ホンダは、大阪・東京・名古屋モーターサイクルショーの出展概要などを掲載する「Honda MOTORCYCLE SHOW 2024」特設サイトを2月1日にオープン。さらに2月22日、Hondaブース出展概要として主な出展モデルなどを発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:「Honda MOTORCYCLE SHOW 2024」特設サイト
EクラッチのCBR650R/CB650Rをはじめ、CB1000ホーネットやGB350C、アフリカツインなどを出展
3月15日より開催の大阪モーターサイクルショー、3月22日より開催の東京モーターサイクルショー、4月5日より開催の名古屋モーターサイクルショーに向けて、ホンダは「Honda MOTORCYCLE SHOW 2024」特設サイトを2月1日にオープン。出展予定のバイクや用品などの情報は追って発信予定とされていたが、市販予定車やレーシングマシンも含む出展モデルの詳細が発表された。
市販予定車としては、昨秋のEICMA 2023で世界初公開された新型CBR650R/CB650R(Eクラッチ仕様含む)をはじめ、CB1000ホーネット、GB350C、CRF1100アフリカツイン アドベンチャースポーツES DCTが日本初公開。
さらに市販車としてもCBR400R、NX400が日本初公開されるとともに、現行ラインナップモデルもレブル1100T、■CBR1000RR-RファイアーブレードSP、CBR600RR、GB350、GB350S、CBR250RR、レブル250/Sエディション、ADV160、グロム、CT125ハンターカブ、スーパーカブC125、CB125R、ダックス125、EM1 e: がズラリと並ぶ。
このほかコンセプトモデルとして、ジャパンモビリティショー2023で世界初公開された「SC e: Concept(エスシー イー コンセプト)」、さらに競技用車両としてRC213V(2024年カラー)、CBR1000RR-Rファイアーブレード(2023全日本ST1000参戦車両)、CRF450R(2023全日本モトクロス参戦車両)、RTL301RR(2023全日本トライアル参戦車両)、CRエレクトリックプロト(E-エクスプローラー参戦車両)が展示される予定だ。
主な出展モデル:市販予定車
CB1000 HORNET(日本初公開)
新開発のスチール製ツインスパーフレームに直列4気筒エンジンを搭載。サスペンションはフロントに倒立式のショーワ(日立Astemo株式会社)製SFF-BP(セパレート・ファンクション・フォーク・ビックピストン)を、ユニットプロリンク式のリヤサスにショーワ製リヤショックを採用する。小型デュアルLEDヘッドライトによるシャープな表情とグラマラスなボディワークもホーネットらしさを強調している。
CB650R/CBR650R(日本初公開)
マニュアルトランスミッションのクラッチコントロールを自動制御することにより、ライダーのクラッチレバー操作なしでスムーズな発進・変速・停止を可能とした「Honda E-Clutch(ホンダ イークラッチ)」仕様を設定した新型モデル。ともに5インチフルカラーTFT液晶を採用した。
CB650Rの外観は、シュラウド形状やリアカウル形状を変更し、ヘッドライトをエアロマネジメントに寄与するデザインとすることにより、よりシャープな印象とした。
CBR650Rは、デュアルLEDヘッドライトのデザインを変更し、上下カウリングを一新。CBR1000RR-R FIREBLADEイメージのデザインに近づけている。
GB350 C(日本初公開)
開発コンセプトは「The Standard Classical Motorcycle」。GB350やGB350Sがもつシンプルさに、“インディアンクルーザー”のテイストを与えることでよりクラシックで重厚な印象を与えた。フロントからリヤにかけてなだらかなプロポーションとし、前後フェンダーを大型化。また、大型フロントフォークカバーと専用のヘッドライトカバーを装着するとともに、タンク形状や、サイドカバー、エンブレム、マフラーなど細部にわたって変更している。
CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES Dual Clutch Transmission(日本初公開)
エンジンは、圧縮比、バルブタイミング、吸気ポート、ECUセッティングを変更することで、最大トルクを向上させました。さらに、発進時および1−2速間の変速をよりリニアな特性としたほか、軽快な旋回性に寄与させるためフロントホイール径を19インチとし、ライダーへの走行風軽減に貢献するため、フロントカウル形状を変更している。
