![2025 ホンダCB1000[予想モデル]](https://young-machine.com/main/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ホンダが開発中と目される、CB1000ホーネットをベースとするニューモデル「CB1000」。ペットネームの付かないシンプルな車名から、ヤングマシンではオーセンティックなデザインのネイキッドモデルと予測しているが、今回、新たな情報を入手した。このCB1000、日本市場の専用モデルになるらしいのだ?!
●文:ヤングマシン編集部 ●CG:鰭崎真司
小ロット生産の国内専売機になる ?
【HONDA CB1000Hornet:ベースとしても優秀な性能&価格を実現?!】2023年のミラノショー(EICMA)で登場した新生ホーネット系のトップモデル。SC77・CBR1000RRの4気筒エンジン(150ps以上とのアナウンス)をスチール製ツインスパーフレームに搭載し、スロットルバイワイヤーやスマホ連動メーターなど必要十分な電子制御を投入しつつ、コスト面にも留意。リーズナブル路線での展開が予想される。日本導入も間近との情報だ。●予想価格:125万円前後 ●予想発売時期:2024年4月頃
以前にWEBヤングマシンでスクープしたホンダのニューモデル「CB1000」。今春のモーターサイクルショーで展示される予定のニューモデル・CB1000ホーネットの派生機種として、ペットネームのつかないモデルの開発が進んでいるという記事は大きな反響を呼んだ。
この時点では車名程度の情報しか掴めなかったものの、CB1000は日本市場の専売機種で、2026モデルとして投入されそうだ…ということがその後の調査で見えてきた。この新情報を元に、現時点におけるCB1000像を予測してみたい。
まず、1000cc級のホンダ車で日本専売モデルと聞けば、2つの機種がすぐに思い浮かぶはず。ひとつは2022年に発売されたホーク11。既存のエンジンやフレームを用いつつ、市場や台数規模に応じた専用化を実現する「アーキテクチャーシリーズプロジェクト(ASP)」を初導入したモデルだ。
ホークのアイデンティティであるFRP製ロケットカウルは、まさにASPの賜物。この技術は、個性的なバイクの少量生産を可能としてくれるのだ。日本専売となれば、世界戦略車のホーネットほどの販売台数は望めないであろうCB1000だが、ASPを駆使すれば日本人にどストライクな1台に仕上げることも可能になるはず。日本でどんながバイクが好まれるかは…言うまでもないだろう!!
【ホーク11流の開発体制?! 】アフリカツインのリソースを用いて開発されたASP1作目がホーク11。個性的なFRP製ロケットカウルや専用設計のエアボックスなどは、ASPによって採用が可能になった。
【Eクラッチも選べそう】現在開発中の弟分・新CB400はEクラッチの採用が濃厚。ならば兄貴分に採用されないワケがない。登場時はMTオンリーとしても、マイナーチェンジ時には追加される?
プロジェクトBIG-1は30年越しの新章へ?!
CB1000が日本市場に特化した1台になるなら、それは暗にCB1300との世代交代を意味しているはずだ。2020年にユーロ5はクリアしたものの、1300は今後の規制に対応する余力は少ないと言われるし、威風堂々たる体躯は魅力である反面、260kgを超す車重を重荷に感じるライダーも増えている。
となれば、新生CB1000が1300の後継機と考えるのはごく自然。ホーネットベースなら規制クリアはもちろん、マイナス50kgレベルの軽量化で1300を遥かに上回る運動性や取り回しも手に入る。技術面ではホンダが採用拡大を目論む新世代MT“Eクラッチ”の搭載も当確だろう。1300の後継機なら、デザインもその流れを汲んでくるか?!
2026モデルということは、2025年秋頃のショーでお披露目となる可能性が高い。いずれにせよホンダがジャパニーズCBの系譜を途絶えさせず、継続させようと努力しているのは間違いない。昨年で30周年を迎えた“BIG‐1”をこうした形で後世に繋いでくれるなら…こんなに嬉しいことはない!!
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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