“スポスタ沼”へようこそ!『ウィズハーレー』最新号3/24発売【2025モデル全機種オールカラー掲載】

ウィズハーレーvol.23

スポーツスターに魅了される者が後を絶たない。その魅力とは一体何か…!? ひとつには“カジュアル”であることが挙げられる。後に(1990年代)ヤマハTWを軸にしたストリートバイクブームが起きるが、渋谷やウラハラ(裏原宿)ではいち早くスポスタに乗るコアなバイカーが現れている。ヘヴィでゴージャスであることがハーレーのアイデンティティと信じていた世代がまだ少なくなった時代に、軽快な4カムスポーツがストリートで存在感を強めていく。そんなシーンへのオマージュが、表紙を飾ったライダーが着るVANSON(バンソン)には込められている。


●文:青木タカオ(ウィズハーレー編集部) ●外部リンク:amazon

感度の高い若者たちが乗ったスポーツスター

アメカジ(アメリカンカジュアル)の影響を受けつつ、ストリートで発展したファッションスタイルが、1980年代後半にブレークした“渋カジ”だ。シンプルで飽きのこない定番アイテムをコーディネートし、格式張らない。

それまでの若者たちは、DCブランドに熱狂していた。日本のデザイナーたちが流行のイニシアチブを握り、アーティスティックで革新的、過剰ともいえる奇抜なデザインで、めまぐるしくトレンドは変化していく。その反動だったのかもしれない。ティーンエイジャーらの間で、カウンターカルチャーとして生まれたのが、ベーシックで普遍的なスタイルのアイテムたちを組み合わせ、その名の通りカジュアルに着こなす渋カジであった。

感度の高い子たちがいち早くスーツを脱ぎ捨て、デニムのジーンズやスニーカー、あるいはブーツに履き替えた。そしてスタジャンなどともに支持されたアウターが、革のシングルライダースだ。なかでもパッチで彩られたVANSON(バンソン)の人気は群を抜く。

その頃、シングルやツインに乗る中免ライダーらから密かに羨望の眼差しが向けられたのが、スポーツスターだった。カジュアルかつベーシックで普遍的なスタイルは、従来のハーレー像にはなかった新しいスタイルであった。

そんなシーンと時代背景に迫りつつ、いま誕生したひとりのビギナーに巻頭特集ではクローズアップする。

彼女が選んだ最初のオートバイはXLH1000(1975年式)だ。右チェンジだったシフトペダルはリンクを介して左へ移され、ドラム式だったフロントブレーキは1973年からディスク仕様になっている。比較的扱いやすいショベルスポーツと言える。

初期XR750のシルエットに心奪われる。スポーツスター乗りたちがカスタムしたのは、ダートトラックで無類の強さを誇ったレーシングマシンXR750のスタイルだった。オレンジの外装やアップマフラーがスポーツスターにはよく似合う。

サンダンスSUPER XRまで!

GNC(グランドナショナルチャンピオンシップ/全米選手権)で無類の強さを誇ったレーサーが、ジェイ・スプリングスティーンそしてスコットパーカーだ。ウィズハーレーでは2人の偉業を貴重な画像とともに紹介する。

そして、国民的英雄でもある両雄をリスペクトしつつ、誕生したサンダンス SUPER XR1200DT JEY&SCOTTYにもクローズアップした。

最新2025モデル詳細解説

ハーレーダビッドソン2025年モデルを徹底解説し、全機種オールカラーを完全コンプリート。毎年春に発売する『ウィズハーレー』は、刷新されたばかりのラインナップが一目瞭然となっているから「見やすく便利」「保存版としても残しておきたい」と、とくに好評を博している。

今回のニューラインナップでは、クルーザーモデルすべてがミルウォーキーエイト117を搭載し、3タイプの新型パワーユニットが登場しているので見逃せない!

細部の変更も見落とさないのは専門誌ならでは。詳細をしっかり解説し、新車で愛車を選ぶときはもちろん、数年後に中古車を購入するときにも役立つので、イヤーブックとしてぜひ本棚に並べておいてほしい!!

ハーレーにも出たぞ“RR”

超弩級「RR」がついにハーレーからもセンセーショナルなデビューを果たした。ハーレー史上最強の純正パワーユニット「スクリーミンイーグル131」(排気量2146cc)を搭載しているから、腰を抜かす!

肉抜きされたスイングアームやカーボンの外装はバガーレーサー譲り。公道仕様であることは間違いないが、その価格は!? 日本導入は…!? 誌面にて詳細を明らかにしよう!!

正体不明のレインボカラー

筑波サーキットにてシェイクダウン。AMFレインボーカラーを見にまとった正体不明のカフェレーサーは、ウィズハーレー編集部が購入したX500だ!

ストレートでスロットルを全開にし、はばかることなくパラレルツインが限界を迎えるまで確かめ、コーナーではステップを路面に擦り付けるほど車体を寝かし込み、運動性能を試してみた。

カスタムしたX500の初走行。トラブルに見舞われる。

ウィズハーレーVol.23は3/24発売!

カリフォルニアハイウェイパトロール(CHP)ターボ仕様やパンヘッドのスプリンガーなどカスタムも誌面に次々に登場。ブレイクアウトやローライダーS/STのカスタムパーツ情報も満載だ。

また、アメリカンレーシングの聖地デイトナでは KING OF THE BAGGERS、盛り上がりを見せるスーパーフーリガンレースが開幕。両レースでハーレーが表彰台を独占した模様をレポートしている。

いま中古車市場で人気のロードキングにも注目。ツインカム/エボリューション/ショベルヘッドなど、絶版ハーレーに興味がある人も読み応えたっぷりの内容に。そして今号もまた、夜道雪×ハーレーの連載コスプレグラビアもお見逃しなく!!

動画にて最新号ダイジェストをご覧あれ!

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