
43年という長きにわたり、ヤマハの看板を背負い続けたSR400。その歴史は「変わらないこと」の歴史であるが、カラーリングに関しては、時代の空気を取り込みながら多彩な変遷を遂げてきた。歴代SR400ならびにSR500のカラーバリエーションを、系統ごとに分類して紹介。この記事ではホワイト・シルバー・グレー系統について、年式ごとの特徴を交えてお伝えする。金属感を強調するシルバーや、清潔感のあるホワイトは、SRの造形美を際立たせてくれる色だ。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ヤマハ発動機
- 1 〈1988年8月〉SR400[3HT1]/500[3GW1]:負圧式キャブ採用
- 2 〈1996年10月〉SR400[3HT8]/500[3GW7]:細やかな進化
- 3 〈2001年3月〉SR400[3HTC]:ディスクブレーキ化で走りを一新
- 4 〈2002年4月〉SR400[3HTD]:マットブラックエンジン初採用
- 5 〈2004年2月〉SR400[3HTJ]:軽快なホワイト追加
- 6 〈2005年2月〉SR400[3HTK]:トラッドスタイル登場
- 7 〈2012年1月〉SR400[3HTU]:黒にホワイトステッチ追加
- 8 〈2014年1月〉SR400[3HTW]:プライス適正化
- 9 〈2021年3月〉SR400[B9F6]:シンプル&アイコニックな最終モデル
- 10 YAMAHA SR400最新相場情報
〈1988年8月〉SR400[3HT1]/500[3GW1]:負圧式キャブ採用
負圧式BSTキャブレターに変更して始動性や加速性を向上。カムシャフトも変更して、扱いやすさを高めた。エアボックスの容量アップを図り、チェーンは428サイズに変更された。
【1988 YAMAHA SR400[3HT1]/500[3GW1]】●発売当時価格:39万9000円/43万円 ※写真の車体色はブルーイッシュダークシルバー(共通色)
〈1996年10月〉SR400[3HT8]/500[3GW7]:細やかな進化
ステップが10cm前進し、ディスクブレーキ時代と同じ位置に。燃料タンクは口金内部の形状変更(外観は変わらず)で容量12Lへ変更。この型からブレーキワイヤーの素材がステンレスに変更されたことで、耐久性が向上した。500はグリタリングブラックのみだった。
【1996 YAMAHA SR400[3HT8]/500[3GW7]】●発売当時価格:42万5000円/45万5000円 ※写真の車体色はライトグレーメタリック
〈2001年3月〉SR400[3HTC]:ディスクブレーキ化で走りを一新
フロントブレーキを再びディスク化。ただし初代モデルとは異なり、フロントフォーク右に配置し、多孔式ディスクに2ピストンのピンスライドキャリパーを装備した。ホイールのハブやスポークも異なる。
また、合わせて前後サスペンションのセッティングも変更して、走りの精度を高めた。キャブレターはレスポンスに優れるBSR33に変更し、排出ガス規制に対応してエアインダクションシステムを装備。プラグの点火方式も見直された。
車体色のシルバー3は歴代SRで初めての、グラフィックやストライプがまったく入らない完全なソリッドカラーで、クールなイメージを強調するカラーだった。
【2001 YAMAHA SR400[3HTC]】■全長2085 全幅735 全高1080 軸距1410 シート高790(各mm) 車重153kg(乾) ■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 399cc 27ps/7000rpm 3kg-m/6500rpm 変速機5段 燃料タンク容量12L ■タイヤサイズF=3.50-18/R=4.00-18●発売当時価格:45万円 ※写真の車体色はシルバー3
〈2002年4月〉SR400[3HTD]:マットブラックエンジン初採用
カラー変更を実施。シルバー3はピンストライプが入り、歴代SRで初めてマットブラックのエンジンが採用された。2001年のニューブラックブルーとベリーダークグリーンメタリック1は継続。
