欧州で先行して新型レブル500/Sエディションが発表されており、国内仕様の500および250の新型が発売されるのも確実視されていたが、思ったよりも早い時期での登場になりそうだ。CT125ハンターカブと同様に販売店向け説明会で披露された新型レブルは、Sエディションとともに2020年3月下旬の発売が見込まれる。
ビキニカウルとフォークブーツ装備のSエディションは人気爆発か?!
レブル250/500は、デビューとともに静かに人気を呼び始め、いつの間にかスルスルとベストセラーとなっていたホンダの大ヒット作。海外では500のほうが注目されており、昨秋のEICMAでも新型が披露されたのは500のみ。とはいえ、他の地域では日本仕様の250とほぼ同じ構成のレブル300も新型が発表されており、250についても当然、モデルチェンジは秒読み段階とされていた。
そして予想通り、2020年3月下旬の発売が明らかになったのだ。モデルチェンジにともなう商品力アップで、価格は現行からアップするのか……と思われたが、標準仕様の予想価格は、なんと据え置きの59万9500円前後。キャッチされた写真はABS仕様となっており、価格については標準仕様とSエディションの2パターンしか発表されていないことから、ABS装着車のみのラインナップになる可能性も高い。
気になるSエディションの価格は、およそ4万円アップの63万8000円前後となる。
各部の現行との違いについては、写真では不明瞭な細かい部分もあるので、すべてを網羅することはできないが、少なくともアメリカで発表された新型レブル300については、新型レブル500と同様の変更を実施していることから、250もそれに準じた仕様になるだろう。
まず見た目にも大きな違いとなっているのは、LED4灯となったヘッドライト。これに面積を拡大した新型メーター、アシストスリッパークラッチ、リヤサスペンションの特性変更、ブレーキレバーにダイヤル式アジャスター、快適性を増したシートなどが加えられている。
標準仕様とSエディションの違いは、ビキニカウルとフォークブーツの装備。また、写真から判別できる範囲で言うと、Sエディションのシートはダイヤモンドステッチが入ったブラウンとなっている。
従来の電球仕様からLEDヘッドライトになったことで、旧車っぽい雰囲気はやや薄れたものの、今どきらしい高級感を手に入れた。被視認性など安全面でも確実にステップアップしているだろう。新型レブル250/Sエディションも、ベストセラー街道をひた走るのは間違いない!
HONDA REBEL 250 / S EDITION
レブル250 Sエディションのディテール
CT125ハンターカブと同様に、入手できた写真は1点のみとなるため、拡大して細部を観察するのにとどまってしまうのはご容赦いただきたい。
なんといっても見た目上のインパクトとなっているのはLED4灯ヘッドライトだ。これにビキニカウルとフォークブーツを追加装備しているのがSエディション。さらにダイヤモンドステッチのシートも装着し、高級感を増している。
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