●文:ヤングマシン編集部
- 1 『大阪モーターサイクルショー2025』の詳細が公表(9/18)
- 2 『東京モーターサイクルショー2025』の詳細が判明(9/18)
- 3 [デイトナ] 「マエヒロドームプラス」を販売開始(9/18)
- 4 [トライアンフ] スピードツイン1200/RSがマイナーチェンジ(9/17)
- 5 ロイヤルエンフィールドとRSタイチがコラボ(9/17)
- 6 [ドゥカティ] 「916の日」を記念して、高級腕時計発売等のイベント開催(9/16〜18)
- 7 YOSHIMURA SERT Motulがボルドール24時間耐久レース優勝。年間チャンピオンに(9/14〜15)
- 8 [ドゥカティ] ハイパーモタードモノ698を販売開始(9/14)
- 9 [スズキ] DR-Z50の2025モデルが登場(9/13)
- 10 リコール情報
『大阪モーターサイクルショー2025』の詳細が公表(9/18)
日本二輪車普及安全協会は、2025年3月21日(金)~23日(日)の3日間開催される『第41回大阪モーターサイクルショー2025』の詳細を明らかにした。『東京モーターサイクルショー2025』の出展募集開始の告知と同日に発表された。
東京会場と同じく、入場には前売券と当日券のいずれかが必要となる。大人前売券2200円/当日券2600円という設定は東京と変わらないが、U-22の前売券が1800円となっている一方、当日券でもU-22割が適用され価格が2100円になる。
また、東京では大人も対象だったペア割はU-22限定となっており、前売券が3000円で販売される。大阪では当日券にもペアチケットの設定があり、3600円で販売される。こちらもU-22のみの設定となっている。高校生以下/障碍者およびその介助者1名の入場料は東京と同じく無料。
会場はインテックス大阪(大阪市住之江区南港北)だ。
『東京モーターサイクルショー2025』の詳細が判明(9/18)
⽇本⼆輪⾞普及安全協会は、2025年3月28日(金)〜3月30日(日)に開催される『第52回東京モーターサイクルショー』の出展募集を10月から開始すると発表した。この発表に伴い、同イベントの入場料などの詳細情報が明らかになった。
入場はチケット制となっており、前売券と当日券の2種が用意される。価格は、前売券が大人ひとり2200円/ペア4000円、そしてU-22が1400円となっている。当日券は大人ひとりのみの設定のみで、1枚2600円。なお、高校生以下/障碍者およびその介助者1名の入場料は無料。チケットの発売日は公表されていない。
会場は例年通り東京ビッグサイト(江東区有明)だが、今年は工事の影響で西棟から東棟に展示場を移動するとのこと。
[デイトナ] 「マエヒロドームプラス」を販売開始(9/18)
デイトナは、キャンプ用テント「neGla MAEHIRO DOME(ネグラ マエヒロドーム)」の改良版である「MAEHIRO DOME PLUS(マエヒロドーム プラス)」を発売すると発表した。
いざとなれば車中泊もできるクルマと違い、バイクキャンプではテントしか逃げ場を取れない。そのためバイクキャンパーにとってテントの居住性はとくに課題になってくる。
マエヒロドームは、その名前が指し示すように寝室と別体となった広い前室部を設けているのが特徴で、その高い居住性からバイク乗りを中心に評判を集めるテントだ。
今回のモデルチェンジで、従来品より多く開口部を設けることによって通気性を向上させている。その結果、従来品に比べ結露しにくく、室内に熱がこもりにくくなっている。ファスナー部にはフラップ(覆い)をつけたことで、防水性を強化。また、インナーテントのファスナーは蓄光性のある取手に変更したことで夜間の視認性を高めている。
価格は4万4990円。9月18日(水)に発売された。
またマエヒロドームプラス発売に伴い、オプション品としてマエヒロドーム用のガイドベルト(自立テープ)も発売。マエヒロドームプラスはもちろん、従来のマエヒロドームおよびマエヒロドームASにも使用可能。価格は2200円。販売開始は9月下旬予定。
[トライアンフ] スピードツイン1200/RSがマイナーチェンジ(9/17)
イギリスのバイクメーカー・トライアンフは「SPEED TWIN (スピードツイン) 1200/RS」をマイナーチェンジし、2024年11月頃に発売すると発表した。
