
FCC/NISSIN/SHOWAといった世界有数のブランドと共同で開発したパーツに加え、EXACTやダイレクトドライブレーシングディスクなど独自に開発したパーツの販売も行うアドバンテージ。今回はストリートで有効な場面も多い「ダイレクトドライブレーシングディスク」と「モンキー125用アドバンテージSHOWAリヤショックアブソーバーRS‐γ」を紹介しよう。
●文:栗田晃(モトメカニック編集部)●写真/外部リンク:アドバンデージ
ダイレクトドライブレーシングディスク:過酷なレースの現場で開発
アドバンテージの製品はストリート向けだけではなく、この「ダイレクトドライブレーシングディスク」はモトGPのMoto2/3クラスや全日本モトクロスなど過酷なレースの現場で開発が行われているのが特長である。
ダイレクトドライブレーシングディスク装着車
ハードブレーキング時に大きな問題となる熱歪み抑制のため、インナーローターとアウターローターの支点を点から面にしたダイレクトドライブレーシングディスクは、鍛造ホイールのEXACTと並びカスタムユーザーから高く評価されているが、最近はフロント用だけではなくリヤ用ディスクの人気も上昇。
スポーツライディングではフロントブレーキに対する注目度が高まるものの、ストリートではリヤブレーキが有効な場面も多い。純正のソリッドディスクをアドバンテージ製に交換することで、制動力とコントロール性の向上が両立できる点がビッグバイクを中心としたライダーから高く評価されている。
【リヤ用も人気のDIRECT DRIVE DISC】フロントにダイレクトドライブレーシングディスクを装着したユーザーが選択するなど、注目度が高まっているリヤ用ローター。機種によってサイズやインナーの形状が異なる。税抜価格5万5000円。他の対応車種はコチラ。
カスタムユーザーからも大人気のカワサキZ900RS(’18-’19)/Z900RSカフェ(’18-’19)/Z900(’18)用はφ250mmで税抜価格5万5000円。スズキGSX-Rシリーズ/バンディット/ヤマハMT-09など適合機種は豊富。
モンキー125用アドバンテージSHOWAリヤショックアブソーバーRS‐γ:ノーマルマフラー対応の油圧アジャスター仕様
「モンキー125用アドバンテージSHOWAリヤショックアブソーバーRS‐γ」は、高強度アルミ鍛造ボディやオイルシール等の品質向上により、上質なフィーリングを実現。
動きが滑らかで微調整が可能な油圧式イニシャルアジャスターと、伸び側30段階/圧側20段階の減衰力調整を備えた最高峰リヤショック。モンキー純正のアップマフラーに干渉しない設計で、スプリングカラーは赤と黒から選択できる。
【モンキー125用ADVANTAGE+SHOWAリアショックアブソーバーRS-γ】 ●税抜価格17万8000円(赤スプリング)/18万8000円(黒スプリング)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
モトメカニックの最新記事
前後バランス配分が崩れてしまったフロントまわりを構築 フロントフォークの動き云々もあるが、動き以前に長さが違って前後バランス配分が崩れてしまうと、まともに走れなくなってしまうのがバイクだと思う。とりわ[…]
歴史的な価値のあるパーツに使われることが多いマグリコート ホイールやエンジンカバー、といっても一般的な市販モデルではなく、アフターマーケットパーツやレース用のホイールやカバー類に使われることの多い、マ[…]
走行回数の多さと模擬レースのセットでコストパフォーマンスの高さは折り紙付き 絶版車やクラシックマシンでサーキットを走行してみたいが、レースに参戦するほどではない。あるいはクラシックレースにエントリーし[…]
エアインパクトレンチ:手のひらに収まるサイズで500Nmを発揮。狭い場所で活躍する力自慢 ガレージにエアコンプレッサーを導入したら、まず揃えておきたいのがエアブローガンとエアゲージ、そしてインパクトレ[…]
