
2022年の全日本ロードレースもいよいよ最終戦。三重県鈴鹿サーキットで幕を閉じる。事前テストがなかった今大会は11月3日(木)に特別スポーツ走行が行われた。30分間の走行枠が2本と短いが1日多いのはセッティングの詰めに寄与する。
●文/写真:Racing Heroes(駒井俊之)
駒井俊之(こまい・としゆき)/1963年生まれ。バイクレース専門サイト「Racing Heroes」の運営者。撮影から原稿製作まで1人で行う。“バイクレースはヒューマンスポーツ”を信条に、レースの人間ドラマを追いかけている。
最終となる鈴鹿戦。決勝は11月6日(日)
全日本ロード第8戦の非公式セッション、初日トップは中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)。ただ1人、2分5秒台の2分5秒736をマークした。
「2&4以来約7か月ぶりの鈴鹿で1本目は感覚を取り戻すのに費やした感じです。今年の課題をまとめようと思ったのですが車体とタイヤのバランスがまだ合っていないようでした。スピニングが大きく発生していたので明日詰めたいと思います。もう1日走行があるのは幸いです」と、中須賀。
2番手は渡辺一樹(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)。前戦岡山はEWC最終戦を走行したので欠場、オートポリス以来の全日本。初日は2分6秒658で2番手タイム。
「オートポリスから新しいセットアップにして、岡山では加賀山さんに走ってもらい、少しずつ完成度を高めている状況です。もちろんまだ納得のいくレベルではありませんが初日の走り出しとしてはよかったかな、と思います」と語っている。
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