
カワサキは北米で、ミドル4気筒スーパースポーツ「Ninja ZX-6R」「Ninja ZX-4R/RR」の2026年モデルを発表した。来季モデルは他の地域でも発表済みだが、北米には独自のカラーリングが用意されているのでお伝えしたい。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
北米仕様ではそれぞれ4カラーの多色展開
カワサキは北米で、フルカウルスポーツ「ニンジャ」ファミリーを発表。本記事では4気筒モデル「Ninja ZX-6R」「Ninja ZX-4R /4RR」を紹介しよう。
注目は636ccの4気筒エンジンを搭載する「ニンジャZX-6R」で、日本にも欧州にも存在しない「パールロボティクスホワイト×メタリックスパークブラック」を新たに設定。これは日本仕様のニンジャZX-4R SEが2026年モデルで新採用したものと同系のグラフィックになる。それ以外の3色は日本仕様ZX-6Rと同じものが揃う。
399ccの4気筒スーパースポーツ「ニンジャZX-4R/RR」は日本仕様および欧州仕様それぞれの2026年モデルに存在する4色を全てラインナップする。
Ninja ZX-4R ABS / Ninja ZX-4RR ABS[2026 U.S. model]
北米仕様では最高出力56ps/11500rpmとされた399cc並列4気筒エンジンを搭載。車体はニンジャZX-25Rと共有するコンパクトなスチールフレームをベースとしながら、専用の足まわりが設定される、現行モデルとしては唯一の400cc 4気筒スーパースポーツだ。トラクションコントロールや双方向クイックシフターも採用する。欧州および日本で2026年モデルが発表されており、北米仕様ではそれぞれのカラーラインナップから合わせて全4色を導入する。
Ninja ZX-4RR ABS[2026 U.S. model]
Ninja ZX-4RR ABS[2026 U.S. model]
主要諸元■全長1995 全幅765 全高1110 軸距1380 シート高800(各mm) 車重188kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 399cc 56ps/11500rpm 3.66kg-m/11000rpm 変速機6段 燃料タンク容量15.1L■タイヤサイズF=110/70ZR17 R=160/60ZR17 ※諸元は北米仕様RR
Ninja ZX-4R ABS[2026 U.S. model]Metallic Spark Black
Ninja ZX-4RR ABS[2026 U.S. model]Lime Green
Ninja ZX-4RR ABS[2026 U.S. model]Metallic Matte Graphenesteel Gray/Metallic Spark Black
Ninja ZX-4RR ABS[2026 U.S. model]Metallic Matte Graphenesteel Gray/Metallic Spark Black
Ninja ZX-4RR ABS[2026 U.S. model]Pearl Robotic White/Metallic Spark Black
Ninja ZX-6R / ABS[2026 U.S. model]
2024年モデルでフェイスまわりを中心にデザインが刷新されたミドルスーパースポーツ。2026年モデルではKRTエディションという名称がなくなった。4気筒エンジンは127ps/13000rpmを発生し、スポーツ/ロード/レイン/マニュアル設定の4種に設定可能なインテグレーテッドライディングモードを組み合合わせ、メーターは4.3インチのTFTカラーディスプレイを採用する。カワサキクイックシフターも装備するほか、以前のモデルからカセットミッションやアシスト&スリッパークラッチ、3モードのカワサキトラクションコントロールシステム、アルミ製ペリメターフレーム、SHOWA製SFF-BP倒立フロントフォークなど、優れた素性はそのまま継承している。北米仕様はABSの有無が選べるのも特徴だ。
Ninja ZX-6R / ABS[2026 U.S. model]
Ninja ZX-6R / ABS[2026 U.S. model]
主要諸元■全長2025 全幅710 全高1105 軸距1400 シート高830(各mm) 車重198kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 636cc 127ps/13000rpm 7.2kg-m/10800rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ※諸元は北米仕様ABS
Ninja ZX-6R / ABS[2026 U.S. model]Lime Green
Ninja ZX-6R / ABS[2026 U.S. model]Pearl Robotic White/Metallic Spark Black
Ninja ZX-6R / ABS[2026 U.S. model]Metallic Matte Graphenesteel Gray/Metallic Spark Black/Pearl Storm Gray
