
住友ゴム工業は、「スポーツマックス ロードスポーツ2」のオールラウンド性能の「スポーツマックスQ5」のアグレッシブなデザインを融合した新型スポーツラジアルタイヤ「スポーツマックスQ5A(SPORTMAX Q5A)」を2024年2月に発売すると発表した。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ダンロップモーターサイクル
名前は「スポーツマックスQ5A」でも、実は「スポーツマックス ロードスポーツ2」と「Q5」の融合モデル
ダンロップが新型スポーツラジアルタイヤ「SPORTMAX Q5A」を発表した。ハイグリップタイヤ「スポーツマックスQ5」ゆずりの名称とアグレッシブなパターンデザインを持つが、立ち位置はオールラウンドスポーツタイヤの「スポーツマックス ロードスポーツ2」の後継モデルだ。守備範囲の広いロードスポーツ2に、Q5系のロンググルーブデザインを融合することで、軽快なハンドリングとロングライフを実現し、さらにドライ・ウエットブリップの性能を高次元で両立している。
発売は2024年2月とされ、価格はオープン価格。一部サイズを除き、「3分割マルチプルとレッド構造」や「アラミド・ジョイントレス・ベルト構造」といった先進のテクノロジーが盛り込まれるほか、フロント6サイズ、リヤ13サイズという豊富なサイズラインナップも特徴だ。
「SPORTMAX Q5A」は「無限の可能性への挑戦、 “A”の称号。」をコンセプトにしたオールラウンドスポーツタイヤ。 ※上の総合性能グラフは相対的な位置付けであり、絶対評価ではないとのこと
強力なコーナリンググリップとウエット性能、さらにロングライフを実現する3分割マルチプルトレッド構造(フロント/リヤ)
※一部サイズを除いて採用
ショルダー部とセンター部に異なるトレッドコンパウンドを配置。ショルダー部にはドライグリップ重視のレース用微粒子カーボン配合、フロントセンター部にはウエットグリップ重視のHi SILICA X(ハイシリカ・エックス)配合、リヤセンター部にはウエットグリップと摩耗性能を両立したHi SILICA(ハイシリカ)配合を採用することで、強力なコーナリンググリップとウエット性能、さらにロングライフを実現した。
軽快なハンドリングと快適な乗り心地を両立するアラミド・ジョイントレス・ベルト構造(フロント)
※一部サイズを除いて採用
フロントにアラミドベルトを0°でスパイラルに巻いたJLB構造を採用。当社従来品比で約6%軽量化に成功した。軽快なハンドリングと快適な乗り心地を両立し、ライダーの集中力維持をサポートする。
ドライハンドリングと排水性を高次元でバランスし、耐偏摩耗性を向上
トレッドセンターからショルダーにかけて角度を変化させたロンググルーブパターンを最適に配置することで、ドライハンドリングとウエットでの排水性を高次元でバランス。また、接地端付近のパターンを細溝化し、剛性を高めることで耐偏摩耗性を向上した。ストリートやツーリングで摩耗が進行した後のハンドリング変化を抑制する。
ダンロップ オンロードラジアルタイヤのポジショニングイメージ表
ダンロップ オンロードラジアルタイヤのポジショニングイメージ表
発売サイズ
◆印は、3分割マルチプルトレッド構造ではなくシングルトレッド構造、かつJLB構造ではなく2CUTベルト構造を採用している。 ※価格はオープン
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
あなたにおすすめの関連記事
D213GPを思わせるコーナリングの安定感 アメリカで主な開発が行われたダンロップの新作ハイグリップタイヤ、スポーツマックスQ5は、いろいろな意味で驚きのタイヤだった。最初の驚きは、暖まりの早さ。全長[…]
街メインでも段減りせず。乗り心地の良さも健在だ '20年3月1日にリリースされたダンロップの「スポーツマックス・ロードスマートIV」。このシリーズの誕生は’07年で、’11年にII、’15年にIIIへ[…]
平均ラップタイムは1.5%も短縮!? 1995年に発売されたダンロップのハイグリップバイアスタイヤ「TT900GP」は、当時のSPレース向け「TT500GP」と公道向け「TT700GP」の要素を集約し[…]
街メインでも段減りせず。乗り心地の良さも健在だ '20年3月1日にリリースされたダンロップの「スポーツマックス・ロードスマートIV」。このシリーズの誕生は’07年で、’11年にII、’15年にIIIへ[…]
古くからハイグリップタイヤとして愛されているダンロップの「TT100GP」に、17インチのラジアルバージョンが登場した。近年のネオクラシック車に適合する、120/70ZR17と180/55ZR17とい[…]
最新の関連記事(タイヤ)
タイヤの内圧規定ってなんだ? 今シーズン、MotoGPクラスでたびたび話題になっているタイヤの「内圧規定」。MotoGPをTV観戦しているファンの方なら、この言葉を耳にしたことがあるでしょう。 ときに[…]
