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写真はマーベリック・ビニャーレスが使用したYZR-M1。彼がもっとも気にするブレーキングを重視した仕様だ。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは実戦でもカーボンスイングアームを使ったが、マーベリック・ビニャーレスはテストしたのみ。実戦投入は見送った。現状では「慎重に進めている」とヤマハ発動機MotoGPプロジェクトリーダーの鷲見氏。10年以上前にカーボンスイングアームを作ったが、当時はアルミに分があった。最新技術を用いて改めてカーボンスイングアームにトライするつもりだが、’19年の時点ではステディな方向性を選んだ。その甲斐あって、良好なベースセッティングが出せたマーベリック・ビニャーレスは終盤に成績が上向いた。