【2002 YAMAHA SR400[3HTD]】●発売当時価格:45万円 ※写真の車体色はシルバー3
〈2004年2月〉SR400[3HTJ]:軽快なホワイト追加
2004年モデルはカラー変更を実施。新色は、クールで軽快感溢れるブルーイッシュホワイトカクテル1。サムソンブルーとニューブラックブルーは継続で、主要緒元にも変更はなかった。
【2004 YAMAHA SR400[3HTJ]】●発売当時価格:46万円 ※写真の車体色はブルーイッシュホワイトカクテル1
〈2005年2月〉SR400[3HTK]:トラッドスタイル登場
2005年モデルでもカラーが変更され、新たな全3色ラインナップに。ブルーイッシュホワイトカクテル1のベースカラーは2004年モデルと同じだが、燃料タンクとテールカウルに入るピンストライプのカラーが変更された。主要緒元には変更なし。
【2005 YAMAHA SR400[3HTK]】●発売当時価格:48万6150円(消費税5%含む) ※写真の車体色はブルーイッシュホワイトカクテル1
〈2012年1月〉SR400[3HTU]:黒にホワイトステッチ追加
2012年モデルではカラー変更を実施。ヤマハブラックは、FI化した2009年モデルとはグラフィックを変更し、モノトーンのシートにSRシリーズで初めてホワイトのステッチが入れられた。
カラーバリエーション・ニューパールホワイトのグラフィックパターンはブラックと同様だが、ツートーンのシートを採用。SRはこの年、グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞した。
【2012 YAMAHA SR400[3HTU]】●発売当時価格:57万7500円(消費税5%含む) ※写真の車体色はニューパールホワイト
〈2014年1月〉SR400[3HTW]:プライス適正化
2013年に販売台数が前年より2倍に増えたのも後押しになり、2014年モデルはプライス適正化で53万5500円に価格変更。2014年モデルは3種のカラーをリリース。ニューパールホワイトは2012年モデルとグラフィックが変わり、サイドカバーの金属調エンブレムも新デザインになった。
【2014 YAMAHA SR400[3HTW]】●発売当時価格:53万5500円(消費税5%含む) ※写真の車体色はニューパールホワイト
〈2021年3月〉SR400[B9F6]:シンプル&アイコニックな最終モデル
標準仕様の「ファイナルエディション」は2色展開。ブルー車はXS650スペシャルなどを、グレー車は1983年式あたりのSR400/500を彷彿とさせた。”Final Edition”の文字は、前者がサイドカバー、後者はタンクに刻まれていた。
【2021 YAMAHA SR400 FINAL EDITION [B9F6]】●色:ダークグレーメタリックN ●発売当時価格:60万5000円
YAMAHA SR400最新相場情報
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(名車/旧車/絶版車 | ヤマハ [YAMAHA])
免許制度変更→ビッグバイクのハードルが大幅に下がった ’90年代末にさしかかると、ゼファー以降に登場したCBやXJRもビッグチェンジを果たした。とくにCBはバルブ休止機構のハイパーVTECを導入し、新[…]
ヤマハ AG200(1985年2月発売)「AGはAGRICULTURE=農業の略」 直訳すると車名は「農業200」だが、いわゆる農耕地での移動や運搬に使われるバイクのこと。ホンダのCTシリーズと成り立[…]
極太のフレームに仰天 ライバルがアルミフレームで先鋭化する中、ついにヤマハもFZの発展進化形をリリースする。1986年5月に発売されたFZRは、前年に発売されたFZ750やFZ250フェーザーと同様、[…]
鮮烈な印象を与えたヤマハ200ccロードスポーツ ヤマハ発動機は、斬新なトライや洗練されたデザインといった印象などで、ひとつ頭が抜けているメーカーだと以前から思っていた。 ヤマハ・バイクのデザインとい[…]
