
ヤマハは、モーターサイクル並みのフロントフォークや水冷ブルーコアエンジンを備えたスポーティな軽二輪スクーター「XMAX ABS」にニューカラーを設定し、2024年モデルとして5月9日に発売すると発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ヤマハ
半年前にモデルチェンジし、早くも新色を投入!
ヤマハは、2017年に誕生し2023年にモデルチェンジした軽二輪スクーター「XMAX」に新色×4を投入し、2024年モデルとして5月9日に発売する。車体色は全てが新色になり、価格とスペックに変更はない。
2023年のモデルチェンジでは、「X」モチーフのLEDヘッドライト&ポジションランプ、テールランプによる新スタイリングを採用し、ディテールの質感も向上。スマートフォン連携機能と2画面構成の新型メーター(4.2インチカラーTFTインフォテイメントディスプレイ/3.2インチLCDスピードメーター)を採用したことにより、利便性も追求した。ブレーキタッチの向上やシートの質感向上なども見逃せない。
XMAXはモーターサイクルと同様にアッパーブラケットを持つフロントフォーク締結方式を採用し、スクーターの概念を超えた走りが持ち味。最新排出ガス規制に適合したブルーコアエンジンにはTCS(トラクションコントロールシステム)が組み合わされ、TMAX560を長兄とするMAXシリーズに恥じないスポーティなスクーターに仕上がっている。
前述のメーターは、専用アプリ「YAMAHA Motorcycle Connect(Y-Connect)」をインストールしたスマートフォンとペアリングするすることで以下のように機能を拡充できる。
TFTインフォテイメントディスプレイに電話やメールの着信、スマートフォンの電池残量などを表示可能に。また、スマートフォン画面ではエンジン回転数、スロットル開度などの表示、オイル・バッテリーのメンテナンス推奨時期のお知らせや燃費管理、車両の最終駐車位置の確認などができる。さらに、無料のナビアプリ「Garmin StreetCross」をインストールしたスマートフォンと「CCU」を接続すると、TFTインフォテイメントディスプレイをナビ画面として使うことができる。
ヤマハ XMAX のカラーバリエーションとスペック
車名 | XMAX ABS |
認定型式/原動機打刻型式 | 8BK-SG70J/G3P9E |
全長×全幅×全高 | 2180×795×1410/1460mm |
軸距 | 1540mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 795mm |
キャスター/トレール | 26°30′/95mm |
装備重量 | 181kg |
エンジン型式 | 水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ |
総排気量 | 249cc |
内径×行程 | 70.0×64.9mm |
圧縮比 | 10.5:1 |
最高出力 | 23ps/7000rpm |
最大トルク | 2.4kg-m/5500rpm |
変速機 | Vベルト無段変速(オートマチック) |
燃料タンク容量 | 13L |
WMTCモード燃費 | 33.8km/L(クラス2、サブクラス2-2、1名乗車時) |
タイヤサイズ前 | 120/70-15 |
タイヤサイズ後 | 140/70-14 |
ブレーキ前 | 油圧式ディスク |
ブレーキ後 | 油圧式ディスク |
乗車定員 | 2名 |
価格 | 70万5000円 |
車体色 | 艶消し赤味灰、艶消し灰、黒、灰 |
発売日 | 2024年5月9日 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ヤマハXMAXを購入したい! 車両販売情報はこちら
最新の関連記事(ヤマハ [YAMAHA])
オイルひとつでエンジン特性が激変!! ヤマハ純正オイル「ヤマルーブ」。4ストロークエンジン用のオイルだけでもさまざまなグレードが用意されているが、いったいナニがどう違うのだろうか? はたして一般ライダ[…]
フルモデルチェンジを受け小変更に留まった MT-09をベースとしたネオレトロモデルで、1980年代レーサーをオマージュしたようなスタイリングに仕立てられているXSR900。 バーエンドミラーやブレンボ[…]
