を内蔵しており、専用アプリをインストールしたスマホとWi-Fi で接続可能。スマホの画面をファインダー代わりにカメラアングルを調整したり、記録した映像をスマホにダウンロードして、その場でネットにアップすることも可能だ。

映像がイベント別に整理されるなど、とても見やすいスマホアプリの映像ビューアー。記録画質や音声の有無といったドラレコ側の各種設定も、スマホアプリからなら簡単だ。

国産メーカーらしい品質と作り込み

ミツバサンコーワは二輪車用ETC で実績のあるメーカーだ。そのためEDR-21G も細部にわたって高いクオリティで仕立てられている。

コネクタは信頼性の高い防水仕様。車体を傷付けないようスリーブをかぶせる配慮が嬉しい。

GPSアンテナはとてもコンパクト。メーターハウジングなどに取り付けても目立たない。

本体はシート下のスペースなどに格納。電源は車体から取るため電池切れの心配がない。

手元のボタンを押したタイミングで、前後15 秒の録画が可能。Wi-Fi の操作もこのボタンから。

ロングケーブルバージョンも追加

オプションパーツのカメラ用延長ケーブル(0.5m)1本を同梱したロングケーブルバージョン「EDR-21GL(税込価格:3万9050円)」も数量限定で登場。ビッグスクーターで本体をメットイン内に固定したい場合など、フロントカメラのケーブルを延長できるため取り回しに余裕が生まれる。カウル付きの大型ツアラーやクルーザーにも好適だ。

オプションの0.5m延長ケーブルは税込1320円のため、限定ロングケーブルバージョンは550円お買い得。また、今回新たに1mの延長カメラケーブル(税込1980円)と、スイッチ用の0.5m延長ケーブル(税込1320円)も追加となった。[→ 詳細情報

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