2015年に発売されたヤマハのオシャレな電動スクーター「E-Vino」が、人気TV番組の影響もあってか、いま話題を呼んでいる。東京都が電動バイク購入の助成金を個人も対象にしたため、ほぼ半額で所有できるのだ。コレ、凄くない?
●文:近藤スパ太郎 ●写真/デザイン:輪 ●取材協力:ヤマハ発動機 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
Text by 近藤スパ太郎 タレント/プロデューサー
環境番組のパーソナリティを担当したコトを機に、電動バイクの強烈なパワーにひと目ぼれする。俳優・MCの他、企画プロデューサー、芸能プロダクションSPANCHOOSの代表を務める
キビキビ走りじゃないけど、E-ビーノは楽しいね!
小池百合子都知事が電動バイクを「ゼロエミバイク」と呼び、普及促進を宣言した去年から東京都の電動バイク購入の助成事業は始まった。そして今年の4月からは「個人」も対象になった。対象の車種名と助成金額は「クール・ネット東京」HP内に掲載されていて、「E-ビーノ」の場合は東京都の助成金が8万円。国からの助成が2.6万円で、合計10万6000円が助成され、11万3000円(税別)で購入できるってワケ! そこで、E-ビーノがいったいどんなバイクなのか試乗してみた。先にお伝えすると、E-ビーノは「片道5km以内の近距離移動をする女性」をターゲットに開発。長距離を走る訳でもなく、スポーティでもないのがコンセプトだ。
ボクは予備バッテリーを積んだE-ビーノ、カメラマンはホンダの50ccスクーター・ジョルノに乗って都内プチツーに出発~! あれっ、ジョルノの方が加速が良いね。まっコレは、前記のコンセプトと、バッテリー温存のためなので仕方ないのかな。「標準モード」は30km/hに達するまでに時間がかかる。裏道をのんびり走るのには良いけどね。「パワーモード」は少し加速が良くなり、30km/hに到達するまでスムーズでクルマの流れに乗りやすい。幹線道路ではパワーモードがメインになりそうだ。「ブーストモード」はパワーモードと最高速が大きく変わらないものの、30秒間だけさらに加速が良くなる。それでも停止状態からの加速はジョルノの方が速いかな。登り坂ではスピードが落ちる前にパワーモードやブーストを活用すれば速度が落ちにくくなる。
良い点は、静かで振動が少ない走りと軽いコト。特にバイクを押して歩くシーンでは軽くて楽チン。レトロポップなデザインも映えて、これも楽しい要素の1つ。そう、キビキビとは走らないけれど楽しいバイクなのだ。
ボクはカメラマンに置いて行かれまいとパワーモード、ブーストモードをガンガン使いまくったコトから13kmぐらいでバッテリー残量が15%になり、カメマークが出現! モーターへの電源供給がセーブされ、加速はもっと悪くなった。そして17キロでバッテリー切れになり、バッテリーを交換すると、直ぐに元気な走りを取り戻した!
エンジンのビーノは18万5000円(税別)。東京都の助成をフル活用するとE-ビーノは11万3000円(税別)。チョイ乗り的な使い方なら、とってもお得だと思う。また、過去にさいたま市が行った実証実験では、これまでバイクに乗ったコトがなかった若者達がE-ビーノで通学などをして「とても楽しかった」「移動が楽になった」と好評価している。今回の助成で、E-ビーノが入門バイクとして普及するといいなぁ~。そして東京都に習って多くの自治体で助成を開始して欲しいよね!
E-Vinoの実用性と機能をチェック!
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