YZRやYZFワークスマイン直系のデルタボックスフやEXUP装備とコスト高おかまいなしのファイナルFZRだった! ヤマハの250cc4気筒は1985年4月のFZ250 PHAZERがルーツ。 250c[…]
最新の関連記事(SR400)
シンプルイズベストなSRにさらなるクラシックテイストを加えたい ヤマハSR400/500は、デビュー以来40年以上にわたって生産されたロングセラーモデルだ。無駄を削ぎ落としたシンプルなスタイリングは時[…]
〈1984年10月〉SR400LTD[34F]:SR7周年記念モデル SRの発売7周年記念モデルとして、400のみ1000台限定で発売。現在では、SR限定モデルの定番ともいえるグラデーションのぼかし塗[…]
〈2000年2月〉SR400[3HTB]:最終ドラムブレーキモデル ドラムブレーキの最終モデルだ。1999年のブラックゴールドは継続。ダークパープリッシュレッドカクテル3が廃止され、グロリアスマキシブ[…]
〈1983年3月〉SR400[34F]/500[34A]:STDもスポークホイール化 標準モデルもスポークにマイナーチェンジ。新設計のピストンリングやバルブ、オイルライン等も見直して耐久性を高め、セミ[…]
〈1978年3月〉SR400[2H6]/500[2J3]:ロードスポーツの原点 1976年に発売したオフロードモデルのXT500のエンジンとフレームをベースに、トラディショナルなロードスポーツとして登[…]
人気記事ランキング(全体)
今回の超音波洗浄はエンジンの汚れ落とし これまで超音波洗浄機は、「チェーン」や「キャブレター」などの洗浄に使ってきました。 数々の汚れを落としてきたその実力はすでに折り紙つき。それでいて扱いはとても簡[…]
ライダーの使い勝手を徹底的に考えて作られたコンパクトナビ 株式会社プロトが輸入、販売するバイク用ナビゲーション「ビーライン モト2」は、ライダーの使用環境に最適化された専用設計モデルである。一般的なカ[…]
穏やかでない社名は南北戦争に由来。人種差別の意図はないと断言 1991年、成功を収めた弁護士、マシュー・チェンバースが興したバイクメーカー、コンフェデレート。和訳すると「南軍」を意味する社名は、創業地[…]
憧れのレトロバイク、でも「維持費」と「トラブル」が心配…そんな悩みを一掃する新星が登場 大型バイクは重くて車検も面倒。かといって中古のレトロバイクは故障が怖いし、維持費も馬鹿にならない。そんな悩みを抱[…]
いち早くカフェレーサースタイルにカスタム ハーレーダビッドソンX350やX500をカフェレーサースタイルにカスタム。自身のSNSで発信していたのが、“抹茶いぬ”こと越山大地さんだ。 まだ専用パーツが出[…]
最新の投稿記事(全体)
シンプルイズベストなSRにさらなるクラシックテイストを加えたい ヤマハSR400/500は、デビュー以来40年以上にわたって生産されたロングセラーモデルだ。無駄を削ぎ落としたシンプルなスタイリングは時[…]
PACKOUTシリーズの工具収納システムに連結できるコードレスワークライト M12 PACKOUT シングルワークライトは、ミルウォーキーツールのM12バッテリープラットフォームに対応したコードレスL[…]
ミリ単位の取付位置設定でタンクからテールまで一本線を通すカウルキット 「究極のライダーのために」をコンセプトに世界の二輪パーツメーカーと共同で逸品を開発するというNaps Sportsの方針に沿い、今[…]
QJMOTOR・SRV250A(AMT)・ベルト版になって¥728,000 狭角Vツインには小太鼓の連打のような味わいがある 今から20年ほど前、国内4メーカーは揃って軽二輪クラスにVツインのクルーザ[…]
すでに13年も続いている人気イベント 初心者むけと言いつつ、いきなりサーキットが舞台というと「ハードル高くね」と思われがち。ですが、「バイクで遊ぼう」にはツナギのいらない「街乗りクラス」の設定があるの[…]
- 1
- 2


































