MotoGPライダーも着用するSHOEIのハイエンドフルフェイス『X-Fifeen(エックスフィフティーン)』に、マルク・マルケス選手のレプリカモデル『X-Fifeen MARQUEZ HOLI(マルケス ホーリー)』が登場する。販売開始予定は2025年4月で、9月までの受注期間限定モデルとなる。
●文:ヤングマシン編集部(山下剛) ●外部リンク:SHOEI
見る角度によって印象が異なるカラフルなグラフィックが特徴
MotoGPに昇格した2013年から在籍したホンダを離れ、2024年からグレシーニ・レーシング(ドゥカティ)に移籍したマルク・マルケス選手だが、4月より販売される最新レプリカヘルメットはホンダ時代となる2023年の第13戦、インドGPで着用したグラフィックだ。
「HOLI(ホーリー)」とは、インドやネパールで開催されているヒンドゥー教の伝統的な祭典のことで、色とりどりの粉をかけ合って春の訪れを祝う祭りだ。新登場となるマルクレプリカも、赤、橙、紺、青、緑などさまざまな色をグラデーションで表現した、とてもカラフルなグラフィックとなっている。また、全体にラメを散らした細かな仕事によって、華やかなに仕上がっている。もちろん、マルク・マルケス選手のアイコンである蟻のグラフィック、車両ナンバーの93もあしらわれ、レプリカモデルであることをしっかりとアピールしている。
『X-Fifeen』は、SHOEIフルフェイスのフラッグシップとなるスポーツモデル。帽体形状は風洞実験とレースからのフィードバックを生かしたもので、時速350km/h超の速度域でも安定した空力性能を発揮するよう設計されている。従来モデルよりも、浮き上がる力を1.6%、前方から押し付けられる力を6.1%も低減している。これにより、ライダーの身体の負荷を軽減し、集中力を持続させる。一般ライダーはこの速度域で走行する機会がなかなかないが、この効果は一般公道やサーキット走行会レベルの速度域でも発揮される。
国際レース参戦に必要なFIM、国内レースに欠かせないMFJ規格も取得しているから、サーキットでのスポーツ走行やサンデーレースを楽しむライダーも安心だ。
レーシングポジションで最適化されるベンチレーションシステム、レーシングシールドロック、前傾姿勢時の広い視界を確保するアッパーフィールドオブビジョン、走行中の水分補給をサポートするレディフォーハイドレーションシステムなど、フラッグシップならではの機能性が盛り込まれている。
安全性と快適性を重視するなら、サーキット走行をせずとも市街地走行からツーリングまで愛用できるフルフェイスヘルメットだ。
SHOEI X-Fifeen MARQUEZ HOLI
●価格:10万100円 ●サイズ:XS(53-54cm)、S(55-56cm)、M(57-58cm)、L(59-60cm)、XL(61-62cm)、XXL(63-64cm) ●色:赤×青(TC-1) ●規格:JIS、FIM、MFJ ●構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber) ●付属品:布袋、ブレスガードJ、チンカーテンD、シリコンオイル、防曇シート、ロアエアスポイラー、SHOEIロゴステッカー、シールド用ステッカー(No.11ステッカー) ●:発売時期:2025年4月(受注期間は9月まで)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(SHOEI)
ソリッドカラーながらも鮮やかな原色はライダーの闘争心を燃やす! MFJ公認だからモトクロスやエンデューロといったオフロードレース参戦にも最適で、林道ツーリングでもその性能を如何なく発揮する本格派オフロ[…]
落ち着きと華やかさを併せ持つアンスラサイトメタリック Z-8はSHOEIフルフェイスヘルメットのラインナップの中でも幅広く使えるモデルで、市街地走行やツーリングを中心にサーキット走行会などにも対応する[…]
カワサキモータースジャパンは、SHOEIとのコラボレーションモデル『カワサキ X-Fifteen ESCALATE(エスカレート)』を2025年1月8日より全国のカワサキプラザ限定で予約受付を開始する[…]
