パリコレ期間中、SHOWROOM TOKYOにて

ヤマハの“人機官能”コラボ、バイクとライダーが共有する「服」をパリで発表

  • 2019/6/15

1978年に発売され、昨年の40周年を機に新たに規制対応しつつロングセラーを続けるヤマハSR400。その単気筒エンジンやキック式スターターという普遍的なアイコンを彩るように「服」が着せられた。これはヤマハの開発思想“人機官能”に共鳴した、あるファッショデザイナーによって仕掛けられたものだ。

デザイナー志鎌英明氏が創作、愛車とライダーが「服」を共有する……とは?

1978年の発売以来、そのシンプルで美しいデザイン、心地よく鼓動感のある単気筒エンジン、キック式スターターなど普遍的な味わいで愛され続ける、ヤマハのロングセラー「SR400」。その燃料タンクやシート、フェンダーなどに「服」がまとわれている。

何を言っているのかわからないと思うが、まずは写真をご覧になっていただきたい。

「Over」をまとった「SR400」

「Over」をまとった「SR400」

SR400の燃料タンクやシートだけにとどまらず、ヘッドライトやテールランプ、マフラーやフェンダー、さらにはフロントフォーク、タイヤにまで「服」をまとっている。これは、TOKYO FASHION AWARD 2017を受賞するなど、国内外で注目を集めるファッションデザイナー志鎌英明さんの作品「Over」である。「Over」の概念は、オートバイとライダーが共用する服。ミリタリーテイストのボディバッグやバックパックとして、ライダー自身も身につけることができるのだという。

そしてこの作品は、6月に開催されるParis Fashion Week, Paris men’s(いわゆるパリコレ)の会期中にSHOWROOM TOKYOで開かれる「Children of the Discordance 新作展示会」 でお披露目されることになっている。

ライダーも身に着けることができる。

「人機官能」にインスパイアされた

「Over」は、ヤマハが掲げる開発思想「人機官能」にインスパイアされた志鎌さんが、マン・マシンの一体感から生まれる悦びや、パートナーである愛車への愛情を表現した作品だ。

「数値よりも、人間の感性を大切にするヤマハのものづくりの思想に共感しました。特に、人と機械が一体となり、会話をし、その関係から悦びが生まれるという考え方が素敵だと感じました。服と、それを身に着ける人の関係もそうありたい」と語る志鎌さん。

同氏は2011年に自身のレーベル「Children of the Discordance 」を創設。ヴィンテージトレンチコートのパッチワークによるリメイクなど、独創性の高いコレクションを数多く発表し評価を高めてきた。「Over」でも、これまでのコレクションで展開したイメージや手法を随所に用いている。

「縫製や組み立てなど、作品づくりに関わったチーム全員が楽しみながら創作活動を行うことができました。私自身にとっても初めての経験で試行錯誤の繰り返しでしたが、表現の幅を広げることができたと思います」と志鎌さん。パリでの評価が楽しみだ。

Children of the Discordance 新作展示会

会期:6月20~25日 会場:SHOWROOM TOKYO

マン・マシンが共用する服「Over」のディテール

Photo : KEITA SUZUKI Model : KENTA SHIMAHARA

志鎌英明

志鎌英明さん:TOKYO FASHION AWARD 2017を受賞するなど、国内外で注目を集めるファッションデザイナー。2011年に自身のレーベル「Children of the Discordance 」を創設。ヴィンテージトレンチコートのパッチワークによるリメイク等、独創性の高いコレクションを数多く発表し評価を高めてきた。

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帰ってきたネイティブ足立区民。ヤングマシン、姉妹誌ビッグマシンで17年を過ごしたのち旅に出ていた編集部員だ。見かけほど悪い子じゃあないんだぜ。
■1974年生まれ
■愛車:MOTOGUZZI V7 SPECIAL(2012)