主な出展モデル:市販車
■Rebel 1100 T ■CBR1000RR-R FIREBLADE SP ■CBR600RR
■CBR400R(日本初公開) ■NX400(日本初公開) ■GB350 ■GB350 S
■CBR250RR ■Rebel250 ■Rebel 250 S Edition ■ADV160 ■グロム
■CT125・ハンターカブ ■スーパーカブC125 ■CB125R ■ダックス125
■EM1 e:
主な出展モデル:コンセプトモデル
■「SC e: Concept(エスシー イー コンセプト)」
交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック イー)」2個を動力源に採用した二輪電動モビリティのコンセプトモデルです。
主な出展モデル:競技用車両
■RC213V(2024 年 FIM※1 ロードレース世界選手権MotoGPクラス参戦カラー車両) ■CBR1000RR-R FIREBLADE(2023年 MFJ※2全日本ロードレース選手権 ST1000クラス 参戦車両) ■CRF450R(2023年 MFJ全日本モトクロス選手権 IA1クラス 参戦車両) ■RTL301RR(2023年MFJ 全日本トライアル選手権 IASクラス 参戦車両) ■CR ELECTRIC PROTO※3(FIM E-Xplorer World Cup参戦車両)
※1 FIMとは、Fédération Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称
※2 MFJとは、Motorcycle Federation of Japan(一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会)の略称
※3 東京モーターサイクルショーHondaブースには展示しません
第40回 大阪モーターサイクルショー2024 開催概要
■開催日時:
2024年 3月15日(金)10:00~17:00
3月16日(土)10:00~17:00
3月17日(日)10:00~17:00
■開催場所:
インテックス大阪 1・2号館、屋外特設会場
第51回 東京モーターサイクルショー 開催概要
■開催日時:
2024年 3月22日(金)10:00~13:00(特別公開)
13:00~18:00(一般公開)
3月23日(土)10:00~18:00(一般公開)
3月24日(日)10:00~17:00(一般公開)
■開催場所:
東京ビッグサイト 西1・2・3・4ホール、アトリウム、西屋上展示場
※ 22日(金)11:30より、Hondaブースにてプレスカンファレンスを行い、2024年度のHondaの国内における二輪の取り組みを紹介します
第3回 名古屋モーターサイクルショー 開催概要
■開催日時:
2024年 4月5日(金) 10:00~17:00
4月6日(土) 9:00~17:00
4月7日(日) 9:00~17:00
■開催場所:
Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
既存のMT車にも順次導入か ホンダがEICMA2023で初公開した「Honda E-Clutch(Eクラッチ)」は、マニュアルトランスミッション(MT)車にクラッチの電子制御を追加する技術で、基本的に[…]
『大きいスーパーカブ』ではない ──では、なぜこのようなシステムを開発したのでしょうか? DCTとの違いについても伺いたいです。 「まず、DCTはオートマチックトランスミッションの一種ですが、Eクラッ[…]
車体色はプコブルーとマットパールモリオンブラックか? ホンダは国内SNSで、インドで前日に発表したばかりのCB350の日本仕様と思われる「GB350 C」を国内で発売予定と発表した。 公開された画像か[…]
やはり伝統のモノバックボーンフレームは捨ててきた かつてのホーネットシリーズあるいはCB1000Rは、スチール製またはアルミ製のモノバックボーンフレームを採用してきたが、新型CB1000ホーネットは近[…]
RR-R譲りのアグレッシブなデザインに 2024モデルとなる新型「CBR500R」は、CBR1000RR-Rにインスピレーションを受けた新ボディワークと、形状を改めたLEDヘッドライト/テールライトに[…]
最新の関連記事(モーターサイクルショー/モーターショー)
ウィズハーレー、ヤングマシンファミリーメディアとして参加! バイクシーズンの到来を告げる毎年恒例のビッグイベント「東京モーターサイクルショー2024」は、東京ビッグサイトにて3日間(3/22-3/24[…]
