BMWがMシリーズの50周年を記念して、「M1000RR 50Years M」として鮮やかなイエローをまとった限定モデルを発表した。まずは欧州で受注を開始し、2023年には日本でも発売予定だ。
●まとめ:ミリオーレ編集部(村田奈緒子) ●外部リンク:BMWモトラッド
モータースポーツの歴史のなかで煌めくBMW M
1972年に始まったBMW Mの輝かしい軌跡は、今年ついに50年目へ。これを記念してバイクとしては初のMの称号を与えられたM1000RRのアニバーサリーモデルを発表した。
鮮やかなサンパウロイエローをまとい、BMWモータースポーツ社創立当時のエンブレムを復刻した記念エンブレムを装着している。この特別なバイクは、2022年5月21日~11月30日までの期間でのみオーダーを受け付けている(欧州発表)。なお、日本においては2023年発売予定とされ、受注開始時期および価格は未発表だ。
BMWが創出したスーパースポーツM1000RR
2021年に登場した車名の頭文字にバイクとしては初めてMを冠するM1000RRには、いまBMWが持つ最高の技術が込められており、まさにBMWの理想のスーパースポーツといえる。
そしてS1000RRをラインナップに残しつつM1000RRを製作したのは、サーキットでのフィット感をより向上させるためだ。もちろんSBKのホモロゲーションマシンとしての役目は大きいが、まだまだサーキットでエキサイトしたいライダーへのアプローチをどこまでも真剣に考えている。
ライディングモードは3つのレースプロモードに加えて、4つの標準ライドモード(レイン、ロード、ダイナミック、レース)を用意。トラクションコントロールなどは6軸のIMUと連動して作用する。サスペンションはもちろんフルジャスタブルで、ドライカーボン製の空力デバイスも装備。
BMWの考えるスーパースポーツ、その最高パッケージがここにある。
M1000RR 50YEARS M 限定車専用装備
- M GPSラップトリガーインターフェイス
- パッセンジャー キット
- ピリオン シートカバー
- アルマイト加工済みスイングアーム
- Mエンデュランスチェーン
- Mカーボン·パッケージ:クリアコートされたMフロント·フェンダー及びリア·フェンダー、Mサイドフェアリングアッパーセクション(左/右)、Mタンクカバー左右、Mチェーンガード、Mスプロケット·カバーを含みます。
- Mビレット·パッケージ:Mエンジン·プロテクター、Mブレーキとクラッチレバー、Mブレーキ·レバー·ガード、Mフロント·フットレスト·システム、Mエンジン·プロテクターズ左右を含みます。
※限定装備は本国発表資料に基づくもので、国内仕様は変更になる場合あるとのこと
主要諸元■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 999cc 212ps/14500rpm 11.5kg-m/11000rpm 圧縮比13.5:1
※本記事は“ミリオーレ”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
M1000RR/50イヤーズM 概要 象徴のボクサーツインを筆頭に幅広いジャンルを手掛けるドイツ総合メーカー・BMW。M1000RRは、プレミアムな高性能4輪で知られるBMW M社の名を2輪で初めて与[…]
あなたにおすすめの関連記事
新時代のカフェレーサー。現代のニーズにフィットする気品とポテンシャル 本当に1000ccなんだろうか? 写真からは想像がつかなかったけれど、目の前のBIMOTA(ビモータ)KB4は、とにかく短くコンパ[…]
時代を超越する新しさを感じさせる北欧デザイン ノーデン901のスタイルはとても不思議だ。クラシカルな印象を持つ丸型ヘッドライトはどこか愛嬌を感じさせつつも、モダンでスタイリッシュ。そしてアドベンチャー[…]
マフラーは右側が主流 バイクや自転車といった二輪車は、身体でバランスをとって乗るモノ、と感じている人が多いだろう。もちろんそれは正解だが、ならばバイクそのものも左右対称に作られていて、重量的にもきちん[…]
エンジンのパワーが増すほど、クラッチレバーが重くなる!? ハイパワーモデルのクラッチを軽くする画期的な機構 かつてはビッグバイクの重いクラッチを操作できるのが一人前のライダー、みたいな風潮もあったが、[…]
クラッチ本体の構造は同じだが…… 二輪で世界初の油圧式クラッチを採用 メリットが多い油圧式が主流……というワケではない不思議 昔からあるワイヤー式のクラッチは、ワイヤー注油などのメンテナンスが必要で、[…]
最新の記事
- 「ゲスト豪華…」長瀬智也にレジェンドライダーも参加! ヨシムラが創業70周年&2024世界耐久シリーズチャンピオン獲得の祝勝会を開催
- 「マジ!?」EICMAで話題のホンダV型3気筒エンジンは2000年代にもウワサがあった「2スト×4ストのハイブリッド!?」
- 2025年「56レーシング」チーム体制発表! 13歳の富樫虎太郎は全日本J-GP3フル参戦、新たに9歳の木村隆之介も加入
- Wチャンピオンを手土産に世界に再挑戦!【國井勇輝インタビュー】
- 「いつから、いくら下がる?」ついにガソリンの暫定税率廃止へ! 新原付の地方税額も決着……〈多事走論〉from Nom
- 1
- 2