
クラシカルなフォルムを採り入れたSHOEIのフルフェイスヘルメット『Glamster(グラムスター)』に、ニューグラフィックモデル『Glamster BLAST(ブラスト)』が登場する。発売予定は2026年1月だ。
●文:山下剛(ヤングマシン編集部) ●外部リンク:SHOEI
バイクの疾走感を表現したレースムードにもあふれるグラフィック
クラシカルな帽体形状を特徴とするフルフェイスヘルメット、Glamsterの新しいグラフィックは、バイクで走っているときの風をイメージした図柄だ。ヘルメットの前部から後部にかけて、幾重もの風紋がなびき、バイクならではの疾走感を表現している。
また、部分的に砂を散りばめたようなシルバーの点描をあしらっており、シンプルなデザインのアクセントとしている。
かつてのアメリカンレースのイメージであるファイアーパターンにも似ており、70~80年代のドラッグレーサーに合うグラフィックだが、カフェレーサーやストリート系カスタムマシンにもマッチするグラフィックだ。
カラーバリエーションは、ブラック×グレー、レッド×ブラック、ブルー×ブラックの3パターンだ。いずれもGlamsterのクラシカルなムードを強調するカラースキームで、
2020年9月に発売されたGlamsterは、エアロパーツなどの装備品を排し、帽体の美しいシンプルなフォルムを強調したフルフェイスヘルメットだ。後端下部にはダックテールシェイプ、フェイスガード部には4本スリットのメッシュ付きエアインテークを配している点も特徴だ。
フラットでクリアな視界を確保したシールドは、偏心起動を描いて開閉することでスムーズな操作を実現。シールドはビスで装着(固定用ビスは硬貨で回せる)されているが、ビスを操作せずとも微調整できる便利な機構も併せ持っている。冬季や雨天走行などでシールド内側が湿気で曇るのを防ぐ、ピンロックシールドにも対応しているから、幅広いシチュエーションで着用できる。
着脱式内装システムはシールドへの映り込みを防ぐスエード調の生地を採用し、汚れが目立ちにくいレザー調生地も相まって被り心地は快適だ。転倒事故の際に第三者がヘルメットを容易に外せる『E.Q.R.S.』も採用している。
SHOEI Glamster BLAST
●価格:6万4900円 ●サイズ:S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm) ●色:黒×灰(TC-5)、赤×黒(TC-1)、青×黒(TC-2) ●規格:JIS ●構造:AIM(Advanced Integrated Matrix) ●付属品:布袋、ステッカー、防曇シート、チンカーテン、シリコンオイル、防曇シート用ピン ●販売開始時期:2026年1月
SHOEI Glamster BLAST[TC-5 (BLACK/GREY)]
SHOEI Glamster BLAST[TC-1 (RED/BLACK)]
SHOEI Glamster BLAST[TC-2 (BLUE/BLACK)]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(SHOEI)
月内発売:SHOEI 「GT-Air 3 AGILITY」 優れた空力特性とインナーバイザーを兼ね備えたSHOEIのフルフェイスヘルメット「GT-Air3(ジーティーエア スリー)」に、新たなグラフィ[…]
念願のWYVERNシリーズ最新作の登場だ! ついに復活を遂げて、新発売となったSHOEI「ワイバーンØ」。歴代ワイバーンシリーズを愛用してきた筆者としては、どんな進化を遂げたのが期待しかない。そこで、[…]
クラシカルオフロードフルフェイスにシンプルなストライプ柄が新登場 EX-ZEROのニューグラフィックは、シンプルなストライプ柄だ。特徴的なのは左右非対称なことで、正面から見て左側には細いストライプが描[…]
カラーバリエーションが豊富な多彩なグラフィックモデルが登場 SHOEIが最高峰フルフェイスの「X-Fifteen」の製造&販売継続を決定した。2025年9月末をもって全てのカラー&グラフィックをいった[…]
