初めまして、缶コーヒーです。よく愛飲していたことからそう名乗っております。なんのことはないただのオートバイマニアです。さまざまな方を経由して私のところまで来たタスキ、これまでの方々と比べて見劣りするのではと大変恐縮ですが、私のバイクライフから、オートバイという機械の魅力について、私の感じていることを書かせていただきます。
機械を分解せずにはいられなかった幼少期
幼少期から機械好きで、それはもう目に付くものを手あたり次第に分解していたぐらい。元に戻せなくなった思い出は数え切れないほどです(苦笑)。ラジコン、ミニ四駆などのホビーはもちろんのこと、ラジオやアンプといったオーディオ等がお気に入りでした。
そんな分解小僧が成長するにつれて、手を伸ばすようになったのが自転車でした。それまで触れてきたものと大きく違った点は「人が乗れる」こと。「自身で締めたネジで構成された機械に跨り、実際に走行することができる」といった乗り物の基本が、当時の私にとっては新鮮でした。部品を付けたり外したり、付け忘れたり余計に付けたり…整備した結果に一喜一憂と、中学校から帰ってきてはそんなことを繰り返してましたネ。
エンジンが与えてくれた感動
オートバイとの付き合いは、自動車免許を取得した20歳の頃から。高校生のときに目にした、カブエンジンのミニマムさがなぜか自分の琴線に触れて、くたびれたスーパーカブ50を友人づてで手に入れたのが始まりです。
「人が乗れる」ことに加えて、「エンジン」が搭載されていることに心躍りましたヨ。それもたった39mm径の円筒形の部品が、自転車以上の速度を与えてくれる…その体験と機構に感動しっぱなしでした。
学生だった私にとって、道路交通法をもとに成り立っている「公道」という社会に属したという実感が得られたことも転機でした。大人に近づいたような気がして誇らしく思ったことを、今でも覚えていますネ。
サビを愛着に変えたスーパーカブの奥深さ
そんなスーパーカブは、居ても立っても居られず、手に入れたその日のうちに分解しました(笑)。中古だったこともあり、染み付いた汚れをブラシとボロキレで掃除して、ネットの情報やサービスマニュアルとにらめっこしながら、地道に組み立て直しました。そうした作業を通して、カブにも年代や国によって違いがあること、大別して6V、12Vの種類があることなど、カブの歴史や奥深さを知ったのです。先人の知恵様様ですネ。
では自分のカブはと、フレームナンバーを見てみると、72年式のいわゆる“行灯カブ”であることであることがわかりました。「50年以上前の機械が今日の公道を走行できるなんて…」と思うと、フレームについたサビにも愛着が湧いてくるから不思議です。時代を経てきた証拠ですし、交換する部品もあえておなじようにサビている部品を選んだりするようになってしまいました(苦笑)。
カブは小排気量だからこそ、キャブセッティングひとつ、最終減速比ひとつで乗り味がまったく変わります。小さな作業でも変化が実感できることが、うれしかったのでしょうネ。旋盤を使ってフライホイールの軽量化や、ポート加工、バルブの軽量化など、削るだけでできるチューニングから始まり、4速化、ハイカム化、ハイコンプ化などのカスタムにまで手を出すようになりました。
手を入れるにつれて他の形式のエンジンはどうなのかと興味が尽きなくなってしまったのが、運の尽き。2ストのヤマハysr50やら、ホンダAF16タクトといったスクーターやら、手あたり次第に入手していじるようになってしまいました(笑)。
SNSが繋いだ仲間との出会い
そんな愛車達について、SNSで情報発信を行っていたら、同じ目線を持つ気の合う仲間が自然と集まるようになりました。これまでの連載を担当した、えすごさんやSammasworksの益田さん、Hoity’s荒木さんと知り合ったのも、その流れです。仲間と会う日には、夜通し愛車トークを繰り広げることもしょっちゅう。
缶コーヒー片手に、「あのオートバイに付いているボルトは頭がかっこいい」「この部品の取付角度はもう数度ズラした方が渋いんじゃないか」と会話が止みません。集まった乗り物ジャンキーと情報交換や親睦を深めていくと、いろいろな刺激を受けます。
それがオートバイをいじるモチベーションに繋がるのです。みんな熱量がすごくて、会うたび、彼らの乗り物に付いてる部品が、なんなら車種が変わってるんですヨ(笑)。オートバイを通して、いろんな人物と知り合える…それもまたオートバイの魅力ですネ。
仲間の影響で興味が湧いた’60sスポーツ
いつしか60年代のスポーツ原付に興味が湧くようになったのも、そんな仲間たちの影響です。実用車から流用したプレスフレーム、ローライズな一文字ハンドル、セミロングシート…私も乗ってみたいと思い、ブリヂストンのBS50を入手しました。
レストアを進めながらハンドルを自作し、シートは他車種流用を行い、念願のスポーツ車の形に仕立て上げました。今自分の中で一番ホットなオートバイです。カブとは違って部品流通や情報も少ない点が、知恵の輪のようで面白く、日々試行錯誤しています。
予備部品と称して中古部品をストックしていたら、もう一台組み上げることができる程になり、組み上げてしまいました(苦笑)。旧車乗りあるあるですネ。このオートバイのおかげで新たな仲間も増えたり、雑誌に取り上げていただいたり。仲間たちが開催した走行会の参加まで、49cc以上の働きぶりをしてもらいました。
排気量やサイズ以上の喜び
部品ひとつを交換して変化する“乗り心地”というオートバイ自身のフィードバックが何よりの魅力です。そして「この部品は雰囲気がある見た目だ」とか「前の部品より今の部品のほうが好みだ」とか、そんな“意見交換できる仲間との出会い”もオートバイの魅力のひとつカナと思っております。
オートバイに触れてから、行動範囲もさることながら、SNSでのつながりも拡大し、いろんな出会いを経験できました。人生になくてはならないとはいわないけれど、あると排気量やサイズ以上の喜びを与えてくれる…。私にとって、オートバイはそんな乗り物です。
次回の「こだわりライダーSNSショッキング」は…
たまねぇさんが登場予定。どんなバイクライフやバイク愛を語ってくれるか、乞うご期待!!
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