●記事提供: ライドハイ編集部
ピンと張ったら弊害だらけ!
ふと気がついたら愛車のドライブチェーンがダラリと垂れ下がっている。そういえば気にしないで1年以上も乗ってたんで……と、工具でそこそこ張りがでるまでチェーン調整をしていたら、それってかなりアウトな状態。なのでこれを読んだらすぐチェーンの真ん中あたりで20~30mm遊びがあるくらいまで緩める必要がある。
一番の不都合はリヤサスペンションが必要なストロークが妨げられ、途中で沈むことができない状態へ陥ってしまうこと。
サスが衝撃に対して沈まないと、ショックはすべてタイヤが吸収しなくてはならず、突起物が大きいとホイールのリム部分を曲げてしまい、チューブレス・タイヤだと一瞬でエアが抜けて突然の転倒!てなことになりかねない。
またこの状態が続くと、エンジン側のドライブ・スプロケット駆動軸のベアリングに大きな負荷が加わり痛めてしまいかねないのと、同様にリヤホイールのアクスル(車軸)のベアリングにも要らぬストレスがかかって耐摩耗性の寿命を縮めてしまう可能性がある。
エッ、リヤサスのストロークでスイングアームが扇状に動くと、ドライブチェーンの張りというか遊びが変わってしまうなんて知らなかった……という方も少なくないはず。
じつはリヤサスが縮むほど、ほとんどのバイクはドライブチェーンが張ってくる。
とくにパワフルなスーパースポーツや、サスストロークが長いオフ系やアドベンチャー系ほどこの傾向は強い。
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