月内発売:SHOEI「GT-Air3 MIKE」 インナーバイザー付きフルフェイスの決定版、SHOEI「GT-Air3」に、ニューグラフィックモデル『MIKE(マイク)』が2025年10月に満を持して[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
月内発売:SHOEI 「GT-Air 3 AGILITY」 優れた空力特性とインナーバイザーを兼ね備えたSHOEIのフルフェイスヘルメット「GT-Air3(ジーティーエア スリー)」に、新たなグラフィ[…]
とにかく目立つサイケデリックなカラーを使った新たなグラフィック 新しいグラフィックは、風の流れあるいはゼブラ模様にも見える流線の組み合わせをカラフルに仕上げたモデルだ。アライヘルメットによれば「オフロ[…]
バイクファッションブランド『ロアーズオリジナル』とのコラボレーションモデル第2弾が登場 このたび発売される『TX-STRADA ROARS』は、2020年に発売された『RAPIDE-NEO ROARS[…]
ヨーロッパの伝統建築や美術をモチーフとした新グラフィック かなり込み入ったグラフィックが描かれた新製品オルロイは、チェコの首都プラハの旧市庁舎の塔にある天文時計をモチーフとしている。時間を表示するだけ[…]
念願のWYVERNシリーズ最新作の登場だ! ついに復活を遂げて、新発売となったSHOEI「ワイバーンØ」。歴代ワイバーンシリーズを愛用してきた筆者としては、どんな進化を遂げたのが期待しかない。そこで、[…]
人気記事ランキング(全体)
空想をも現実化するリアルなライドフィーリング しげの秀一氏により1983年から1991年にかけて週刊少年マガジンで連載され、当時のオートバイブームの火付け役となった伝説の漫画「バリバリ伝説」。そこで描[…]
点火トラブルって多いよね 昔から「良い混合気」「良い圧縮」「良い火花」の三大要素が調子の良いエンジンの条件として言われておりますが、それはそのまま調子が悪くなったバイクのチェック項目でもあります。その[…]
長距離や寒冷地ツーリングで感じる“防寒装備の限界” 真冬のツーリングでは、重ね着をしても上半身の冷えは避けにくい。特に風を受ける胸や腹部は冷えやすく、体幹が冷えることで集中力や操作精度が低下する。グリ[…]
背中が出にくい設計とストレッチ素材で快適性を確保 このインナーのポイントは、ハーフジップ/長めの着丈/背面ストレッチ素材」という3点だ。防風性能に特化した前面と、可動性を損なわない背面ストレッチにより[…]
薄くても温かい、保温性に優れる設計 GK-847は、ポリエステル素材をベースとしたサーマル構造を採用しており、薄手ながらも高い保温性を実現している。厚手のウインターグローブの下に装着しても動きが妨げら[…]
最新の投稿記事(全体)
未塗装樹脂の白ボケ原因とツヤを復活させる方法 黒かったものが白っぽくなってくると古臭く見えてしまいます。…いいえ、「白髪」ではなくて「黒樹脂(未塗装樹脂)パーツ」のオハナシです。 新車の頃は真っ黒だっ[…]
第一世代登場は20年も前! まず最初に言っておこう。”喰わず嫌いしていると時代に取り残されてしまうぞ。いずれほとんど自動クラッチに置き換わっても不思議ではないのだ”と。なぜそこまで断言できるかというと[…]
原付の排気量区分は? 原付には、50ccまでの原付一種と51ccから124ccまでの原付二種があり、一般的に原付と言うと50ccまでを指すことがほとんど。今回の記事でも特に表記がないがきり原付一種を原[…]
着る季節を選ばない設計と、高速走行を意識したディテール 春から冬まで対応できる点が、このモデルの大きな魅力だ。表地には防風性とストレッチ性を備えたソフトシェル素材を使用しており、ライディング時の冷たい[…]
QJ LOVER Kayo が感じた ”リアルなQJ MOTORの魅力” を 毎月ここから発信していきます。 —— Let’s MOTOR Talk ! —— モデル・通訳として活動している時任カヨが[…]
- 1
- 2







