スピードツイン1200は、1950年代に世界最速のバイクとしてその名を轟かせた「ボンネビル」の名を冠する「ボンネビルツイン」という並列2気筒エンジンを、現代的なアレンジを加えたトラディショナルなロードスポーツスタイルの車体に積むモダンクラシックだ。
今回のマイナーチェンジでは、特徴の並列2気筒エンジンに手が加えられ、最高出力が5ps向上した。さらにリヤには、同車初となるリザーバタンク付ツインショックが装備。外観にも大きく手が加えられており、燃料タンク/サイドカバー/ヘッドライト/スポーク風キャストホイールなどの形状を変更しているほか、かつて2連型だったスピードメーターがTFTシングルメーターに変更された。
こうした外観変更等さまざまな工夫を凝らしたことで、車重は1kg軽量化。今回のマイナーチェンジで、よりスポーティーさに磨きをかけた形となっている。
また、STDからさらにスポーティさを強調した「RS」グレードも前モデルから続投。STDからフットペグが40mm後ろに下がったバックステップとしたことで、スポーティーなライディングポジションとしている。さらにマルゾッキ製フロントフォーク/オーリンズ製リザーバタンク付リヤサスペンション/ブレンボ製スタイルマ・ツインキャリパーを装備。タイヤには公道でのスポーツ走行に適したメッツラーRacetec™ RR K3を採用している。
STDにはアルミニウムシルバー/クリスタルホワイト×サファイアブラック/カーニバルレッド×サファイアブラックの3色が、RSにはバハオレンジ×サファイアブラック/サファイアブラックの2色が設定される。価格はSTDが184万9000円から、RSは222万9000円から。
ロイヤルエンフィールドとRSタイチがコラボ(9/17)
インドのバイクメーカー・ロイヤルエンフィールドと、バイク関連アパレルを製造する日本のブランド・TAICHI(タイチ)がコラボし、秋冬シーズンに向けたアパレルグッズを発売することが発表された。
ミリタリーテイストのオールシーズンジャケット「MONSTER ALL SEASON PARKA」、スポーティで動きやすいウィンターグローブ「ARMED WINTER GLOVES」、そしてタウンシューズのような見た目のカジュアルなライディングシューズ「DRYMASTER-FIT HOOP SHOES」の3アイテムを展開する。価格は、ジャケット4万1580円/グローブ1万4080円/シューズ2万6180円。10月1日に発売される。
[ドゥカティ] 「916の日」を記念して、高級腕時計発売等のイベント開催(9/16〜18)
ドゥカティは、1994年から98年まで同社が製造したスーパースポーツモデル「916」の語呂合わせとなる9月16日を「ドゥカティ916の日」としている。今年は916の製造から30年を迎える節目の年でもあり、例年以上に重要な日でもあった。
916は、さまざまなイタリアンバイクのデザインを手がけてきたマッシモ・タンブリーニの代表的なデザインのひとつ。片持ちスイングアームやセンターアップマフラー、露出した華奢で軽量なトラスフレーム等のレースで培った当時の最新技術がふんだんに使われた、ドゥカティの価値観を端的に表すアイコニックなモデルだ。その合理的なデザインから「もっとも美しいバイク」とも評される。
916の日にあたってドゥカティは、X(旧ツイッター)など各種SNSで916について、9/16(月)〜9/18(木)の3日間にわたり投稿。9/17には、スイスの高級腕時計メーカー「ジェラルド・チャールズ」とコラボした、916の30周年記念モデル「Maestro 4.0 Ducati 30° Anniversario 916(マエストロ4.0 ドゥカティ30°アニバーサリオ916)」の発売を発表した。ダイヤルは916のホイールを彷彿させるデザインとなっていて、インデックスやベルト部には同車イメージカラーの赤があしらわれる。さらにパニガーレV4 SP2 30°アニバーサリオ916のオーナーが購入すると、そのバイクのシリアルナンバーが刻印されるスペシャルサービスも展開するという。
250本限定モデルで、価格は791万100円。
また同社は9/18(水)に、916の30周年を記念するモデル・パニガーレV4 SP2 30°アニバーサリオ916について投稿した(終売)。
