
ライダー予備軍や免許取り立てなら、知らないことばかりなのは当たり前。だけどキャリアの長いライダーだって「知っているようで解らない」ことがけっこうあったりする。理解していなくてもバイクには乗れるけれど、知っていればトクするコトや、バイクライフが深まるヒントもたくさん。コッソリ知って、貴方も今日からベテランだ。この記事では、混同しがちな2つのワードに関するギモンについて答えるぞ! ※回答は編集部独自の見解であり、諸説あります。
●文:ヤングマシン編集部 ●イラスト: 田中斉
A:どちらも不具合。後ろはアフター、バックは戻ると覚えるべし
未燃焼ガスがシリンダー外で燃えるという意味では、どちらも同じ”不調”を表している。アフターファイアーはマフラー側に流れた未燃焼ガスが引火する現象。これが発生するのは、ほとんどが減速時。加速時やスロットルオンでも発生する場合、バイクに大きな異常がある可能性あり。早急にバイク屋さんでメンテナンスしてもらおう。
一方のバックファイアーは、吸気バルブを越えて燃焼が吹き返す現象。とくにキャブレター車で起こりやすく、ECUやインジェクターによる燃料の噴射タイミングや噴射量、点火タイミングなど、あらゆる面で電子制御が実施されている最近のバイクでは基本的に発生しない。もっとも、チューニングエンジンや、レース仕様はこの限りではないけれど。
バックファイアーのなにがまずいって、キャブ車ならそこにはガソリンが…。爆発や炎上も起こりかねない、かなり危険な症状なのだ!
【バックファイアー(上)とアフターファイアー(下)のイメージ】バックファイアーは吸気側、アフターファイアーは排気側。ハードチューンのカーレースなどでマフラーから火を噴いているのは、アフターファイアーだ。ショーなどであえて「見せる」場合も。
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