
ホンダのクラシック系125を専売するカブハウス(CUB HOUSE)は、「モンキー125」の特別仕様として「モンキー Z125R スペシャルエディション」を発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ)
1984年型のダートバイク『Z50R』がモチーフ
ホンダはタイで、モンキー125(現地名:モンキー)の特別仕様として「モンキー Z125R スペシャルエディション(MONKEY Z125R SPECIAL EDITION)」を発表した。
タイでホンダのクラシック系125を専売するカブハウスでは毎年のように特別仕様を発売していて羨ましい限り。今回のZ125Rスペシャルエディションはヘッドライト上に小ぶりなウインドシールドを設け、燃料タンクなどボディカラーには鮮やかな赤、サイドカバーはゼッケンプレートを思わせる黄色、そして往年のホンダのオフロード車が採用していた青いシートでスタイルを仕上げている。燃料タンクの大きなイエローウイングマークも特別仕様ならではだ。
このカラーリングは1980年代中盤のホンダ製オフロード専用モデルに採用していたもので、国内でも競技専用車両のXR250Rが同様のカラーリングで1985年に発売されている。
現地価格は、標準モデルの9万9700バーツ(日本円換算約42万3000円・8/26現在)に対し、モンキー Z125R スペシャルエディションは11万3000バーツ(約47万9000円)。専用デザインのヘルメットもセットになっているようだ。
↓こちらは1984年型のZ50R。海外向け(主に北米)のモデルだった。国内では1992年にZ50Rが発売されているが、スリムなシートや白ベースのカラーリングでかなり異なるスタイリングになっている。
編集部を探したら出てきた1984年型Z50Rのカタログ。3段トランスミッションに自動遠心クラッチを組み合わせ、前ブレーキは手で、後ブレーキは足で操作した。表紙で並走しているのはXR200だ。
HONDA MONKEY Z125R SPECIAL EDITION[2024 Thai model]
HONDA MONKEY Z125R SPECIAL EDITION[2024 Thai model]
車名 | MONKEY(タイ仕様) |
型式 | Z125MN 2TH |
全長×全幅×全高 | 1711×754×1028mm |
軸距 | 1143mm |
最低地上高 | 174mm |
シート高 | 775mm |
キャスター/トレール | 25°0′/82mm |
装備重量 | 103kg |
エンジン型式 | 空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ |
総排気量 | 123.94cc |
内径×行程 | 50.0×63.1mm |
圧縮比 | 10.0:1 |
最高出力 | ── |
最大トルク | ── |
変速機 | 常時噛合式5段リターン |
燃料タンク容量 | 5.6L |
WMTCモード燃費 | ── |
タイヤサイズ前 | 120/80-12 |
タイヤサイズ後 | 130/80-12 |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
乗車定員 | 1名 |
価格 | 9万9700バーツ (Z125Rスペシャルエディション=11万3000バーツ) |
発売日 | ── |
HONDA MONKEY Z125R SPECIAL EDITION[2024 Thai model]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
【岡崎静夏 おかざき・しずか】ルックスはキュートなバイク女子。走りは全日本ロードレース選手権J-GP3クラスでシリーズランキング4位を獲得する実力!! E-クラッチがもたらす超スムーズな変速に感動 今[…]
新5色ラインナップとなった2022年モデル 2022年モデルが発売されたのは、2022年6月23日のこと。2021年のフルモデルチェンジの際には、新設計の水冷エンジンが4バルブの「eSP+(イーエスピ[…]
その名も「V3R」と「V3R E-COMPRESSOR」だ! ホンダが全く新しい4ストロークV型3気筒エンジンのコンセプトモデルを公開したのは、2024年秋のEICMA(ミラノショー)でのこと。かつて[…]
“PLUS”=HondaGOの有料制会員プログラム HondaGOバイクレンタルやHondaGOバイクギアなど、さまざまなサービスを提供するHondaGO。そのサービスをひとつのアカウントで利用できる[…]
110ccベースの4kW制限モデル=新基準原付 2025年11月の新排出ガス規制導入によって50cc原付・現行モデルの継続生産が困難になり、新たに110~125ccのモデルをベースとした車両に4kW([…]
最新の関連記事(モンキー125)
タイホンダ創立60周年を記念したスペシャルエディション 特別仕様車の製作に旺盛なカブハウスは、タイホンダの創立60周年を記念した「New Monkey Chrome Legacy Limited Ed[…]
黄色いモンキー125は、チェック柄シートの“バナナイエロー”以来! ホンダは欧州で125ccモデル×3車を発表。いずれも日本で販売中のカラーリングを纏ったモンキー125、ダックス125、スーパーカブC[…]
125ccのMTバイクは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)[…]
125ccクラスは16歳から取得可能な“小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり[…]
グロムとは違うのだよ、このモンキー125は! 2018年7月、オールドウイングシリーズ第1弾として、スーパーカブC125よりも2か月だけ早く発表&発売されたモンキー125。思えばこのモンキー125とス[…]
人気記事ランキング(全体)
まず車間が変わることを理解しておこう! ツーリングでキャリアのある、上手なライダーの後ろをついてゆくのが上達への近道。ビギナーはひとりだと、カーブでどのくらい減速をすれば良いかなど判断ができない。そう[…]
ヤンマシ勝手に断言。これでレースに出るハズだ!! 「CB1000Fコンセプト モリワキエンジニアリング(以下モリワキCB)」は、見ての通り、ホンダCB1000Fコンセプトをレーサーに仕立てたカスタムモ[…]
ナンバー登録して公道を走れる2スト! 日本では20年以上前に絶滅してしまった公道用2ストローク車。それが令和の今でも新車で買える…と聞けば、ゾワゾワするマニアの方も多いのではないか。その名は「ランゲン[…]
モバイルタイプでも水の勢いは十分。洗車での活躍は間違いなし 今回発売されるケルヒャー「OC 5 Handy CB」は、もっと手軽に、どこでも洗浄したいというユーザーの持ち運びニーズに対応した、ガンタイ[…]
タイホンダ創立60周年を記念したスペシャルエディション 特別仕様車の製作に旺盛なカブハウスは、タイホンダの創立60周年を記念した「New Monkey Chrome Legacy Limited Ed[…]
最新の投稿記事(全体)
【岡崎静夏 おかざき・しずか】ルックスはキュートなバイク女子。走りは全日本ロードレース選手権J-GP3クラスでシリーズランキング4位を獲得する実力!! E-クラッチがもたらす超スムーズな変速に感動 今[…]
QBRICK(キューブリック):据え置き/持ち運びどちらもOK。多彩なボックスを連結して自分仕様の収納ができる 共通のジョイント機構により、多様な形状や容量のボックスを自由に連結、分割できるQBRIC[…]
新5色ラインナップとなった2022年モデル 2022年モデルが発売されたのは、2022年6月23日のこと。2021年のフルモデルチェンジの際には、新設計の水冷エンジンが4バルブの「eSP+(イーエスピ[…]
15番手からスタートして8位でフィニッシュした小椋藍 モナコでロリス(カピロッシ)と食事をしていたら、小椋藍くんの話題になりました。「彼は本当にすごいライダーだね!」と、ロリスは大絶賛。「ダイジロウ・[…]
筑波サーキット向けにカスタム中 「X350ウィズハーレー編集部号」は、2024年12月現在、サーキット、とくに筑波サーキットでタイムを削るためのカスタムを進めている。過去、全日本選手権に出場し、筑波サ[…]
- 1
- 2