![[2024年版] 冬の定番“グリップヒーター”おすすめ×5選〈ブラックフライデーセールを狙え!〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2022/12/wym2212-grip-heater-01.jpg?v=1670150811)
地球温暖化が進む昨今。とはいえライダーにとって、やっぱり冬は寒い。とくに手元の冷えはカラダに堪えるもの。そこでグリップヒーターの出番なのだが、標準装備されている車両はまだ少なく、後付けせざるをえないのが実情だろう。でも大丈夫! ビギナーやDIYが得意ではない方でもなんとかなるグリップヒーターの取り付け方を、2024年最新版オススメ品とともに紹介しよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●外部リンク:エンデュランス
2024冬・おすすめグリップヒーター×5選【Amazonブラックフライデーセールを狙え!】
エンデュランス:グリップヒーターSP(汎用)
エンデュランスの「グリップヒーターSP」は、スイッチ部の材質と形状を見直し、ダイレクトな押し心地の良さを実現。(1)バッテリーを保護するレギュレート機能/(2)発電容量に配慮した最大出力調整機能/(3)電圧レベルを示すバッテリーチェック機能/(4)雨の日も安心の防水機能等、ユーザー目線での便利機能を備える。
キジマ:グリップヒーター GH08
老舗パーツブランド・キジマのグリップヒーター「GH08」は、グリップヒーターの欠点である握りの太さを解消したスリムタイプ。通常のグリップと同等の握り心地で違和感なく使用できる。スイッチは別体式で、簡単な操作で好みの温度に調整可能。電圧制御機能も付いており、低電圧時も安心だ。
デイトナ:ホットグリップ ヘビーデューティー ビルトイン4Sn
デイトナの「ホットグリップ ヘビーデューティー ビルトイン4Sn」は、温度が逃げにくくねじれに強い樹脂製インナーとフィルムヒーターを採用し、純正に近いスリムなグリップ外径(Φ33.6)を実現。グリップ内蔵スイッチ型で、グリップを握ったままワンタッチで温度を4段階に調節できる。
カエディア:グリップヒーター KDR-392A1
バイク用電子機器アクセサリーの製造販売を行う国内メーカー・カエディアが手がけるグリップヒーターは、グリップの外形を極限まで細くしながら高出力を確保。コントローラーはグリップ一体型で、バッテリーを保護する電圧制御機能を搭載している。
〈番外編〉デイトナ:ホットグリップ 巻きタイプEASY USB
上記のグリップヒーターは、いずれもグリップ本体を交換装着するタイプにつき、それなりの取付作業が発生する。作業に自信がない/そこまでするほどでもないというのであれば、専用グリップへの交換不要な巻き付け式という選択肢も。デイトナの「ホットグリップ 巻きタイプEASY 」であれば、電源取り出しもUSB接続で取り付け簡単だ。
初心者でも自分でグリップヒーターを取り付けられるのか?
今回のDIYは、数あるグリップ交換型の選択肢から、エンデュランスの「汎用グリップヒーター HG120M」をチョイス(現在は廃番)。電圧計機能はもちろん、電圧の上下によって通電量を自動調整する“レギュレート機能”や、エンジン始動時にだけ加熱設定を高くしておける“スタートアシスト機能”などが備わったモデルだ。
さて、初心者にとって、グリップヒーター取り付けのハードルは2つあるだろう。
- そもそも電源をどこからどう引っ張ればいいのか?
- 元のグリップをうまく取り外せるのか?
ハードル1:グリップヒーター取り付けの前に、電源をどうするか問題
電源はヒューズボックスから取るのが無難
電源の取り方についてはいろいろなやり方があると思うが、今回はわかりやすく“ヒューズホックスから電源を取る”ことに。結果、ヒューズボックスからハンドルまで配線を延ばす必要が生じるが、それはそれで良しとした。
とりあえずこれだけは用意しておきたい工具類
- プラスドライバー:家庭の工具箱に入っているレベルでOK
- ラチェットレンチ:安物でもいいからソケットレンチセットを持っとくべし
- 電工ペンチ:配線コードをつなぐギボシ端子を加工するため
- ラジオペンチ:ギボシ端子加工のサブとして
- 検電テスター:どの配線に電気が通っているかをチェック
今回、電源取り回しに調達したパーツ類
- ヒューズ電源:電流(A)とヒューズ形状(平型/ミニ平型/低背)の違いあり
- 配線コード:ヒューズ電源からグリップヒーターへの配線。
- ギボシ端子:配線コードをオス/メスで繋ぐ金具。塩ビカバーとセットで。
- クワ型端子:マイナス配線取り付け用
- 結束バンド:配線コードの取り回し固定用
(念のため)電気取り扱い上の基礎知識
- 電力(W)=電圧(V)×電流(A)
- 配線を繋ぐときはプラス極から、外すときはマイナス極から
さて、電源取り回しの手順
- ヒューズボックス内、ヒューズ電源を差し込むスロットを決める
- 対象のヒューズを取り外し、ヒューズ電源を差し込む
- ヒューズ電源に配線コードを繋ぐ
- 配線コードをハンドル側に取り回す
- 配線コードとグリップヒーター側の配線を繋ぐ
手順1:ヒューズボックス内、ヒューズ電源を差し込むスロットを決める
手順2:対象のヒューズを取り外し、ヒューズ電源を差し込む
