2019年ミラノショーで発表されたBMWのブランニューモデル、F900RおよびF900XRが日本でも間もなく正式発表となりそうだ。1月28日に都内で行われたBMWの4輪発表会の場で、新しい2気筒モデルが「近日発表予定」として展示されたのである。
排気量+42ccの895ccになった新生Fシリーズ
1月28日に行われた「2020年BMWグループ新春記者会見」において、メインとなった4輪の新型M8グランクーペ、新型2シリーズ グランクーペのほか、予告なしに2輪も展示された。我々としても虚を突かれた形になったが、幸いにして元ヤングマシン編集部員、現月刊自家用車編集部員のひとりが現地にて取材、カンタンではあるが写真も撮影してきてくれたので紹介したい。
展示されていたバイクは、まず最新のS1000RR、そして新型のF900RおよびF900XRだった。後者の2台は、ミドルクラス並列2気筒のマシンとして知られたF800シリーズが、排気量を+42ccの895ccへとアップして、新たにF900シリーズとしてフルモデルチェンジしたものだ。最初に発表されたのは昨秋のミラノショーだったが、国内で公の場に展示されるのはこれが初ではないだろうか。
いずれも共通のエンジンとメインフレームを持つスタンダードなネイキッドモデルのF900Rと、カウリングやナックルガードを装備したアドベンチャースポーツのF900XR。トラクションコントロールシステムやエンジンブレーキマネジメント、リヤの電子制御サスペンション、さらにはコーナリングライトなど、電脳系装備を工場オプションとして装着できるのが大きな特徴となっている。
日本仕様の車両構成は未発表のため、一部の工場オプションが最初から装備される可能性も否定できないが、「近日発表予定」と言及されていたことから、近いうちには明らかになりそうだ。
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