Ninja ZX-6R / ABS[2026 U.S. model]Metallic Matte Graphenesteel Gray/Metallic Spark Black/Pearl Storm Gray
Ninja ZX-6R / ABS[2026 U.S. model]Metallic Matte Dark Gray/Ebony
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(カワサキ [KAWASAKI] | 新型スーパースポーツ)
兵庫県西明石発、エンジニアリングの宝石がここに まだまだ続くよ北米で! 国内では2021年モデルの予約受注をもって販売終了が宣言されたニンジャH2/H2カーボン、およびクローズドコース専用のモンスター[…]
新ライムグリーンのほかグレー系2色も新ラインナップ カワサキは、4気筒600ccスーパースポーツ勢に対し37ccのアドバンテージを持つ「ニンジャZX-6R」の車体色を変更し、スマートフォンアプリの新機[…]
ニューカラーにスマートフォン接続機能が進化 2026年モデルでパッと目を引くのは、やはりカラー&グラフィックの変更だ。「Ninja ZX-4R SE」は、パールロボティックホワイト×メタリックスパーク[…]
キャラクターを明確にさせたモデルチェンジ 2025年モデルについてまず振り返っておくと、「Ninja ZX-25R SE」のみ、メタリックマットミステリアスグレー×メタリックフラットスパークブラックの[…]
軽量化とパワーアップの両面を果たしたフルモデルチェンジ:カワサキ「ニンジャ400」【2018モデル】 発売は、2018年2月1日。2017年モデルまでのニンジャ400は、海外向けのERシリーズをベース[…]
最新の関連記事(新型スーパースポーツ)
ヤマハの3気筒スーパースポーツがついに国内登場! ヤマハは国内向けモデルのYZF-R9をついに正式発表。鈴鹿8耐などで展示して注目を集めてきたが、ファンが待たされた甲斐はある150万円切り(149万6[…]
レースで勝つために進化を重ねたトップパフォーマー 「GSX-Rの40年」ではまず、”アルミフレーム+カウリング+4スト最強水冷4気筒”のGSX-R(400)を紹介。 1980年代初頭に始まった空前のバ[…]
“グローバルカラー”をうたうマットパールホワイト インディアヤマハモーター(IYM)は、水冷単気筒エンジンを搭載するフルカウルスポーツ「R15 V4(V4=第4世代の意 ※日本名YZF-R15)」の新[…]
欧州仕様に準じた仕様でKYB製フロントフォーク、ウイングレット、ブレンボキャリパーなどを採用するR1 2026年シーズンをヤマハ車で戦うライダーに向け、サーキット走行専用モデルの新型「YZF-R1 レ[…]
兵庫県西明石発、エンジニアリングの宝石がここに まだまだ続くよ北米で! 国内では2021年モデルの予約受注をもって販売終了が宣言されたニンジャH2/H2カーボン、およびクローズドコース専用のモンスター[…]
人気記事ランキング(全体)
世界初公開の2機種はいずれもモーターサイクル カワサキが発表したジャパンモビリティショー2025出展モデルで確定しているのは、日本初公開となる「Z1100 SE」、スーパーチャージドエンジンを搭載した[…]
電子制御CVTにより街乗りもスポーティ走りも思いのまま! ヤマハは、インドネシアや日本に続いて新型スクーター「NMAX155」を欧州市場に投入する。これまでNMAX125のみラインナップ(一部地域では[…]
ENGINE:世界最速を目指してたどり着いた型式 ヤマハやスズキのような“専業メーカー”ではなかったけれど、’54年から2輪事業への参入を開始したカワサキは、基本的に2ストロークを得意とするメーカーだ[…]
新型CBは直4サウンドを響かせ復活へ! ティーザー画像から判明したTFTメーターとEクラッチ搭載の可能性 ホンダは中国がSNS『微博』にて、新たなネオクラシックネイキッドのティーザー画像を公開したのは[…]
重点的な交通取締り場所は決まっている 安全運転を心がけていても、パトカーや白バイの姿を目にすると、必要以上にドキッとしたり、速度メーターを確認したりするといった経験がある、ドライバーやライダーは少なく[…]
最新の投稿記事(全体)
1300ccのX4エンジンで排気量アップ、冷却フィンがついて2本マフラーの出立ちに! 1992年、ホンダはCB1000 SUPER FOUR、別名「BIG-1」で水冷でノッペリしたシリンダー外観のビッ[…]
新商品がお値打ち価格で登場! CIEL(シエル)総発売元の株式会社 LINKS は、時速 約280km の爆風で水滴やほこりを吹き飛ばす「コンパクト エアダスター」をクラウドファンディング「CAMPF[…]
「ハーレーダビッドソン東大阪」と「AELLA」が共同開発 ブラックに塗装されたメガホン形状のサイレンサーは、ハーレーダビッドソン東大阪と京都のカスタムパーツメーカー「AELLA(アエラ」)が共同で開発[…]
スズキの高性能車が信頼するPシリーズの証 2017年に「軽量かつ長寿命で高安全な始動用リチウムイオンバッテリー」として登場したHYバッテリーPシリーズは、以来25万個以上が生産され、二輪車市場で高い信[…]
乗ってみた! APトライク250 やっと乗るチャンスがやってきました。APトライク250を作った、株式会社カーターさんのご協力によるものです。ありがとうございます! 以前は同様にAPトライク125も体[…]
- 1
- 2