エンジンとメインフレーム、ホイールなどはGB350と一緒だが…… ホンダは、3月15日に大阪モーターサイクルショーで、3月22日に東京モーターサイクルショーで、そして4月5日には名古屋モーターサイクル[…]
平面を活かしたスタイリッシュなデザイン 4WD車のカスタムパーツ販売で知られる88ハウスは近年、電動キックボード「エリートマックス」シリーズに力を入れている。その新たな展開として登場したのが、原付区分[…]
おもちゃ感溢れる‘60sレーサー風:ONE-JOY125 ホンダ モンキー125より小ぶりな車体に、ホンダRC166に代表される’60年代のロードレーサー風のデザインをまとわせた一台。シングルシートに[…]
先日の大阪/東京開催に続いて、「名古屋モーターサイクルショー2024」が4/5(金)〜7(日)に開催されます。それぞれのメーカーによる新型車のお披露目も気になるところですが、ぜひヤングマシン(内外出版[…]
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
日本でも公開されたNT1100ポリスの北米バージョン! アメリカンホンダは、欧州を中心としたスポーツツーリングマーケットで人気車となっているNT1100を警察仕様として北米初導入することを発表した。 […]
※タイトル写真は欧州仕様 デイタイムランニングライトにウインカーを統合 ホンダが新型「X-ADV」を国内でも正式発表。EICMA 2024で初公開されたもので、ヘッドライトまわりを含むフェイスリフトに[…]
全国170店超のHonda Dreamで開催中 Honda CBR650R/CB650Rに搭載された世界初のクラッチ自動制御メカ「Honda E-Clutch(イークラッチ)」。その実力を誰でも気軽に[…]
軽快性や機敏性だけでなく安心感にも優れるのが長所 2024年の夏はジムに通ってトレーニングに取り組むことを決意したのですが、私にしては珍しく、飽きることなく続いています。さらにこの夏休みは、ロードやモ[…]
1位:2024秋発表のヤマハ新型「YZF-R9」予想CG 2024年10月に正式発表となったヤマハのスーパースポーツ・YZF-R9。2024年2月時点で掴めていた情報をお伝えした。これまでのYZF-R[…]
人気記事ランキング(全体)
バイクショップとは思えない機器を活用して、手間のかかる下地作りや磨き作業を効率アップ 新車から何十年もの時を経たオリジナルコンディション車と、フルオーバーホール/再塗装/再メッキが施されたレストア車両[…]
スピード感を纏ってクオリティアップ ホイール/エンジンまわり/ステップなどの金属パーツは、パウダーコートや塗装を剥がし徹底的にポリッシュすることで、ノーマルパーツを使いながらも高級感を出した。汎用品で[…]
第1位:X-Fifteen[SHOEI] 2024年10月時点での1位は、SHOEIのスポーツモデル「X-Fifteen」。東雲店ではスポーツモデルが人気とのことで「とにかく一番いいモデルが欲しい」と[…]
モデルチェンジしたKLX230Sに加え、シェルパの名を復活させたブランニューモデルが登場 カワサキは、KLX230シリーズをモデルチェンジするとともに、KLX230Sとしては3年ぶり(その他の無印やS[…]
復活の軽二輪レトロは足着き性抜群、エンジンは大部分が専用設計だ 現在の国内メーカー軽二輪クラスでは唯一となるネオクラシック/レトロスタイルのモデルが待望の登場を果たした。 カワサキが以前ラインナップし[…]
最新の投稿記事(全体)
トラベル・エンデューロの最高峰に自動クラッチ制御が装備! BMWモトラッドのロングセラーモデルであるGSシリーズ。その最上位モデルにあたるのがGSアドベンチャーだ。初代モデルの登場は’02年のR115[…]
機密事項が満載のレーシングマシンたち バイクムック”RACERS(レーサーズ)”は、「いま振り返る往年のレーシングマシン」がコンセプト。それぞれの時代を彩った、レーシングマシンを取り上げている。 現在[…]
日本でも公開されたNT1100ポリスの北米バージョン! アメリカンホンダは、欧州を中心としたスポーツツーリングマーケットで人気車となっているNT1100を警察仕様として北米初導入することを発表した。 […]
“ヨシムラ”がまだ世間で知られていない1970年代初頭のお話 世界初となる二輪用の集合マフラーが登場したのは、1971年のアメリカAMAオンタリオでのレース。当時のバイク用マフラーは1気筒につき1本出[…]
アクアライン上り線の混雑時間帯の料金が1600円に! 2025年4月から新料金制を導入 12月3日に開催された「第4回東京湾アクアライン交通円滑化対策検討会」において、令和7(2025)年4月からアク[…]
- 1
- 2