【レッスン教材に選ぶ理由】全日本レーサー・岡崎静夏が語るホンダ「グロム」の真価! 12インチなのに切れ込まない安定感

全日本ロードレース選手権J-GP3クラスで初ポールポジション獲得の岡崎静夏が、サーキットでも親しんできたグロムを公道試乗!
まとめ:田宮 徹 写真:楠堂亜希 ●BRAND POST提供:HondaGO BIKE LAB
小径ホイールを履くのに安定感が高めなのも魅力
全日本ロードレース選手権第4戦筑波大会では、雨上がりの難しい路面だった予選でトップタイムをマークし、初めてポールポジションを獲得。ところが決勝は、先頭集団にいたのにミスで転倒してしまい、ノーポイントに終わりました。やっぱりレースは難しいです……。
さて今回は、そんな全日本を戦うレーサーたちにも意外と知られたバイクに試乗してきました!
グロムは、前後12インチホイールを履いた車体にマニュアルクラッチ仕様の123㏄空冷単気筒エンジンを搭載した原付二種スポーツ。’13年の初代デビュー以来、歴代モデルは個性的で遊び心のあるスタイリングも特徴としてきました。
価格:42万3500円~(赤)
※カラーによって価格が異なります
主要諸元
■全長1760 全幅720 全高1015 軸距1200 シート高761(各㎜) 車重103㎏(装備)
■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 123㏄ 10ps/7250rpm 1.1㎏-m/6000rpm 5段リターン式 燃料タンク容量6.0L
■タイヤサイズF=120/70-12 R=130/70-12
レーサーたちにも近い存在なのは、HRCがグロムレースベース車を販売してきたから。全国各地でワンメイクレースも開催されています。
シートもハンドルも位置が高めなので、同じくHRCのNSF100に代表される一般的な前後輪12インチ径レーサーと比べて地面は遠く、その代わりライポジにはある程度の余裕も。だから高身長でも比較的乗りやすく、本気の人からエンジョイ派まで誰もがサーキットを楽しめます。
じつは私も、グロムは1台所有。これは自分がサーキットで練習するためではなく、主催している「きそれん」というライディングレッスンで、参加者に貸し出すための車両です。NSF100だとマシンが小さすぎる人も多く、ハンドルが低すぎると腕に乗っかって適正な操作ができなくなってしまうので、正しいフォームやニーグリップ、力を入れるべき場所などを学んでもらうための教材として活用しています。
つまりグロムというのは、それくらいスポーツライディングを学ぶ最初の教材に向くバイク。原付二種クラスだから絶対的なパワーはないけど、だからこそリスクは少ないし、ハンドリングは素直で、小径ホイールなのにバンクさせたときに前輪が切れ込むような感触は皆無だから、安心してコーナリングできます。
公道で乗るのは久しぶりでしたが、’21年型以降の現行エンジンは5速トランスミッションを搭載していて、それ以前の4速と比べてギア選択に悩まず走れる印象。また、クラッチレバー操作荷重がとても軽く、半クラッチ操作がやりやすいこともあり、小排気量エンジンだけど発進操作に対する不安もまるでありません。
あらためて感じたのは、交通の流れが速めな道での安定感。12インチのバイクにはちょこまかしがちなイメージがありますが、グロムはふらつきを感じることがとても少ないんです。これは、前後タイヤがワイドなことが効いているはず。12インチだからフロントから旋回する感覚もあり、車体が軽くて乗車位置は高めだから振り回して乗ることもできるけど、ゆったり走りたいときにカクカクした動きになりません。
現代のCBシリーズをギュッと小さくしたのがグロムというのが、私の中にあるイメージ。それだけに、全日本レベルのレーサーがトレーニングで使うのには向かない部分もあるのですが、マニュアルクラッチのバイクに慣れる最初の1台、サーキットやレースをエンジョイするためのマシンとしては、本当に素晴らしい位置にあると思っています。
さてそんなグロムが、’26年6月にカラーバリエーションを変更。3タイプすべて新色なのですが、このうち今回試乗したゲイエティーレッドにはHondaワークスマシンを思わせるグラフィックが使われ、アンダーカウルも標準装備されました。従来型は控えめなシティコミューターの印象でしたが、今度のグロムは、鮮やかなスプレンディドブルーもそうですが主張強め。これまで以上に、ルックスも楽しめちゃいます!
※本記事はHondaGO BIKE LABが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。


