ナイル株式会社は、通勤からキャンプまで対応した2WAY仕様のキャンピングカー「VanBaseエブリイ」を10月6日に発売した。ベース車両となるスズキ エブリイの使い勝手をそのままに、通勤や買い物などの普段使いはもちろん、フルフラットのシートでキャンプなどの車中泊にも対応した、多彩なシーンで活用可能なキャンピングカーに仕上がっている。
●文:月刊自家用車編集部
1台2役な「VanBaseエブリイ」の魅力
軽キャンピングカーは、普通車のキャンピングカーに比べて車体がコンパクトで運転しやすい。しかも、車両本体価格や維持費も安く利用しやすい点がメリット。そんな軽キャンが注目される中、実際に利用するとなると「普段使いしにくい」「通勤用とキャンプ用で車を2台持つのは難しい」「キャンプギアを持っている場合は不要な機能がある」といった課題があった。これらの声に応えようと、新しい軽キャンピングカーとして開発されたのが「VanBaseエブリイ」だ。
通勤できる軽キャンピングカー
これまでのキャンピングカーは、キッチン/水道/冷蔵庫などの機能が採用され、キャンピングカーでキャンプを本格的に楽しみたいコアなファンに向けた仕様が多かった。しかし、キャンプを楽しみたいユーザーの中には、すでに自分のキャンプギアがあるため、キャンピングカーに搭載された機能を利用しないことも。そこに着目し、VanBaseエブリイはキャンピングカーに搭載される機能をあえて排除しているのが特徴。ベース車両となるスズキ エブリイの使い勝手をそのままに、自分ののキャンプギアとかけ合わせることで、好みのキャンプが楽しめるのだ。
フルフラットな空間で用途が無限大!
車中泊を想定しフルフラットシートを備えているキャンピングカーでも、実際にはシートを倒しても凹凸があって寝心地が悪いケースもある。VanBaseエブリイは、後部座席を収納すれば奥行172cm×横幅135cmの完全フルフラットな空間へとアレンジが可能。そのため、快適な睡眠スペースを確保できるほか、リモートワークや趣味の時間など、さまざまな用途で活用できる。
高い断熱性と遮熱性で毎日の運転も快適
車内の装備がシンプルなVanBaseエブリイだが、断熱性と遮熱性には強いこだわりがある。断熱塗料にはNASAのスペースシャトルでも採用された「GAINA」を使用。また、オプションで窓には紫外線を100%、赤外線を99%カットする特許申請フィルム「ahead-TSM90C」を貼り付けることも可能なため、室内温度が過度に上昇することもなく、車内でも快適に過ごすことができる。熱と紫外線を徹底的にカットしてくれるので日焼け対策の負担も軽く、心地よい空間で毎日の運転を楽しめるだろう。
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