バイクのパンク修理を自分でやるときに知っておきたい基本知識 どんなに注意して走っていても、路面の釘やネジなどを拾ってパンクすることは少なくありません。とくにバイクは路肩を走行する場合も多く、路肩には車[…]
インプレッションタイヤ:スポーツマックスQ5S/Q5A/Q5 スポーツマックスQ5S ストリートからサーキットまでカバーする、優れた運動性能のハイグリップタイヤ。絶大なグリップ力を誇るレース用微粒子カ[…]
交換するだけで愛車がスポーツバイクにもツーリングバイクにもなる タイヤは、すごい。バイクのパーツで唯一路面に接しており、その接地面積は、たったクレジットカード1枚分と言われる。たったこれだけでバイクを[…]
トレッドのグルーブ(溝)は、ウエットでタイヤと接地面の間の水幕を防ぐだけでなく、ドライでも路面追従性で柔軟性を高める大きな役割が! タイヤのトレッドにあるグルーブと呼ばれる溝は、雨が降ったウエット路面[…]
最新の関連記事(ダンロップ)
レース以前にサーキット入りで苦戦 前戦モビリティリゾートもてぎで見せた劇的な4位から3週間、9月12日と13日に全日本ロードレースの第5戦が大分県のオートポリスで行われた。 結果はレース1が7位、レー[…]
辛い土曜日、長島ダム機能せず 「ようやくスタートラインに立てたかな」 全日本ロードレース第4戦もてぎ(2025年8月23日~24日)のレース2を終えた長島哲太は、こう答えた。 会心のレースだった。長島[…]
インプレッションタイヤ:スポーツマックスQ5S/Q5A/Q5 スポーツマックスQ5S ストリートからサーキットまでカバーする、優れた運動性能のハイグリップタイヤ。絶大なグリップ力を誇るレース用微粒子カ[…]
難しい路面状況を利用して前に出る 悔しい開幕戦の途中リタイアから約1か月、全日本ロードレースの第2戦が5月下旬、宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。 第1戦のモビリティリゾートもてぎでは序盤5周[…]
長島哲太×ダンロップ×CBR1000RR-R、2年目の戦いへ 2025年の全日本ロードレースの第1戦が4月20日にモビリティリゾートもてぎで幕を開けた。 ダンロップタイヤを3年計画でチャンピオンの座に[…]
人気記事ランキング(全体)
フレディ・スペンサー、CB1000Fを語る ──CB1000Fのインプレッションを聞かせてください。 とにかくすごく良くて、気持ちよかったよ。僕は何年もの間、新しいバイクのテストをしてきた。HRCのテ[…]
お手頃価格のヘルメットが目白押し! 【山城】YH-002 フルフェイスヘルメットが38%OFF コストパフォーマンスと信頼性を両立させた山城の「YH-002」フルフェイスヘルメット。大型ベンチレーショ[…]
後発のライバルとは異なる独創的なメカニズム 近年では、日本製並列4気筒車の基盤を作ったと言われているCB750フォア。もっとも細部を観察すると、この車両のエンジンには、以後の日本製並列4気筒とは一線を[…]
まさかのコラボ! クロミちゃんがホンダバイクと出会う ホンダがサンリオの人気キャラクター「クロミ」と、まさかのコラボレーションを発表した。クロミがバイクに乗りたくなるというストーリーのオリジナルアニメ[…]
世界初公開のプロトタイプ&コンセプトモデルも登場予定! ホンダが公式素材として配布した写真はモーターサイクルショー展示車および鈴鹿8耐時点のもの、つまりミラー未装着の車両だが、JMS展示車はミラー付き[…]
最新の投稿記事(全体)
前年モデルでTFTディスプレイを獲得した無印 北米スズキは、2005年型GSX-R1000(通称K5)由来の痛快な並列4気筒エンジンを搭載するスポーツネイキッド「GSX-S1000」およびスポーツツア[…]
2025年モデルでエンジンのパフォーマンスアップ、電サスや6軸IMUも採用 ホンダは欧州で2026年型「NT1100」を発表した。2022年に初登場したNT1100は、CRF1100Lアフリカツインの[…]
アメリカで僕もCB1000Fが欲しいなと思っている ──CB1000Fの印象から教えてもらえますか? 前日はHSR九州のサーキットをかなり本気で走行しましたが、その感想も含めてお願いします。 フレディ[…]
低く長いデザインが個性マシマシ! レトロモダンなボバークルーザー 中国から新たな刺客がやってきた! ベンダは2016年設立の新興メーカーで、独自設計のエンジンを搭載したクルーザーを中心に、ネイキッドな[…]
7.3リッターとなる心臓部はコスワースがカスタマイズ 今でこそアストンマーティンの限定車はさほど珍しくもありませんが、2000年代初頭、すなわちフォード傘下から放り出された頃の彼らにとってスペシャルモ[…]
- 1
- 2