80年代東京の風をタイのカブに! ポップアート風ステッカーとクロームパーツが映える限定500台の原付二種「スーパーカブ Tokyo 80s リミテッドエディション」【海外】

80年代東京の風をタイのカブに! ポップアート風ステッカーとクロームパーツが映える限定500台の原付二種「スーパーカブ Tokyo 80s リミテッドエディション」【海外】

タイホンダから1980年代の東京の雰囲気やバイブスをテーマにした特別仕様車「スーパーカブ Tokyo 80s リミテッドエディション」が登場した。タイ全土でわずか500台のみが限定販売される H2C(Honda to Customer)ブランドのレトロモデルだ。日本のポップアートを彷彿とさせるグラフィックと専用アクセサリーをまとった注目の1台を紹介しよう。


●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:タイホンダ

1980年代の東京バイブスをポップアート風グラフィックで再現

「スーパーカブ Tokyo 80s リミテッドエディション」は、1980年代の東京のストリートカルチャーや街並みの雰囲気からインスピレーションを受けてデザインされた限定カスタムモデル。タイホンダのアクセサリーブランド「H2C」が手掛ける限定車シリーズの最新作として、タイ国内で限定500台のみが展開されるコレクターズアイテムだ。

車体を覆うグラフィックの要となるのが、レッグシールドやボディサイドに配置された「Tokyo 80s」専用レジンステッカーだ。日本のポップアートを思わせる鮮やかなラインとカラーリングが施されており、レトロでありながら現代のストリートにも映える存在感を放っている。

ボディカラーにはノスタルジックな雰囲気を高める「イエロー-ホワイト」の専用ツートーンカラーを採用し、80年代の東京を駆け抜けていたかのような遊び心溢れる世界観を作り上げている。

さらにこのモデルの魅力を引き立てているのが、アパレルやライフスタイルと融合したプロモーション展開だ。限定500台の購入者には、車体のグラフィックとリンクする専用デザインの「Tokyo 80s」ジャケットが付属。加えて、車体色と同デザインにコーディネートされた専用クラシックヘルメットも用意されており、ライダー自身も80年代ファッションに身を包んでライディングを楽しめる。

タイ現地ではバンコク・スクムビット26のヘアサロン「Tur Hair Salon」での実車展示やSNSキャンペーンも実施され、単なるバイクの枠を超えたカルチャーとしての話題を集めている。

クロームパーツとライトブラウン風防が引き締めるヴィンテージディテール

デザイン面だけでなく、細部に装着された専用パーツ群が「Tokyo 80s」のヴィンテージ感を一層際立たせている。フロント周りでひと際目を引くのが、新設計のライトブラウンカラー専用ウインドシールドだ。小ぶりでありながら絶妙な色合いのスクリーンがノスタルジックな表情を作り出し、走行時の防風効果とともにドレスアップ効果を発揮している。

レッグシールド中央のフレームカバー部には、高品質なクロームメッキ加工が施された専用ボディプロテクターとフロントキャリアを標準装備。光沢あるクロームパーツがフロント周りをメカニカルに引き締め、小物の積載力を高めつつ、細かな擦れからボディを守る実用性を兼ね備えている。

足回りには、クラシカルな佇まいを強調するワイヤースポークホイールを採用。前後17インチのスポークホイールに、フロント70/90-17、リア80/90-17サイズのタイヤを履き、路面を選ばない軽快な走りを支えている。ブレーキにはフロントに油圧式ディスクブレーキ(コンビブレーキ装備)、リアに機械式ドラムブレーキを配置し、レトロな外観と高い安全性を両立させている。

109.5cc eSPエンジンとダブルシートがもたらすタイ仕様ならではの走り

パワートレインには、最新の環境性能と扱いやすさを誇る109.5cc空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒「eSP」エンジンを搭載する。電子制御燃料噴射装置「PGM-FI」とアイドリングストップ機構(Idling Stop)を組み合わせ、優れた燃費性能と力強い低中速トルクを発揮する。変速機には4段ロータリー(走行時リターン)ギアを採用し、クラッチ操作なしでスムーズな変速を可能にしている。

車体構成において日本のスーパーカブ110と大きく異なるのが、タイ仕様ならではのフラットなダブルシート設計だ。二人乗り(タンデム)を日常的に行うタイの交通事情に合わせたこのシートは、ライディングポジションの自由度が高く、長時間のライディングでも疲労を軽減してくれる。シート高は744mmと低く抑えられ、足つき性にも優れている。

1224mmのホイールベースと98kgの軽量な車両重量、4.2L容量の燃料タンクを備え、街中での扱いやすさと取り回しの良さは抜群だ。価格は5万4000バーツ(記事執筆時点で約25万円)。日本国内への正規導入の予定はないが、1980年代の東京レトロと現代のカブカルチャーを融合させたこのデザインアプローチは、日本のカブファンにとってもカスタムの大きなヒントになるだろう。タイホンダが見せた独創的な限定モデルの試みに、今後も注目だ。

HONDA SUPER CUB TOKYO 80S LIMITED EDITION (2026model / TH) COLORS

【HONDA SUPER CUB TOKYO 80S LIMITED EDITION】●イエロー-ホワイト

HONDA SUPER CUB TOKYO 80S LIMITED EDITION (2026model / TH) SPECS

項目諸元
エンジン種類JA56E- PGM-FI 空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒
総排気量109.5cc
ボア×ストローク47.0mm × 63.1mm
圧縮比10.0:1
燃料供給方式PGM-FI 電子制御燃料噴射
電装・環境制御eSP / eSP+、Idling Stop、Combi Brake、Emission 6th/7th Level
始動方式セルフ式 / キック式併用
駆動方式チェーン
クラッチ形式湿式多板
変速機形式4段ロータリー(走行時リターン)
変速比 1速3.142
変速比 2速1.833
変速比 3速1.333
変速比 4速1.071
フレーム形式アンダーボーン
フロントサスペンションテレスコピック
リアサスペンションスイングアーム
フロントホイールワイヤースポーク
リアホイールワイヤースポーク
フロントタイヤ70/90-17M/C 38P
リアタイヤ80/90-17M/C 50P
フロントブレーキ油圧式シングルディスク(コンビブレーキ装備)
リアブレーキ機械式ドラム
全長×全幅×全高1876mm × 707mm × 1042mm
軸間距離1224mm
最低地上高132mm
シート高744mm
キャスター / トレール26°15′ / 72mm
車両重量98kg
燃料タンク容量4.2L
生産国タイ(タイホンダ / H2C限定モデル・限定500台)
メーカー希望小売価格5万4000バーツ(※約25万円)

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