カワサキZ900RSカラー系統別カタログ【2018~2025年モデル】

カワサキZ900RSカラー系統別カタログ【2018~2025年モデル】

2017年のデビュー以来、国内大型バイク市場でトップ街道を驀進し続けているカワサキ Z900RS。その人気の根幹を支えるのが、毎年のように追加されるカラーラインナップだ。ここでは、歴代のスタンダードモデル(国内仕様)ならびに限定モデルがまとってきた色を系統別に深掘りしていく。


●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:カワサキ

伝統の「火の玉/玉虫」系統

Z900RSのアイコンとも言える、Z1/Z2(900 SUPER 4 / 750RS)をオマージュしたキャンディ系カラーリングの系統だ。

 キャンディトーンブラウン×キャンディトーンオレンジ(火の玉)

2018年モデル、2019年モデルで採用。初代Z1/Z2の伝統を継ぐ「火の玉」カラーは、Z900RSが鮮烈なデビューを飾った際のメインカラーだ。ショートピッチの燃料タンク形状に映えるこのカラーは、Z900RSのモチーフとなった伝説の始まりを象徴している。

【KAWASAKI Z900RS[2018年モデル]】主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 最低地上高130 シート高800mm(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売時価格:黒=129万6000円/茶×橙=132万8400円(消費税8%込み) ●色:茶×橙、黒 ●発売日:2017年12月1日

キャンディトーンブルー(玉虫ブルー)

2022年モデル、2023年モデルで採用。1975年型Z1Bで採用された、通称「青玉虫」または「玉虫ブルー」と呼ばれるカラーを再現したモデルである。

【KAWASAKI Z900RS[2022年モデル]】主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 シート高800(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売時価格:138万6000円 ●色:青、黒 ●発売日:2021年9月1日

キャンディダイヤモンドブラウン

2022年モデルのZ誕生50周年を記念した特別仕様車に採用されたカラーだ。初代Z1の火の玉をモチーフとし、オリジナルに近いビビッドなオレンジとキャンディダイヤモンドブラウンという特別色で彩られ、独自の技法で重ね塗りした艶やかで深みのあるフューエルタンク塗装が特徴だ。

【KAWASAKI Z900RS 50th Anniversary[2022年モデル]】主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 シート高800(各mm) 車重217kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps/8500pmm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売時価格:149万6000円 ●色:茶×橙 ●発売日:2022年2月1日

キャンディトーンレッド

1975年登場の茶玉虫(または赤玉虫)と呼ばれたZ1Bや、2005年モデルのゼファーなどを想起させる色として、2025年モデルで新たに設定された。この年式から、燃料タンクのエンブレムは、大文字の『KAWASAKI』とされている。

【KAWASAKI Z900RS[2025年モデル]】主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 最低地上高130 シート高800(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■キャスター25.0度/トレール98mm ブレーキF=φ300mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ250mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:148万5000円 ●色:赤、黒×緑 ●発売日:2024年9月1日

覚醒の「グリーン/イエロー」系統

カワサキのコーポレートカラーであるライムグリーンや、Zの歴史における「タイガー」パターンを反映した系統だ。

 キャンディトーングリーン(イエロータイガー)

2020年モデル、2021年モデルで採用。初代Z1の火の玉に続き、翌1973年発表のZ1Aで採用された「イエロータイガー」をZ900RSに反映させたカラーである。深みのある緑をベースに、白い子持ちラインが入る黄色の直線ストライプがスピード感を強調している。

【KAWASAKI Z900RS[2020年モデル]】主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 最低地上高130 シート高800mm(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売時価格:132万8400円(消費税8%込み) ●色:緑、黒 ●発売日:2019年8月1日

キャンディグリーン(イエローボールエディション)