1971年の東京モーターショーに突如出現した750cc2スト並列4気筒、YZR500の4気筒マシン・デビュー2年前! いまでもファンの間で幻のドリームマシンとして語り継がれるヤマハGL750。その衝撃[…]
ガチの原付二種ライバルを徹底比較! 原付二種と呼ばれる、50cc超~125cc以下のバイクはユーザーメリットが多い。任意保険は4輪車などに付帯させるファミリーバイク特約が使えるし、自動車税も90cc以[…]
凛としたトラディショナルをカジュアルクラシックで訴求! ヤマハが1992年にリリースしたSRV250は、1988年のXV250Viragoで開発した空冷250Vツインを搭載、感度の高いトラディショナル[…]
最新の関連記事(新型スクーター)
ガチの原付二種ライバルを徹底比較! 原付二種と呼ばれる、50cc超~125cc以下のバイクはユーザーメリットが多い。任意保険は4輪車などに付帯させるファミリーバイク特約が使えるし、自動車税も90cc以[…]
ベスパ LX 125 ■空冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ 124cc 10.6ps/7250rpm シート高785mm 車重120kg ●価格:46万2000円 ●色:ユーフォリコライラック(新[…]
利便性を追求したリトル・バーグマン アドレス125、アヴェニス125に続くスズキ最新世代の原付二種スクーターシリーズ・第3弾として2023年春に登場したのがバーグマンストリート125EX。初登場から2[…]
LCDメーターがTFTにグレードアップ、外観も一新! リーニングマルチホイール=LMW採用の原付二種スクーターとして独自の地位を築いているヤマハの「トリシティ125」が欧州でマイナーチェンジ。最新YZ[…]
通勤エクスプレスには低価格も重要項目! 日常ユースに最適で、通勤/通学やちょっとした買い物、なんならツーリングも使えるのが原付二種(51~125cc)スクーター。AT小型限定普通二輪免許で運転できる気[…]
人気記事ランキング(全体)
コーデュラ(R)ユーロ3Dメッシュジャケット:プロテクションと通気性を両立 ライダーの安全と快適を追求した一着。腕部分には耐摩耗性に優れたコーデュラ(R)素材を採用。万が一の転倒時にもダメージを軽減す[…]
ホンダ GB350S カスタムコンテストが欧州で開催 ホンダが欧州で開催した正規ディーラー向けカスタムコンテスト「Honda Garage Dreams Contest」で、スペインのHONDA MO[…]
SHOEIは、2025年5月9日に東本昌平のイラストをSNSで公開。このとき「WYVERN(ワイバーン)」を被っているライダーが唐突に現れたことから、もしや復活ではとの噂が立ったが、2025年6月2日[…]
スズキではレアだった並列2気筒は、GSX-8Sの遠い先祖かも? 今回ご紹介するスズキGR650は1983年3月30日にデビューしました。 1983年といえば、日本のバイク史に記憶される年号のひとつと思[…]
予選はCBR1000RR-RとCBR600RRがトップタイムだったが…… 今年のマン島は、予選ウィークがはじまった5月26日から雨が降らない日が一日もない、悪天候に見舞われた。そのため予選はことごとく[…]
最新の投稿記事(全体)
運を味方につけたザルコの勝利 天候に翻弄されまくったMotoGP第6戦フランスGP。ややこしいスタートになったのでざっくり説明しておくと、決勝スタート直前のウォームアップ走行がウエット路面になり、全員[…]
25SJ-1 レザージャケット:普段使いもスマートに決まる、大人のレザージャケット ふだん使いにも最適な、シンプルでスタイリッシュなレザージャケット。バイクに乗る際はもちろん、街着としてもコーディネー[…]
モトラのデザインエッセンスが令和に登場 バブルが弾ける前、空前のオートバイブームが訪れた1980年代には現在では思いもよらぬほど多種多様なモデルが生まれた。ホンダからは、トールボーイデザインの新しいコ[…]
そもそもなぜお尻は痛くなるのか? バイクでのロングツーリングは、お尻の痛みとの戦いともいえます。これは長時間の着座状態により、お尻の血管を圧迫することで血行不良を起こし、お尻の痛みにつながります。解消[…]
オイルひとつでエンジン特性が激変!! ヤマハ純正オイル「ヤマルーブ」。4ストロークエンジン用のオイルだけでもさまざまなグレードが用意されているが、いったいナニがどう違うのだろうか? はたして一般ライダ[…]
- 1
- 2