電源チェックが済んだら、念のためバッテリー(のマイナス極)を外しておきたい。すべての配線作業が済んだら復帰させて通電チェックを。
手順3:ヒューズ電源と配線コードを繋ぐ
電工ペンチを使って、配線コードのプラス側にギボシ端子(オス)、マイナス側にクワ型端子をかしめて取り付ける。電工ペンチでの端子のかしめ方にもそれなりのコツがあるのだが、ここでは割愛する。ググるなりして参照されたし。
ここで注意したいのは、エーモン等が製造している一般的なギボシ端子(写真右側)のサイズがφ3.96であるのに対し、一部のバイク用端子(写真左側)が若干細いφ3.5であること(今回のグリップヒーターも後者)。オスとメスのサイズが合わないと、“奥までしっかり差し込めない/スカスカで抜けてしまう”ので、どちらかの規格に統一して付け替える必要がある。
続いて、ヒューズ電源のプラス線と配線コードのプラス線をギボシ端子で繋ぎ(写真上側)、次に配線コードのマイナス線(クワ型端子)を金属部に繋いでアースを取る(写真下側)。
手順4:配線コードをハンドル側に取り回す
ヒューズボックスからハンドル付近に配線するコードであれば、本来なら一旦タンクを外して這わせるべきなのだろうが、そこまでオオゴトにしたくはないので、今回はフレームに沿わせて遠回りさせることにした。作業がラクだとはいえ、チェーンなどの可動部分や熱を持つエンジンにコードが直接当たることのないよう、それなりの配慮が必要ではある。
手順5:配線コードとグリップヒーター側の配線を繋ぐ
取り回した配線コードの先端にもギボシ端子を取り付け、それらとグリップヒーター側の配線を繋げば完成なのだが、ここで問題なのは、かなり太くてかさばるグリップヒーター側の配線をどこに収納すればいいのかということ。筆者の場合はヘッドライト部が大きい旧車につき、その中のスペースに押し込めることができたが、スマートなイマドキの車両の場合は収納場所に悩むかもしれない。
電圧計をハンドルバーに設置し、バッテリーを復帰させてエンジン始動。無事に電圧が表示された。これにて電気系作業は完了。
ハードル2:続いてグリップの付け替え。簡単に抜けるのか??
結果:恐れるに足らず
電源取り回しの課題をクリアして、お次はグリップの付け替え作業。ざっと見たかぎりでは、黄色い接着剤が一部はみ出ているなど、びったり張り付いて簡単には剥がれないんじゃないかと思っていたのだが…。
結果から言うと、あっさり抜くことができてしまった。
だがその後、ハンドルバー全面に塗りたくられた接着剤をきれいに取り除くことに意外にも時間がかかってしまったのは予想外だった(上手い方法がきっとあるんだろうが、今回は地道にこそげ取った)。
バーをキレイなカラダにしてあげた後、新グリップをぐいと差し込む。細かい調整を施して、全工程終了と相成った。
ここで使った工具類
- マイナスドライバー:家庭の工具箱に入っているレベルでOK
- パーツクリーナー:スロットル側が樹脂製なので、プラスチックセーフタイプを使用
- カッターナイフ:こびりついた接着剤を地道にこそげ取る
作業手順(と言ってもごくあっさり)
編集部の仲間から聞いた手法=マイナスドライバーを突っ込んでグルッと一周させつつ、その奥にパーツクリーナー(プラスチックセーフ)を吹きつける。ねじるようにグリップを回してみたら、あっさりスッポリ抜けてしまった。
旧グリップ取り外し後。見てのとおり接着剤がこびりついている。これをキレイにこそげ落とす。左手側はスチールパイプなのでまあまあの手間で済んだが、右手スロットル側は樹脂製のためなかなか剥がれず難儀した。
接着剤を剥がし切った後に、新グリップを差し込む。左手側はややキツめで、ぐりぐりしながら装着完了。右手スロットル側はややゆるかったので、同梱されているアルミテープを数枚貼って対処。今回、接着剤は使わなくてよしと判断した。
完成! 終わってみればこんなもんかという気もしなくはない。
全工程終了:これで冬ツーリングも快適!
すべての作業を終えて、試走タイムへ。走り出し直後にレベル5に設定しておくと、みるみる間に発熱。しかも巻き付け型とは異なりグリップ全体が温まることもあって、手元全体を包み込むような“ぬくぬく感”に浸れる。
というわけで、始める前はどうなることかと不安もあったが、終わってしまえばそれほど大変な作業でもなく、またその後に得られる満足度の高さと合わせると、グリップヒーター換装DIYは、バイクいじり初心者が取り組む課題としてうってつけだと言えるだろう。
手元の寒さをどうにかしたいビギナー諸氏、どうぞお試しあれ!
後日談:じつは冬以外でもけっこう使うことアリ
グリップヒーター取り付けから1年が経過。スイッチを入れるのは真冬だけだと思っていたのだが、意外にもオールシーズン使えることがわかった。
春秋シーズンでもロングツーリング中に手先が冷えてくることは普通にあるし、夏でも雨に降られてグローブがびしょびしょ、なんて時に重宝した。
日本の気候を考えると、新車にはひととおり標準装備されてもおかしくないような気がするのだが…。
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※本記事は2022年12月6日公開記事を加筆再編集したものです。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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