2024年は、916と同じLツイン(90度バンクV型2気筒)というエンジン形式を持つスーパースポーツ・パニガーレV2が生産終了するとのニュースもあった。エンジンや車体は移ろいゆくものだが、916が残した精神は変わることなく、時を超えて連綿と受け継がれることだろう。
YOSHIMURA SERT Motulがボルドール24時間耐久レース優勝。年間チャンピオンに(9/14〜15)
9/14(土)〜15(日)、フランスのポールリカールサーキットでボルドール24時間耐久レース(以下、ボルドール24耐)が開催された。
このレースでマフラーを筆頭としたバイクパーツ等を製造するYOSHIMURA(ヨシムラ)とフランスの大手エンジンオイルメーカーのMotul(モチュール)による日仏合同チーム「YOSHIMURA SERT Motul」のグレッグ・ブラック/エティエンヌ・マッソン/ダン・リンフッドは24時間で737周を完走し、ボルドール24耐で優勝を飾った。また、同チームはボルドール24耐で優勝したことにより、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)世界耐久選手権の年間成績で1位となり、2024年のFIM EWC(耐久世界チャンピオン)タイトルを獲得した。
同チームが使用したGSX-R1000Rの製造元であるスズキは、この結果に対し、X(旧Twitter)の公式アカウントで同チームの優勝報告を引用リポストしている。
[ドゥカティ] ハイパーモタードモノ698を販売開始(9/14)
イタリアの高級バイクメーカー・ドゥカティは「HYPER MOTARD MONO 698(ハイパーモタードモノ698)」を9/14(土)に販売開始すると発表した。以前より国内導入がアナウンスされていた同車だが、このたび公式サイトにて正式に販売開始が告知されることとなった。
ドゥカティではとくに「Lツイン」とも呼ばれる90度バンクV型2気筒やV型4気筒といったV型エンジンを得意とする同社としては珍しい、単気筒エンジンを積むのが同車最大の特徴だ。エンジンは以前同社が製造していたスーパースポーツ・1299パニガーレのスーパークアドロから1気筒切り取ってきたものをベースとしていて、116mmもの大きなボア径のピストンによるビッグボア・ショートストロークによって高回転型となっている。車体重量は151kg(燃料除く)ととても軽量。軽量コンパクトな車体に高出力エンジンを積むドゥカティらしい設計思想によって生まれた、エキサイティングなモデルだ。またビッグシングルのモタードという存在は、同社のみならず他社含めた現在過去すべてのラインナップを見渡しても珍しく貴重だ。価格は170万円から。
シングルファン&ドゥカティファン待望のマシン! この日は待ちに待った試乗だった。元々、僕はビッグシングルが大好きで、これまでも仕事やプライベートを通してさまざまなシングルエンジン搭載マシンに乗ってきた[…]
[スズキ] DR-Z50の2025モデルが登場(9/13)
スズキは、DR-Z50をモデルチェンジして9/18(水)に発売すると発表した。
このバイクは、初めてバイクに乗る子供のエントリーモデルとして開発されたモトクロッサー。身長130cmの子供でも乗れるように、シート高は560mmととても低くなっている。
また、50ccのオフロードバイクとしては唯一フロントブレーキレバーの握り幅が調整可能となっていて、手の小さい子供でもブレーキレバーが握れるよう配慮されている。一方で、燃料供給装置には高出力化に有利なピストンバルブ(VM)型キャブレターを採用、キッズレースでの本格的な運用も見据えたものとなっている。
スターターには、エンジン始動の仕組みを理解するのに役立つキック始動と、レース中の転倒時などでキルスイッチを押した後でも素早く再始動できるスタータースイッチの両方を備えたセル/キック併用式を採用している。
価格は26万5100円。運転にあたって免許の必要はないが、公道走行はできない。
リコール情報
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- [ホンダ] CB125Rで灯火類のリコール(9/19)
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