レーシングコースのイメージを細やかなグラフィックで鮮やかに表現したモデル SHOEIが積極的にグラフィックモデルを投入しているZ-8のニューフェイスは“ニーダウン”で、ずばり“ヒザスリ”だ。ヘルメット[…]
システムヘルメットであることを忘れさせる秀逸なグラフィック ネオテック3のグラフィックモデル第4弾は、ブラックをベースとしてブルーのグラデーションとホワイトを巧みに配したデザインの『フラグメンツ』だ。[…]
最新の関連記事(ヘルメット)
ソリッドカラーながらも鮮やかな原色はライダーの闘争心を燃やす! MFJ公認だからモトクロスやエンデューロといったオフロードレース参戦にも最適で、林道ツーリングでもその性能を如何なく発揮する本格派オフロ[…]
落ち着きと華やかさを併せ持つアンスラサイトメタリック Z-8はSHOEIフルフェイスヘルメットのラインナップの中でも幅広く使えるモデルで、市街地走行やツーリングを中心にサーキット走行会などにも対応する[…]
首都圏のバイク用品店 3店舗で開催 去る1月25日(土)、東京都と埼玉県のバイク用品店3店舗において、アライヘルメット プレゼンツによるMotoGPライダー小椋藍選手のトークショー&サイン会が実施され[…]
カワサキモータースジャパンは、SHOEIとのコラボレーションモデル『カワサキ X-Fifteen ESCALATE(エスカレート)』を2025年1月8日より全国のカワサキプラザ限定で予約受付を開始する[…]
レーシングコースのイメージを細やかなグラフィックで鮮やかに表現したモデル SHOEIが積極的にグラフィックモデルを投入しているZ-8のニューフェイスは“ニーダウン”で、ずばり“ヒザスリ”だ。ヘルメット[…]
人気記事ランキング(全体)
カワサキUSAが予告動画を公開!!! カワサキUSAがXで『We Heard You. #2Stroke #GoodTimes #Kawasaki』なるポストを短い動画とともに投稿した。動画は「カワサ[…]
もう走れるプロトがある! 市販化も明言だ 「内燃機関領域の新たなチャレンジと位置づけており、モーターサイクルを操る楽しさ、所有する喜びをより一層体感できることを目指している。走りだけでなく、燃費、排ガ[…]
通勤からツーリングまでマルチに使えるのが軽二輪、だからこそ低価格にもこだわりたい! 日本の道に最適なサイズで、通勤/通学だけでなくツーリングにも使えるのが軽二輪(126~250cc)のいいところ。AT[…]
根強い人気のズーマー 2000年代、若者のライフスタイルに合ったバイクを生み出すべく始まった、ホンダの『Nプロジェクト』。そんなプロジェクトから生まれた一台であるズーマーは、スクーターながら、パイプフ[…]
「日本の旗艦が世界を討つ」 今から約半世紀前の1959年は、ホンダがマン島TTレースおよび世界GPに挑戦を開始した年だ。 同年、戦後より国民の移動手段として補助エンジンや実用二輪車を製造販売してきたホ[…]
最新の投稿記事(全体)
ユーロ5+に対応したビッグボクサーはブラッシュアップしたルックスで登場 R18は、BMWモトラッド史上最大排気量となる1802cc空油冷水平対向2気筒エンジンを搭載するクルーザーだ。2024年モデルで[…]
スズキGT750 概要:対CBフォア、愛称”ウォーターバッファロー” 1969年に発売されたカワサキ マッハIIIに対抗するかのように、並列3気筒を選び、なおかつ750ccの大排気量と水冷を採用したの[…]
※記事中の画像のキーパターンは加工してあります ホコリや汚れを呼ぶ潤滑スプレー 鍵を差すときに動きが渋いなーとか、引っ掛かるなーと感じたことはありませんか? 家の鍵や自転車の鍵、倉庫の南京錠など、身の[…]
見る角度によって印象が異なるカラフルなグラフィックが特徴 MotoGPに昇格した2013年から在籍したホンダを離れ、2024年からグレシーニ・レーシング(ドゥカティ)に移籍したマルク・マルケス選手だが[…]
2ストローク初心者に知っておいて欲しいこと 日本国内では製造中止から18年経った、2ストロークエンジンのオートバイ。未だに人気が衰えないどころか、半ば伝説化していて、若いライダーの注目も集めているとか[…]
- 1
- 2