2018年7月12日の発売を控えた新型モンキー125のカスタムマシンが、4月29日に開催されたモンキーミーティングで展示された。出展者はモンキーカスタムの雄として有名なスペシャルパーツ武川で、181ccエンジンなどハイパフォーマンスチューンが施されている。
タイでも展示されなかった最強モンキー
3月末にタイで開催されたバンコクモーターショーでタイにおけるモンキーの正式発表が行われ、新たなカラーバリエーションやカスタムマシンが展示されたのは前記事で紹介した通り。そこでは、日本のキタコなども出展していたがSP武川のマシンはなかった。しかし、モンキーカスタム界の雄であるSP武川が何も開発していないハズがなく、4月29日にモンキーミーティングで初公開される運びとなったのだ。
公開されたマシンはSP武川らしくハイパフォーマンス系。50のモンキーでもDOHC4バルブのデスモドロミックヘッドを作ってしまうメーカーだけあって特にエンジンに力が入れられている。基本的にグロムとモンキー125のエンジンは同系なので、SP武川がこれまで開発してきたパーツがフル投入され、排気量は181ccに拡大。それに伴いビッグスロットルボディーキットとインジェクションコントローラー、ベーシックマフラーで吸排気を整えている。
リヤショックはアジャスタブルに
足まわりは車高、減衰力、プリロード調整が可能なリヤショックとアルミスイングアームを装着してこちらも強化。ノーマルのフカフカだったシートは腰のあるタックロールシート+グラブバーでやはり硬派な仕上がりに。また、ノーマルでは右側にアップマフラーが装着されていたのをダウンタイプとしたことで空いたスペースにR.サイドカバーをABS樹脂製で製作した。サイドカバーの形状はノーマルに準じているので、マシンに溶け込んで自然な外観に仕上げることができる。尚、R.サイドカバーはブラック、カーボンプリント、メッキフィルムの3種類で発売される予定だ。
電気系も充実、タコメーターも追加
SP武川の新型モンキー125カスタムは、各部に削り出しパーツや灯火類まで投入し、現時点での最高レベルの完成度と言っていいだろう。SP武川の得意とするメーター類もモンキー125のためにアナログ式タコメーターを用意し、ハンドルクランプ部分にはコンパクトLEDサーモメーターキットを装着した。ウインカーはレンズ色をスモークとし、LEDフォグランプキットでハンドルまわりの迫力がアップしている。
撮影:真弓悟史
ニュース提供:スペシャルパーツ武川
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