創業60年以上の老舗メーカーの強力アルカリクリーナーに注目 モータリゼーションの先進国・アメリカでは早くから洗車やディテーリング産業が確立しており、より短時間で効率よく愛車を輝かせるためのケミカル製品[…]
最新の関連記事(カスタム&パーツ | アドバンテージ)
品質にこだわればMADE IN JAPAN一択。技術の裏付けがあるから信頼されるアドバンテージ 「エンジンの腰上を開けたらピストンリングを交換するのと同様に、フルオーバーホールする機会があれば、カムチ[…]
妥協することなく繰り返される設計変更で進化を続けるMADE IN JAPANホイール オリジナルホイール開発当初から、一貫して鍛造製法を採用し続けているアドバンテージ。溶かした素材を鋳型に流し込む鋳造[…]
タイヤのグリップを最大限に発揮させて安全マージンを増やす。アドバンテージのオリジナルパーツで足周りをグレードアップ キャストホイールや倒立フロントフォークなど、絶版車ユーザーには信じられないようなパー[…]
クラッチジャダーや異音に悩むZ1オーナーに最適。Z1000J用純正部品×FCC製パーツのオリジナルコンバートキット カワサキ初の4スト4気筒モデルであるZ1/Z2は、過剰とも言える耐久性を備えて開発さ[…]
ゲイルスピード:アルミ鍛造ホイールシリーズ アクティブがプロデュースする「ゲイルスピード」のホイールは、ストリートからレースまで活躍。Z900RS/カフェ用にも、旧車風カスタムに似合うタイプNからレー[…]
人気記事ランキング(全体)
4気筒CBRシリーズの末弟として登場か EICMA 2024が盛況のうちに終了し、各メーカーの2025年モデルが出そろったのち、ホンダが「CBR500R FOUR」なる商標を出願していたことがわかって[…]
インフレの今、価格破壊王のワークマンがまたやってくれた! 春から初夏にかけ、ツーリングのシーズンがやってきた。爽やかな空気を全身に浴びてのライディングは最高だ。しかし…この期間はジメジメ・シトシトの梅[…]
ネオクラシックながら”新しさ”で対抗 ヘリテージやネオクラシックと呼ばれるカテゴリーで、登場以来絶対的な人気を誇るカワサキのZ900RSシリーズ。現代スポーツネイキッドをベースに、名車Z1を絶妙にアレ[…]
実は”ホンダエンジン”時代からの愛車だった マンセルがF1のパドックで乗っていたのは、ホンダのダックス70(CT70)でした。1988年モデルとも、1987モデルとも言われていますが、いずれにしろ当時[…]
◆今回のPRO解説者:以前にはネオクラ車の解説記事もお願いしたバイクデザインのプロフェッショナル。1980年代前半に某社に入社したベテランで、オンロード系をメインに排気量の大小を問わずさまざまな機種を[…]
最新の投稿記事(全体)
Street VWs Jamboreeの概要 フォルクスワーゲンの祭典、Street VWs Jamboree 2025が6月1日に開催されます。 概要についてはこちらの記事に詳しくまとめてありますの[…]
アメリカの野生動物や軍隊に由来する車名 「最強」「最速」そして「独自のルックス」をイメージするカワサキブランドのルーツといえば2ストロークマシンの怪物500SSマッハⅢと4ストローク4気筒キングZ1を[…]
燃料タンク部分に収納スペースと給油口はテールカウルの思いきった新しいデザイン! 1990年4月、スズキはいかにもエアロダイナミクスの良さそうなフルカバードボディの250cc4気筒をリリース。 最大の特[…]
ツーリングの目的地としても楽しめる「日本の峠」たち ツーリングの醍醐味にはいろいろあるが、バイクならではの「五感で感じる風景」や「季節の移ろい」を楽しむことも大きな魅力。 山/海/川/田園風景など、走[…]
◆今回のPRO解説者:以前にはネオクラ車の解説記事もお願いしたバイクデザインのプロフェッショナル。1980年代前半に某社に入社したベテランで、オンロード系をメインに排気量の大小を問わずさまざまな機種を[…]
- 1
- 2