正式名称に「イエローボールエディション」と名付けられた2024年モデルの特別仕様車に採用されたキャンディカラーだ。初代Z900RSの火の玉カラーと同じグラフィックパターンを使い、キャンディグリーンとレモン色に近いイエローが採用されている。かつて欧州仕様の初期Z1に存在したグリーン系×イエローの色味を忠実に再現したものと言える。

【KAWASAKI Z900RS[2024年モデル]】主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 最低地上高130 シート高800(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■キャスター25.0度/トレール98mm ブレーキF=φ300mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ250mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:148万5000円~ ●色:青、黒、黄 ●発売日:2023年7月15日

メタリックディアブロブラック×キャンディライムグリーン(グリーンボール)

2025年モデルで採用。火の玉やイエローボールになぞらえて「グリーンボール」とも言える出で立ちのカラーリングだ。

【KAWASAKI Z900RS[2025年モデル]】主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 最低地上高130 シート高800(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■キャスター25.0度/トレール98mm ブレーキF=φ300mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ250mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:148万5000円 ●色:赤、黒×緑 ●発売日:2024年9月1日

ストイックな「ブラック/ストライプ」系統

伝統色とは対照的に、シンプルでソリッドなブラックや、現代的なストライプを採用した系統である。

メタリックスパークブラック(ソリッドブラック)

2018年モデル、2019年モデルで採用。Z900RSデビュー時に、火の玉カラーと同時にラインナップされたソリッドなブラックカラーだ。

【KAWASAKI Z900RS[2018年モデル]】主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 最低地上高130 シート高800mm(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売時価格:黒=129万6000円/茶×橙=132万8400円(消費税8%込み) ●色:茶×橙、黒 ●発売日:2017年12月1日

メタリックディアブロブラック(ソリッドブラック)

2020年モデルで採用。差し色などが入らないシンプルなブラックで、1970年代のバイクチーム「クールス」のカスタムZ2を思わせる、ストイックな仕様である。

【KAWASAKI Z900RS[2020年モデル]】主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 最低地上高130 シート高800mm(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売時価格:132万8400円(消費税8%込み) ●色:緑、黒 ●発売日:2019年8月1日

エボニー(黒×銀水平ストライプ)

2021年モデルで採用。黒をベースに銀の水平ストライプが入るグラフィックで、2000年代のゼファーシリーズ(とくに2005年モデルの黒×銀)をオマージュしたものと見られる。

【KAWASAKI Z900RS[2021年モデル]】主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 シート高800(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売時価格:135万3000円 ●色:黒、緑×黄 ●発売日:2020年11月1日

メタリックディアブロブラック(水平ゴールドライン)

2022年モデル、2023年モデルで採用。燃料タンクに水平の金色ラインが引かれたシックなカラーリングである。これは2004年型のゼファー1100/750/χをオマージュした、いわば「黒玉虫」のようなパターンだ。

【KAWASAKI Z900RS[2022年モデル]】主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 シート高800(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売時価格:138万6000円 ●色:青、黒 ●発売日:2021年9月1日

メタリックディアブロブラック(ブルー/ブラック)

2024年モデルで採用。火の玉系のグラフィックパターンを踏襲しつつ、メタリックブルーをあしらったカラーである。

【KAWASAKI Z900RS[2024年モデル]】主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 最低地上高130 シート高800(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■キャスター25.0度/トレール98mm ブレーキF=φ300mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ250mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:148万5000円~ ●色:青、黒、黄 ●発売日:2023年7月15日

メタリックディアブロブラック(ブラック ピンストライプ)

2024年モデルで採用。欧州などでラインナップされてきたピンストライプ系のグラフィックを初採用したカラーである。このモデルでは赤い差し色が用いられている。

【KAWASAKI Z900RS[2024年モデル]】主要諸元■全長2100 全幅865 全高1150 軸距1470 最低地上高130 シート高800(各mm) 車重215kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 111ps/8500rpm 10.0kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■キャスター25.0度/トレール98mm ブレーキF=φ300mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ250mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:148万5000円~ ●色:青、黒、黄 ●発売日:2023年7月15日

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